村上 臣(電脳コラムニスト)

だれもが自分らしく楽しく働ける世の中に!働き方や注目テクノロジーなどを中心に発信。日系企業でエンジニア→ディレクター→役員の後、海外経験ゼロのまま外資カントリーマネージャーへ。執筆依頼等は→ https://www.linkedin.com/in/shin-murakami/

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      日経COMEMOは、様々な分野から厳選した新しい時代のリーダーたちが、社会に思うこと、専門領域の知見などを投稿するサービスです。 【noteで投稿されている方へ】 #COMEMOがついた投稿を日々COMEMOスタッフが巡回し、COMEMOマガジンや日経電子版でご紹介させていただきます。「書けば、つながる」をスローガンに、より多くのビジネスパーソンが発信し、つながり、ビジネスシーンを活性化する世界を創っていきたいと思います。 https://bit.ly/2EbuxaF

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    いよいよ始まる人的資本開示の義務化。開示情報をどう読み解けばよいのか

    こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 岸田政権の「新しい資本主義」の柱のひとつが「人への投資」です。学び直し(リスキリング)に1兆円というパッケージは、大きなニュースとなりました。 これと関連して「人的資本経営」が注目を集めています。これまでは設備投資などのハードウェアへの投資が付加価値を生み出すための資本として重要視されてきましたが、ソフトウエアによるサービス業などが大きな付加価値を生むデジタル社会においては従来の財務情報では測れない部分が大きくなってきました。

      • 日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2023発表! 〜 先が見えない時代の羅針盤は、自分の中にしかないのかも

        こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 昨日、24回目となる日経ウーマンが選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2023」が発表されました。 私は昨年より審査員を拝命しておりますが、どの候補者の方々も大変素晴らしい成果があり、審査会での議論も白熱しがちです。以前は大企業の中で活躍されている候補者の方が多かったと聞き及んでいますが、昨年も今年も起業家や事業承継やNPOなどの経営者の方が大半を占めています。特に今年は候補者7名中3名が、いわゆる大手企業に務めた経験を持ちながら、そ

        • AIに仕事を奪われないためには、失敗しつづけることだ

          こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 # 本記事は日経電子版連動お題企画「#AIに奪われない仕事」への寄稿です。 「AIに仕事が奪われる」。英オックスフォード大学工学部のマイケル・オズボーン教授が2013年・2015年に発表した共著論文は今でも多く引用されるほど話題になりました。正確には「仕事が自動化される可能性」を研究して列挙したものですが、おおむね「雇用の49%が自動化される可能性がある」という結論は衝撃的です。 先にお題に対する回答を示しておくと、日経ビジネス

          • 学び直しはスキルの話だけではない。人が持つ2種類の知能をどう磨くかが鍵だ

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 # 本投稿は日本経済新聞とnoteの共同の連続お題企画「#私の学び直し」への寄稿です。 リスキリング、学び直し。2020年頃から盛んに議論されてきたテーマが、まさに国レベルでのホットな話題となっています。 学び直しというとなんだかかしこまった感じですが、だれしも経験していることだと思います。例えば、会社のシステムが更新されて使い勝手が変わってしまったとき、年配の方でも会社にPCが導入されてワープロからソフトウエアに移行したとき、

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            善か悪か。白黒つけて論破するよりグレーを理解することが大切だ

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 最近、論破が流行っているらしい。相手の説の矛盾を突いて破り、言い負かすことに快感を覚えるのでしょうか。なるほど、ネット世界で「はい論破!」としてマウントを取りたいほど、日常生活で不満が溜まっていることの現れかもしれません。 正解か不正解か。善か悪か。そのような二元論は昔から見られます。一方で、世の中はそれほど単純ではなく、どちらかというと右よりかな?左寄りかな?というような渾然一体となったものでしょう。必要なのは意見の裏にある背景

            失敗の捉え方で、企業の成長が決まる

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 変化の激しい時代をどう生き残るのか? 未曾有の災害やパンデミック、ついには戦争など、近代史をみても稀にみる出来事が立て続けに起こっています。そんな中で企業経営に携わるみなさんは毎日のようにこの質問を自身に投げかけているのではないでしょうか。 先日人気のポッドキャスト番組である「COTEN RADIO」で財閥の歴史編を聞いていたところ、とても面白いエピソードが紹介されていました。 日本を代表する財閥のひとつ、住友。とあるグループの

            国内大企業をジョブ型にしていくハードルの高さを感じた話

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 国内大企業が相次いで日本型雇用(メンバーシップ型)からジョブ型雇用への移行を進めています。代表的な例で言えば、日立製作所やKDDI、富士通などの事例が挙げられます。 岸田首相も9月23日行われたニューヨーク証券取引所での講演において、これまでの年功序列的な職能給を、ジョブ型の職務給中心の雇用体系へと移行させる指針を2023年春までに策定することを明言しました。この件については、以前に以下の記事を書きましたのでぜひご一読ください。

            同僚がロボットになる時代 人材不足・日本の近未来を想像する

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 人材不足という声が年々大きくなってきています。日本は世界的に見ても少子高齢化が急速に進行している国の一つであり、生産年齢人口(15~64歳)のピークは1995年、総人口においても2008年をピークに減少に転じています。少子化対策や各種支援施策も行われてはいますが、大きく出生率を改善するまでには至りません。 2060年には生産年齢人口が2015年比で約40%も減少すると予測(総務省)されており、近い未来である2030年の推計でも「7

            ちがいを活かす経営がイノベーションの源泉だ

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 多様性の時代と言われて久しいですが、日本ではジェンダーダイバーシティ(女性活躍)の文脈で語られることがまだまだ多い印象です。女性管理職比率における各国比較を見ても一目瞭然ですが、現在進行系の社会課題としていまだ大きな存在感があります。 近年ではLGBT(性的少数者。LGBTQやLGBTQIAなどの表記もありますが、本記事では日経表記に合わせています)に関する認知が拡大しており、それにまつわる課題についても徐々に理解が深まっているの

            リスキリングによる労働移動の促進に経営者は含まれるのか?

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 以前からリスキリングの重要性について様々な記事をあげてきましたが、ついに国家レベルでの取り組みが進む機運が高まってきました。 具体的な施策はこれからですが、国をあげて本気で「人への投資」に目を向けたことは素直に評価できるでしょう。「転職者や副業する人を受け入れる企業への支援」がどういったものなのかが非常に興味深いですが、年功序列を打破するという意味で広くジョブ型への移行を促進していくということでしょうか。非正規雇用から正規雇用への

            仕事がたのしい、という感覚をどう実感するのか

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 リモートワークやハイブリットワークなど、働き方改革から始まった変革の波はコロナ禍を経てさらに加速しています。MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)やパーパス経営といった、全社の根幹に関わる取り組みも多く見聞きするようになりました。 改革を進めているのはほとんどが株式会社ですので、その究極的なゴールは「利益をあげること」でしょう。この世界において企業価値とは、将来にわたって稼ぎ出す利益の見込みを現在に引き直したものです。 経営者

            全社員向けDX教育 必要なのは大きなビジョン

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 去年あたりから急速に普及しつつある言葉に「リスキリング」があります。働き方改革からの流れがあり、コロナ禍という後押しもあって既存業務のデジタル化とその先のDXが脚光をあびています。そして、需要が急速に高まったことにより専門人材が枯渇しており、採用もままなりません。 外部人材の力も借りるが、そもそも既存業務をよくわかっている現社員にスキルをつけるのが一番早いのでは?ということもあり、リスキリングが盛り上がってきているのでしょう。

            来春から始まる本格的なジョブ型雇用シフト 首相も明言

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 先日、岸田首相がニューヨーク証券取引所で講演した内容は、今後のわたしたちのキャリアにも大きく影響を与えそうです。 すでに一部の業界や職種では導入されているジョブ型雇用ですが、特に大企業においてはまだまだ日本型雇用(いわゆるメンバーシップ型)が標準的です。戦後長らく運用されてきたものですから、その変革が容易ではないことは想像に難くありません。 ジョブ型雇用というと「解雇規制を緩和することになり、労働者に不利だ!」という声をよく聞き

            人とロボットが共生する世界に必要なこと

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 最近ショッピングセンターなどの大規模施設にいくと、自動運転でウロウロしながら警備をしているロボットを見かけます。ファミリーレストランにおいても配膳ロボットが注文した品を持ってきてくれるような光景も目にします。 昔SFで見たような世界が現実化しているようですが、特に日本は労働人口の減少に伴って今後さらにフロントラインワーカーの人材不足に悩まされることになるでしょう。このようなロボットの活躍の場は想像以上に広がっていくのかもしれません

            天職という言葉に感じる違和感

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 # 本投稿はnoteと日本経済新聞との共同お題企画への寄稿です。 天職。なんて甘美な響きなのでしょう。天から授かり、自分の天性に最も合った職業。給与とか待遇とか福利厚生とか余計なことが全く気にならないくらい、心からやりたい、そして充足するよろこび。そのように感じられる仕事に出会えたのだとしたら、こんな幸せなことはありません。 世の中には「天職に出会うには」または「置かれた場所で咲くことが天職」などといった言説もまことしやかに囁か

            はたらくとは、自己と社会とをつなぐ窓

            こんにちは、電脳コラムニストの村上です。 # この記事はパナソニック・note・Voicyで開催する「#私にとってはたらくとは」投稿企画への寄稿です。 昨日仕事をしているときにニュース速報がプッシュ通知されてきました。京セラ創業者の稲盛さんが亡くなられたと。戦後の日本を代表する名経営者のひとりと言っても過言ではない方の訃報に、少なからず気持ちが沈みました。心よりお悔やみ申し上げます。 多くの経営者に影響を与えた経営管理手法である「アメーバ経営」や、その根底をなす「京セラ