『孟子』99 離婁上ー孟子の言葉(20)瞳は語る

孟子は言った。

「人体に存在するものの中で、瞳ほどわかりやすいものはない。
瞳は、その人にひそむ悪を覆い隠すことができない。
胸のうちが正しければ、瞳は澄みわたっているものだ。
そして、胸のうちが正しくなければ、瞳はぼんやり濁っているものだ。

その言葉を聴き、その瞳を見れば、その人がなにかを隠し通すことなど出来はしないのだ。」

*以上、『孟子』99 離婁上ー孟子の言葉(20)瞳は語る

【原文】
孟子曰、「存乎人者、莫良於眸子。眸子不能掩其惡。胸中正、則眸子瞭焉。胸中不正、則眸子眊焉。聽其言也、觀其眸子、人焉廋哉。」

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