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コンピテンシー①

今日は「仕事における能力」のお話です。

私が17年勤めた会社(テーマパーク)で学んだことの中で、人生に大きく影響を与えた一つが「コンピテンシー」です。

当時、コンピテンシーとは「成果を出す人たちに共通する行動の特性」と学びました。

別のお話で何度か触れた、会社での降格という屈辱と挫折から立ち直り、這い上がってキャリアを飛躍させることができたのは、まさしくコンピテンシーを磨いたからだこそと思います。

コンピテンシーは「行動の特性」と理解していますが、ビジネスブレークスルー大学の講義では次のような形でも学びました。
・コンピテンシーとは、能力のことである。
・ただし、従来とは違う視点で見た能力のこと。
・従来の能力は「優秀かどうか」、コンピテンシーとは「成果につながるかどうか」である。

職場での挫折によって、「自分は頭が悪い」というコンプレックスに苛まれ苦しい日々を過ごしました。
藁をもつかむ思いで手にした「頭がよくなるマインドマップ」というムック本。
何度も何度もマインドマップを書く練習をしながら、並行して取り組んだビジネススクールの受講とビジネス書の読み込み。
その苦闘の日々を背景に、数年の歳月をかけてゆっくりゆっくり磨かれていったのがコンピテンシーだったのだと振り返ります。

「コンピテンシーとは、能力のことである」
でも、コンピテンシーの素晴らしいところは、『ギフテッド(生まれ持った才能)ではなく、後天的に身につけられるもの』なのです。

今の社会や企業の中で、コンピテンシーという言葉がどれだけ使用され、人材育成や組織構築において活用されているのはわかりません。
ただ、世の中で廃れた言葉や考え方になったとしても、自分はコンピテンシーのことをたくさんの人たちに伝え、私のもとでチームメンバーとして頑張ってくれる人たちには、コンピテンシー向上に向けた育成に力を注いでいきたいと強く思っています。

ビジュアルシンキング、道、とシリーズを書きつつ、どちらにもつながっていくこのコンピテンシーについてもお話ができればと思います。


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