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(競輪から見る)下積みと信頼と発言権

最近、自分が主張したり意見が通るようになるには下積み期間とそこで掴む信頼ってめちゃくちゃ大事だなと思う。

サッカーにおいても、仕事においてもそう。
新しい環境に飛び込んで、そこで自己主張を通そうとする時に、圧倒的なスーパーな能力or下積み(経験)からの裏付け がないと、主張って通りにくい。


今週はオノデラ戦!勝つよ!


最近自分が好きな競輪に準えて考えてみる。

競輪ってめちゃくちゃ実力あって脚力もあって鳴り物入りで入界しても、新人の時点ではほぼ優勝できない。

なぜなら若手は先輩のために先輩の前で走って風除けになって先輩を立てる、勝たせるという風潮が根付いているからだ。

競輪は、近い地域の人たちでライン(チーム)を組んで、大体2人〜4人くらいで組んでレースを行う。
その中で先頭選手の役割が大切で、先頭選手が全開で自転車を漕げば、チームは前の方に位置取りできて勝利が近くなる。
とはいえそういった役目を担った先頭選手は、風除けにならないといけず、相当な体力を消耗するため優勝おろか最下位になってしまうケースも少なくない。

自分の“推し”の北井佑季選手だってそうで、華々しい日本一を飾った舞台裏には、丸2年近く数々の“先輩方”の前で風を切って死んでいった背景がある。

あなたは勝てば賞金1億円のレースで人のために散れますか?

賞金1億円が目の前にあるレースで、自分勝手なレースをすればゲットできるチャンスがある。
そういったニンジンがぶら下がってるのにも関わらず、そのニンジンを無視して、切り裂いて、自己犠牲の精神で先輩のために散っていった。

役目を終えた後輩は先輩と観客から讃えられる。



自分が前を走って、先輩の前で風を切って勝利に導き続け、周囲からの評価を得る。
そしてそれが積み重なると、“いつもありがとう、今度はお前が優勝する番だな”といった形になり、先輩が前を走って自分は良い位置を回れる。
先日の優勝も、自分の結果度外視で散っていった“下積み”があった北井選手の番が回ってきたからこそのウイニングランであった。
(こういった浪花節的な、昭和チックな部分がある競輪が好き)

“先輩”のコメント
“その時が来た”



話を戻す。

チームに入る、仕事をする上ではやっぱり信頼をつかむまでの下積み期間って必要で、それって飛ばせないモノであると思う。


徳を積む。


サッカーにおいても入ってきたばかりで、上手くいかないで自分以外の方向にベクトルが向く選手も多いかもしれない。
ただチームという郷に入った以上は、やっぱり試合に出たり信頼をつかむまでは組織に適応して、下積み経験をした上で発言権が回ってきて、やがて変える権利が来るし、それを待たなければいけない。

これがサッカーでいえばメッシ、ビジネスで言えば藤田晋さんのようなスーパーだったら話は別。

ただそうではない時は、そういった温故知新のマインドを改めて持っていかなければいけないなーといった話でした。
自分は凡人であるからこそ、そこはしっかりとやりたいなという自戒を込めて。

あとはその発言権をモノにしたタイミングで、最大限パフォーマンスを発揮できるかどうかは下積み経験の努力の差がでるなと。

そう考えると、発言権を得るまでの下積みの期間に、これから面白いことが待っているそのタイミングで匙を投げて辞めるってめちゃコスパの悪いことだなーという話は次回!

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