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ペット犬の癌にビタミン療法…結果は?

「B17 第2巻 癌クリニックの体験」(1979年初版発行 著者:ジョン・A・リチャードソン 訳者:渡辺正雄、河内正男、小笠原治夫 監修:河内省一 ノーベル書房)を紹介します。
※で囲んだ文章はシン・説が僭越ながら解説している部分です。

正統医学側「B17療法の有効性を支える証拠はない」はウソ


証拠は山ほどある。B17含有量の高いものを常食している世界の各地域では、人びとはまさしく健康で長寿であり、癌とは無縁である。B17の効果にはいくつも証拠があり、最後には事実に突きあたるので、次の防御線を頼りにし始めた。
このような良い結果は、心理的因子(プラシーボ効果)のために発生したのか、前にうけた正統医学療法が遅延効果を現してきたのか、確認するための対照との比較がない。だから、B17が効くという証拠はないのである。
「二重盲検を行うべきだった」という考え方を癌治療に持ち出すのはとんでもないことだ。
 

非人間的な比較試験は認められない


第一に、私たちは人間を治療している。一方に、患者を延命させ助けるために必要な代謝療法を行い、もう一方に、美をそこない、表現できないほどの苦痛を味わわせながら死の宣告をするような比較試験など認めるわけにはいかない。
米国中の癌病棟で今も死亡している患者たちのすべてが比較対照になっているといえないだろうか。私は進んで正統医学の臨床例に対して、代謝療法の同数の例を挙げてみてもよい。その比較がすべてを物語るであろう。
心理効果について、正統医学によって広い範囲に生体の損傷がある場合、回復の望みは大変少ないと説明している。B17に信用をおくことが治療に協力的な態度になって現れることは考えられるが、患者の多くが初めはB17を特別に信頼しているわけではないし、配偶者や親戚を喜ばせるために、私どもの診療所に来る。指示通りの総合代謝療法を守れば、限りない信頼を持つ人と同じように病気は好転してくる。
 

物言わぬペットへのB17療法


獣医ジョージ・ブラウン二世博士の臨床例
▽甲状腺癌の5歳半のオス犬
週2回の治療を1か月半、腫瘍の成長はとまった。静脈注射をやめて、維持量100ミリグラムのB17を毎日食べさせて7か月間続けた。B17療法開始6か月半後の生検では、悪性細胞は証明できなかった。

▽右上顎犬歯の歯根部腫瘍摘出を受けた10歳のメス犬
大学診療所では骨組織まで侵しており治療は不可能と判断。「安楽死を考えるまで飼ってやるしかない」と飼い主は言い渡された。
B17の静脈注射を1日おきに12回つづけ、最後の2回は静注のほか少量を病巣部に直接注入。その後は、副作用を確認し量を増やしながら経口投薬。B17開始から10か月余りで病巣は完全に治ったように見えたが、投薬を継続。B17開始から3年3か月経過後も病巣の再発は起きていない。
 

正統医学療法の遅延効果は死


B17による良い結果は、放射線療法や化学療法の遅延効果という主張について取り上げる。
前出のシマンドジュンタック博士の発言もそうだし、B17専門医の全部が確認したように、事前に放射線療法や化学療法を受けた病歴が長いほど、B17療法の効果が出にくい。正統医学療法の“遅延反応”は普通では、死を意味する。
事前に正統医学の治療を受けたことのない患者の場合は、遅延効果と言えないので、B17を無価値と決めつける最後のトリデとして、批評家たちが使うのは「自然治癒論」。
患者になんの治療もしないのに、時として癌から立ちなおる場合もある。この事実は、われわれのからだは、本来病気に自然の抑制力を持っていることを示すのではないだろうか。それがなんであろうと、X線や制癌剤でないことはたしかである。
 

私の診療所だけで世界中の総数より多くの“自然治癒”例


イリノイ州立大医学部外科名誉教授のワーレン・コール博士は1960年から1966年全医学文献に報告された自然治癒例を再調査している。1900年代初期にさかのぼった例も含めて2年以上の延命率をもった例は、わずか92件であった。
私どもの診療所だけでも、世界中の自然治癒例の総数よりずっと多くの症例を持っている点に、注目していただきたい。これまで行われたどんな治療法よりも、B17を使った治療法から、いわゆる“自然治癒”の例が数多く出ていることになる。
B17が癌に対して自然の制御を示す証拠はきわめて圧倒的なものである。
(次回、州政府によるB17への憎悪のような法的圧力を取り上げます)

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