週末シティボーイ

平日は信濃の国、週末は花のお江戸。音楽や映画などの話を。

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最近の記事

コム・デ・ギャルソンの財布と断捨離

本当に買ってよかったと思うものは、使う度にその感情が湧き上がってくる。 今年の初めくらいに買ったギャルソンのお財布は、そんなアイテムの一つだ。 そもそもこれが財布なのかもよく分からない。扱いとしてはカードケースかもしれない。 外観は洗練されているが、ジッパーがリボンのデザインになっており、遊び心も感じる。 中の構造はいたってシンプルで、3つの空間に仕切られているだけである。 けれど自分にはカード・お札・小銭を入れる3つの空間があれば、財布としては十分なのだ。 以前は長

    • BUMP OF CHICKEN『話がしたいよ』と一人暮らし

      先月、映画「億男」を観に行って、エンドロールでこの曲を知った。 バンプはしばらく聴いていなかったが、歌詞の表現において、ボーカルの藤原さんはやはり天才だと感じさせられた。 「街がたてる生活の音に、1人にされた」 こんな秀逸な一人暮らしあるある、普通思いつかないって。 帰り道に、どこかの家のキッチンの音が聞こえてきたり、料理の匂いが漂ってきた経験は、多くの方がした事があるはず。 そんな一人暮らしあるあるを、一文に凝縮しちゃう藤原さん、恐るべし。 私はかれこれ5年ほど一人暮

      • STEADY&CO.『Only Holy Story』と引越しの記憶

        12月になったから、冬曲を解禁しよう。 まるで衣替えのような感覚で。 四季の脳内プレイリストに組み込まれた冬モノの曲たちは、再生される季節の訪れを、さぞ待ちわびていたことだろう。 数年前から、この時期になると必ず聴くようになったのが、「Only Holy Story」。 冬の訪れを感じるとともに、その当時不動産屋のラジオで、この曲が流れてた瞬間も思い出す。 「ある曲を聞くと当時の記憶の一部が蘇る」っていう経験は誰しもあると思うが、自分にとってはこの曲がまさにそれだ。

        • SEEDA『LIVIN'』と note

          「才能がなくても積み重ねるから 才能とはそれを楽しめる」 ブログに対するスタンスとして、このリリックが刺さった。 まめに更新するべきだけれども、それが義務になってはいけないし、何より楽しんでいる人の文章は面白いなと。 自分も先日ブログを初めたばかりだけど、この積み重ねを大切にしたいし、少しずつ楽しさも見出せてきている気がする。 ブログを始めることを進めてくれた方も、継続が大事だとおっしゃっていたが、果たして悩める自分にこの先、どんな変化があるのだろうか。 「20まで

        コム・デ・ギャルソンの財布と断捨離

          レディオヘッド『Creep』とカーラジオ

          Bluetoothってのが一般的になってから、車内ではBluetoothを使って、スマホから曲を流して聴くことが当然のようになり、カーラジオなんてのはなかなか聴かなくなった。 けれども、カーラジオから流れる曲には、ノイズがかった音がなんだか懐かしいような、心地いいような不思議な感覚があって、時々その音が恋しくなる。 こないだ久しぶりにカーラジオを聴いてみたんだけど、つけた直後にちょうど流れ始めたのが、レディオヘッドの『Creep』だった。 レディオヘッドの曲も全然知らない

          レディオヘッド『Creep』とカーラジオ

          映画「ボヘミアン・ラプソディ」と家族団欒

          2週間ほど前の話だが、話題の映画「ボヘミアン・ラプソディを観てきた。 Queen好きの両親の影響で中学の頃よく聴いていた(聴かされていた?)が、その日も両親から誘いがあり、一緒に観に行くことに。 遠くはないけれど、久しぶりの帰省。 上映前にもかかわらず、両親はなぜか映画を大絶賛していた。 どうやら先日、同映画を観たばかりで、本日2回目らしい、、、 行きの車内では、「気持ちをつくっていけよ!」という母親の熱血指導のもと、Queenをガンガンにかけて向かった。 そんな両親を横

          映画「ボヘミアン・ラプソディ」と家族団欒

          ラッパー神門の「なら、こう生きよう」に救われた

          今の自分に、自問自答する日々を送っている。 月曜から金曜まで、仕事をこなすことが目的となり、土日を待ちながら暮らす日々。 学生時代に、心のどこかで恐れていた日々を過ごしてしまっている。 不自由だが安定した生活が正解なのか 不安定だが自由な生活が正解なのか そんなタイミングでこの曲に出会った。 衝撃が走った。 「どちらに進めずにいるのはたぶん、どちらも進みたい道だからさ 夢追う日々は魅力だし、安定ある生活もまた魅力ですし」 押しつけや否定することもなく、悩める自分にそ

          ラッパー神門の「なら、こう生きよう」に救われた