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北村匠海(DISH//)、Mステ出演にあたりDISH//を語る(2)

本日、在宅収録形態のTHE HOME TAKEにてDISH//が4人登場した『猫』が公開された。

事務所の「ここでいったる!」感をひしと感じる。
北村匠海が金髪にしたのは、今年公開予定の主演映画『東京リベンジャーズ』の役作りの為であることは間違いない。
今年だけで6本もの映画出演が控えている彼にとってこの期間は撮影が止まり、俳優業は休業状態となった。すなわちDISH//の在宅でできる活動に専念できる状態にある、とも言える。
追ってるとわかった事だが、この2ヶ月間、DISH//はSNSを拠点に毎日何らかの新情報の発信があって、//er(スラッシャー。DISH//ファンの意。ももクロにおけるモモノフと同義。)達は毎日が楽しかったに違いない。

2.北村匠海の出自と「猫」を知る

4月になり、THE FIRST TAKEにはもう1曲、北村匠海作詞の新曲が追加された。

彼のロングトーンの美しさや、まだ少年っぽさが残る特徴的な声の響きが冴え渡る曲だった。
ただここで気づかされたのが、「情景」までが映し出される「猫」という曲の力。あいみょんの詞はリスナーに奥行きのある情景を届ける力のある言葉が並び、それを台詞にして演じきるセンスがある北村匠海が歌唱するという幸福な関係が成立しているのだと再認識させられた。
ちなみに、北村匠海とあいみょんはお互いにクリエイティブ面の相性が良いことを認めており、「猫」については「主演:北村匠海」のほぼ当て書きであることが両者の対談で語られている。

こんな歌を届けられる実力者であり、そもそも俳優としては相当な知名度を獲得していた彼が、なぜ音楽活動は大衆化できなかったのか??彼はどういう経緯で、この実力をつけたのか。気になってまず調べたところ、今回のMステ出演がいかに特別なのか・・・という事に気づかされた訳である。

過去のDISH//の映像記録はネットを検索すれば次々と出てくる。これは、彼が所属する事務所のスターダストが結成した男性アイドル集団のEBiDANが、ジャニーズの支配が及ばない場所で2010年代に戦い続けた足跡なのだ。
ジャニーズとその他のアイドルグループの戦いの事例は色々なところで語られているのでそちらを読んでいただきたい。

北村匠海は若干9歳で渋谷の街で現所属事務所のアルバイトにスカウト(そのスカウトしたアルバイトは現在DISH//のマネージャーになっているらしい)され入所。
ももいろクローバーで若手タレントをまずアイドルとして束で売り出す、という成功モデルを構築したスターダストが男性版アイドル集団としてEBiDANを発足し、そこからユニットとして2011年末に超特急とDISH//の2組を結成した。(この2011年末にももいろクローバーZはさいたまスーパーアリーナでの公演を成功させている、)

EBiDANメンバーとしてダンスレッスンや演技レッスンを受けていたグループがデビューにあたって解体・再編成さ、北村匠海・矢部昌暉・橘柊生・小林龍二(現在脱退)の4人で、「楽器もいけそう器用そう」。という器用ポテンシャルの基準で選抜され、ダンス特化の5人とツインボーカルという超特急と毛色を変えつつ兄弟グループとして切磋琢磨することになる。
北村匠海は当時、小栗旬や松本潤などイケメン俳優の子役時代役を総なめに状態、矢部昌暉はNHKの「天才てれび君」にレギュラー出演。この2TOPをメインにキャラ違いが明らかに成立するユニットとして構成したこともうかがえる。
彼らは地上の主力チャンネルはジャニーズが支配している中、MXTVのような地方局レギュラーとジャニーズの弱いネット上で戦っていた。スターダストは自主制作で番組を作り地方局におろしていたのだ。
デビュー前からブログは未だにしっかり残っているし、当時の番組はサブスクリプション型のチャンネルで未だに視聴可能。彼らの成長の過程を追うことが今でも出来るので気になったら観ていただきたい(そして、信じられない位のマメな更新量・・・!)

(だらだら・つらつら書いてるので、まだ書きたいことほとんど書けていない気がする。)

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