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うつ病の正しい知識と予防法~品川メンタルクリニック

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品川メンタルクリニックがうつ病の予防方法や正しい知識をご紹介しています。 ネット上には様々な情報があふれていますが、どれが正しい情報かどうか判断するのはとても難しく、うつ病の間違… もっと読む
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IT業界で働く人必見!? うつ病にならないための処方箋

「IT業界で働く人は、うつ病になりやすい」といわれています。 IT業界の労務相談では、メンタルヘルスにおける相談が最も多いといわれており、最先端の業界ならではの問題も多いことがうかがえます。 日本のIT業界は「きつい、帰れない、給料がわりにあわない」という現状にあり、新3Kとも呼ばれているそうです。こうした環境がストレス過多の環境をつくり、それが続くことでうつ病が多い業種といわれるようになったのでしょう。 今回はそんなIT業界のうつについて紐解いていきます。 IT業界のう

春のうつ病に注意! 脱マスクが与えるメンタルへの影響と心がまえ

季節の変わり目はうつ病になりやすいといわれています。 春は日差しも暖かくなり、気持ちも晴れやかになる季節である一方で、卒業・入学・転勤・引っ越しなど生活環境が変わりやすい時期です。 知らず知らずのうちに心身に疲れが溜まりやすく、その疲れやストレスがうつ病の発症につながってしまうことがあります。 また、2023年は「マスク着用の自由化」という、新型コロナウィルスの節目となる春を迎えました。ここでは、春のうつ病についてお伝えするとともに、脱マスクが与える精神的な影響についてお

GW明けは「五月病」や「六月病」に注意しましょう

GW(ゴールデン・ウィーク)後の気温の変化や梅雨入りなどでストレスを抱えやすい5月・6月は、うつ病に気をつけたい時期です。 最近では、「五月病」だけでなく、さらにうつ症状が長引く「6月病」にも警鐘が鳴らされています。 頭痛やめまい、不眠などが長く続いている場合は、軽い不調だと思わず、心の疲れにも注目してみることをオススメします。 「五月病」「六月病」とは? 「五月病」や「六月病」は、どちらも医学的な定義がある言葉ではありませんが、「適応障害」の一種と考えられています。 症

うつ病を近づけない梅雨の快適な過ごし方

梅雨の季節は体調不良が続くことによってうつ病を発症しやすい時期といわれています。 太陽の光を浴びることは、気持ちの安定に欠かせません。 しかし、日照時間の短い季節はどうしても太陽の光を感じにくく、気持ちが落ち込みやすくなります。 今回はそんな梅雨時期も元気に、快適に過ごす方法をお伝えします。 ■梅雨にうつ病になりやすいのはなぜ? 梅雨にうつ病になりやすい理由は大きくわけて3つです。 ・ホルモン「メラトニン」や「セロトニン」が分泌されにくい ・気圧の変化が激しく、自律神経

夏バテも防ぐ「夏季うつ」予防で快適な毎日を!

特定の季節だけに起こる「季節性感情障害」の一つに、「夏季うつ」と呼ばれる、夏に発症するうつ病があります。頭痛やだるさなど体調不良が続き、気分の落ち込みも伴うのが特徴です。 ここでは、夏バテとも似ている「夏季うつ」がどんなものなのかを詳しく解説します。 ■夏季うつとは 6〜9月頃にうつ症状が続く症状を「夏季うつ」といいますが、医学的な診断名ではありません。 主な症状は、食欲低下、不眠、気分の落ち込み、不安感などです。 精神的な不調が伴うこと以外は、夏バテの症状とも似てお

管理職の方必見! 「昇進うつ」「出世うつ」に気をつけて!

「昇進」という人生の転機は、自分の仕事が認められたように感じられ大変うれしいことですが、一方で責任や重圧といったストレスに見舞われることもあります。 責任感が強い人ほど自分を追い込んでしまいやすく、ストレスが長期化することでうつ病を発症させてしまうケースも少なくありません。 今回は、管理職の方に注意してほしい、俗に「昇進うつ」や「出世うつ」といわれるうつ病についてお話しします。 ■「昇進」がうつ病になる理由とは? 昇進は突然決まることが多く、うれしさを感じる一方で、管理職

台風シーズン本番! メンタルケアを大切に

台風が近づくと、頭痛や関節痛に悩まされるというのは聞いたことがあるでしょうか。 これは「気象病」と呼ばれる症状で、気圧が低下することで自律神経が乱れ、体調に変化が感じられます。 「うつ病」をはじめとした精神疾患もまた、自律神経が乱れると大きな影響を受けます。 また、最近では線状降水帯の発生により、大雨特別警報などが発令され、自然の猛威に脅威を感じる場面も多く見られます。 身の安全の確保はもちろん、台風シーズンはメンタルケアを心がけることで、より心身ともに健康な毎日を過ごせる

仕事でやる気が出ないときの原因とは? 対処法3選

やらなければならない仕事、やるべき勉強。 やらないと自分が大変になるとわかっていながら、なかなかやる気になれないという瞬間を誰でも経験したことがありませんか? ここではやる気になれない原因を探り、その対処法をお伝えしていきます。 ■やる気が出ない原因は? 生活の中にあるさまざまな物事が、やる気の有無と大きく関わっています。 例えば、仕事で言えば寝不足や人間関係。 プライベートで言えば、スマホの見すぎや生活環境・習慣など、現代社会ではあらゆることがストレスになり、やる気の低

不眠症と快適な睡眠を取る方法

みなさんは最近、しっかり熟睡できていますか? 睡眠は、人が生きていくために欠かせないものの一つです。 今回はそんな睡眠の中でも、現代人の多くが悩まされているという「不眠症」について解説していきます。 不眠症とは?不眠症というと、まったく眠れない症状というイメージがあるかもしれません。以下のような症状に加えて、日中の活動に支障をきたす状態が3カ月以上続いている病気を不眠症と呼びます。 ・寝付くまでに時間がかかる ・夜中に何度も目が覚める ・起床時間より早く目が覚める ・眠

親子で乗り越える! 受験に打ち勝つメンタル強化法

受験は勉強がもちろん大変ですが、何よりも心の疲労が溜まっていく時期でもあります。 成績の伸び悩みや成績低下は受験生の心をむしばみます。 毎日寝る時間を削って勉強をしていれば、イライラしやすくなったり、食事がのどを通らなくなったりすることも少なくありません。 こうした状態は受験時期におこりがちで、長く強いストレスや心身の不調によって、うつ病を発症してしまう可能性もあります。 受験生の明るい未来のためにも、一緒に暮らす家族が彼らの心の叫びに気づいてあげることはとても大切です。

うつ病を引き起こす原因の「ぐるぐる思考(反芻思考)」とは

「なんであの時こうしなかったのだろう」 「あんな言い方しなければよかった」 「全部私が悪いんだ」 こうした思考から抜けだけなくなってしまう状態を「ぐるぐる思考」と呼びます。 このような状態は精神の重圧になりやすく、抑うつ状態を助長する良くない習慣だといわれています。 今回はこの「ぐるぐる思考」を紐とき、対処法をお話ししていきましょう。 ■ぐるぐる思考とは堂々巡りのネガティブな思考から抜け出せなくなってしまう状態のことを「ぐるぐる思考」といいますが、専門的には「反芻(はん

HSPとうつ病の関連性についてのお話

人の言動や気持ちを敏感に感じ取って、動揺してしまいやすい、周囲の音や匂い、光などを苦痛に感じやすいなどの特徴を持った人をHSPといいます。 HSPはあくまで生まれながらにして持つ「人の気質」ですが、うつ病にもなりやすいといわれており、そのままにしておけばいいというものでもありません。 今回は、そんなHSPとうつ病の関連性についてお話ししていきます。 HSPとはHSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、「人一倍繊細

適応障害とうつ病の違い

「人と話している時間が不安で仕方がない」 「毎日気分がすぐれない」 「会社や学校に行けない」 こうした心理状態を自覚すると、まず疑うのが「うつ病」です。 しかし、それが特定の状況下において起こる場合、そのつらさは「適応障害」によるものかもしれません。 適応障害はうつ病の前段階にもなりえますが、うつ病とは異なる病気です。 適応障害では薬物療法を必要としない場合が多いなど、治療法もうつ病とはやや異なります。 心と体をいたわった対処をするためにも、適応障害とうつ病の違いをしっか

うつ病に関する情報サイト「うつ病ナビ」

身近な病気の一つとなっている「うつ病」。 しかし、うつ病について、きちんと理解している方は少ないのではないでしょうか。 うつ病の予防から治療まで、うつ病にまつわる様々な情報をまとめたサイトのご紹介です。 うつ病は早期発見・早期治療が大切です。 うつ病についての正しい知識を身につけ、適切な対応ができるようにしておきましょう。