『孟子』107離婁上ー孟子の言葉(25) 仁・義・智・礼・楽の本質―音楽で湧き起こせ

孟子は言った。

「仁(じん)の本質は、親に仕えるということだ。
義(ぎ)の本質は、兄に従うということだ。
智(ち)の本質は、親に仕えて、兄に従うという二つを理解して、忘れることがないようにすることだ。
礼(れい)の本質は、親に仕えて、兄に従うという二つのことを、ほどよく礼儀にしたがいながら、敬意をもって行うことだ。
楽(がく)の本質は、親に仕えて、兄に従うことを、音楽で、楽しむことだ。楽しく演奏すれば、仁、義、智、礼が湧き起こってくる。

仁、義、智、礼が湧き起こってくるのであれば、むしろ、やめることができなくなる。
やめることができなくなれば、もはや理由を知らなくとも、足で音頭を取り、手で舞い踊ってしまうものなのだ。」

*以上、『孟子』106離婁上ー孟子の言葉(25) 仁・義・智・礼・楽の本質―音楽で湧き起こせ

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