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【神社の世界】#29 猿田彦神社
2017年
平成29年11月3日
伊勢の猿田彦神社は、伊勢神宮(内宮)の近くに鎮座しています。
主祭神はもちろん猿田彦です。
日本の建国神話で、天孫降臨のとき、天津神を導いて国を案内したのが猿田彦です。鈴鹿に鎮座する椿大社と同じ神様です。
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この日は七五三のお参りで朝から家族連れが沢山参拝されていて大賑わいでした。
今まで見てきた神社と比べて、社殿建築がどことなく変わったスタイルなので調べみました。すると、「さだひこ造り」と呼ばれる特殊な社殿様式だそうです。
拝殿正面の屋根に、三角の直線破風が二重に施されていています。一見すると平入りなのか妻入りなのかわかりにくいですが、千木の位置をみると妻入り造りだと気付かされます。
それと、もう一つ珍しいのは八角形です。屋根の上の鰹木や、鳥居の柱が8角形となっています。八角形といえば易の基本図形である八卦が連想されます。方位などを当てはめて占いに用いたりするアレです。相撲行司の掛け声"八卦良〜い 残った"の八卦です。猿田彦は道案内の神様、つまり方位の吉凶を司る神様ということで、神社の至る所に八角形が施されています。
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さるめ神社
猿田彦神社の敷地内には、アメノウズメを祀られている、さるめ(猿女、佐瑠女)神社があります。この女神は天津神ですが、猿田彦の奥様です。岩戸隠れ神話でダンスわ披露する芸能の神様です。
鳥居の柱はやはりお洒落な八角形です。
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