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「娘は以前の病気を感じさせないくらい元気一杯」(白血病の12歳少女の母)

血液および造血系統の癌―白血病―「B17 第2巻 癌クリニックの体験」(1979年初版発行 著者:ジョン・A・リチャードソン 訳者:渡辺正雄、河内正男、小笠原治夫 監修:河内省一 ノーベル書房)を紹介します。
※で囲んだ文章はシン・説が僭越ながら解説している部分です。
 
慢性白血病患者の死亡率に関して、信頼できる統計はあまりない。正統派医学は、「中間生存率」といって、三か年の生存率を発表している。そして、現行療法の効果がかんばしくないことを認めている。
化学療法の一つ、たとえば、リューケランを使えば、骨髄が取り返しのつかない損傷を受ける危険性がある。もう一つの化学療法薬であるサイトキサンは、ネズミ、ハツカネズミでテストした結果では発癌する。
これは制癌剤であると同時に発癌剤でもある。サイトキサンを使うと、人に吐き気、嘔吐、結腸の出血と炎症、膀胱からの激しい出血を伴い、とくに男性の場合には、精子の生産がおそらく取り返しのつかないほど失われる。
代謝療法を行えばこんな危険性はまったくない。この事実を考慮に入れて次の病歴例を読んでいただきたい。
 
【H155C】白血病の12歳少女
白血病と診断された12歳の少女は1年間化学療法を継続。両親は快方に向かわないことを心配し、メキシコのコントレラス博士の所へ連れて行った。
コントレラス博士の後、訪ねたリチャードソン診療所で1975年1月からB17療法を受け始めた。1年3か月後、当診療所での血液検査を受けた結果、正常値を示した。さらに3か月後、地元ニュージャージー州の少女の担当医から当診療所に「全く健康だと確認した。もう触診できるリンパ節はないし、どの器官にも異常は認められない」との手紙が届いた。翌年2月には母親から「娘はずっと元気で以前の病気を感じさせないくらい元気一杯なティーンエージャーの生活を送っている」との手紙も届いた。
※コントレラス博士の註釈:アーネスト・コントレラス博士は、メキシコ・チワワのグッド・サマリタン癌クリニック開業。B17で何千人もの癌患者を治療してきたが、大部分はアメリカ人。「私の臨床例で重要なことは、末期重症癌の15%に病気の進行が停止、または退行(治癒に向かうこと)さえ認められたことである」※
※12歳少女の地元は東海岸のニュージャージー州です。そこから、メキシコに行き、西海岸カリフォルニア州のリチャードソン診療所まで、この大移動は愛する娘のためではありますが、大変なご苦労です。しかし、これはほんの一例です。理論的裏付けのある良い治療法ゆえに目の敵とし、一方的にインチキ療法の烙印を押して、大衆にウソを広めて普及を阻み、わらをもつかむ患者に保険適用も受けさせないグローバル勢力のあからさまな私利私欲の悪影響は全世界に及んでいます。※
 
【R106B】慢性リンパ性白血病の62歳男性
1973年7月頸部のしこりに気づいて男性が地元の医師をたずね、生検の結果がカリフォルニア州の血液と癌の専門医に送られた。結果は慢性リンパ性白血病の疑いで、三種の制癌剤を投与。
診断から数日後、友人が訪ねて来てB17療法のことを話してくれた。
1973年7月内にB17療法開始後に化学療法を実施したが、結局三日間しか受けなかった。医師の机の参考書を読み、制癌剤の副作用がよくわかったからだ。「癌でこのまま死にたくないが、化学薬品の毒作用で死ぬのも願い下げだ」。
B17療法から2年4か月後に夫妻と面接。男性の眼は若者のように輝き、皮膚は美しく引き締まっていた。3年半過ぎても変わらず元気だった。
面接した折に男性はこうも言っていた。「今までの生き方―コーヒー、タバコ、アルコールなどを含む―をやめるのがむずかしいと思わない方がよい。それ以上に生きていることの喜びの方が大きいはずである」
 
【F121G】慢性リンパ性白血病および冠動脈疾患と気管支炎の男性
男性は1974年1月ごろ、腋窩のリンパ節肥大に気づき地元の医師に訴えたが、あまり問題にしなかった。別の医師の意見も聞いて同年10月、カリフォルニア州の病院で精密検査を受け、白血病と診断された。男性は結果を聞いてすっかり憂うつになった。娘も癌で死亡した。放射線や化学療法は受けまいと決心した。
1974年11月B17療法の本を読んだことのある別の娘のすすめもあり、男性はB17療法を始めた。その結果、リンパ節は次第に小さくなり、気分もすっかり良くなった。治療を始めてすぐ苦痛はなくなった。体重も増加。心臓病も問題ない。地元の医師の定期診断でもX線では腫大したリンパ結節は見当たらなかった。男性に接触すると、1年半の間に癌の症状はまったくなくなっていた
※下線部の心臓病の改善について、本書の註釈では代謝療法で併用しているビタミンB15(パンガミン酸)の効果ではないかと推測しています。
Noteで最初に紹介した「B17 癌なき世界」では以下のような記載があります。
<リチャードソン診療所の食事療法として、「ビタミンB15(パンガミン酸)を摂取すべきである。肝臓に解毒作用を与え、組織の酸素吸収力を増加させる」と推奨。ビタミンB15の効果は”即効の酵素”だと思えばよい。酸素があると癌細胞は発育しにくい。>
<ビタミンB15は、アメリカでは普及していない。しかし、世界の多くの国々では広く利用されている。とくにソ連はアメリカより進んでいて、1968年ソ連保健省科学顧問委員会が満場一致で一般用としての大量生産を認可した。オリンピック参加のソ連選手たちは、多量のビタミンB15を摂取していたという。実験の結果では、非常に体力とスタミナをつけるという。>※
 
病歴例の紹介は今回で最期です。次回の癌患者の矯正食事で「B17 癌クリニックの体験」の紹介は終了します。

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