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「死ぬ病人ではなく、どんどんよくなっていく人間として治療してくれた」末期肺癌からの生還者の声

「死ぬ病人ではなく、どんどんよくなっていく人間として治療してくれた」末期肺癌からの生還者の声~「B17 第2巻 癌クリニックの体験」(1979年初版発行 著者:ジョン・A・リチャードソン 訳者:渡辺正雄、河内正男、小笠原治夫 監修:河内省一 ノーベル書房)を紹介します。
※で囲んだ文章はシン・説が僭越ながら解説している部分です。
 
B17を使わず、正統派療法を選んだ肺癌患者の十人に八人は、一年以内に死亡しよう。もし、正統派療法だけを選択するならば、百人中九十五人は診断後の五年以内に死亡するだろう。次に記すB17による臨床例は、この背景の予想をくつがえす成果として評価していただきたい。
 
【M136TB】両肺の癌、前に骨癌の病歴を持つ17歳男性
1973年12月膝の痛みを訴え最初靭帯破裂とも考えられた。翌月メイヨ―クリニックで骨癌と確定診断され、右脚の膝の上部から切断。肺転移の可能性があったので、3か月に1度の胸部X線検査を取るよう言われた。両肺に斑点が見つかり、1年4か月後両肺から二つの腫瘍を摘出し、5か月間の化学療法も行った。
青年はこう回想している。
<頭髪は全部なくなった。治療を受ける間は何も食べられないし、胃はなんともいえず不快だった。文字通り生き地獄だった。この治療がどれほどひどいものかを体験したので、誰にもこんな療法はすすめられないと思った。まだ17歳で若いけれど、死を選んだ方がずっとましだと考えた。>
化学療法の途中、X線検査で悪性の疑いがある斑点が見つかり、青年と両親は正統派治療の中止とB17を決心。1975年12月インディアナ州からカリフォルニア州のリチャードソン診療所を訪れ、3週間入院・B17治療した。
新療法の初期について青年はこう説明している。
<リチャードソン診療所では、私を死ぬ病人とは取り扱わず、どんどんよくなっていく人間として治療してくれた。はるばるカリフォルニアまで自分を連れて来てくれた両親に感謝し、大変幸福だと思っている。>
B17ばかりでなく、それ以外のビタミン類や動物性たんぱく質なしの食事、さらには膵臓酵素の補給など、代謝療法を忠実に守ってきた。
1年過ぎても癌は十分満足できるほどに制御されている。
代謝療法終了から半年後の彼からの手紙には
<脚が切断されたが、今では自転車に乗り水泳や狩りまでできる。歩くのが少し遅いだけだ。これから大学の夏期講習会に行く予定である。>
 
【C106MA】両肺の癌の38歳女性
38歳のとき右側の修正根治乳房切除術を受けたが、腋窩腺に転移性癌を伴っていた。リンパ腺症は発見されなかった。
放射線医によると、
<若い婦人の乳癌は悪性の経過に苦しむのが普通であるため、もっと適度に攻撃的な治療を施すのがよいと考えて、広範囲にコバルト60を使って腫瘍に4500ラドの照射を5週間つづけた。この照射で皮膚の変化、食道炎、縦隔部や肺尖の炎症などが起こった。しかし、患者はそれを何とか頑張って乗り越えてくれた。
 
※ひどい併発症や副作用について、他人事のように「頑張って乗り越えてくれた」とうわべだけで言えるのは、患者ではあるが他人に過ぎないからです。身内に同様のことが言えるものでしょうか。そもそも受けさせないような気がします。
小泉純一郎が、負傷をおして優勝した貴乃花に送ったスピーチ「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」くらい感動できません。※
 
すすめられた放射線療法の過程を完全に終了した。放射線医も地元の医師も患者はよくなっていくと確信した。しかし、その2年半後には照射された部位に癌再発。地元の医師は、両肺の患部を切除して一生涯入院生活を送るように強くすすめたという。患者はすすめられた治療を断ってリチャードソン診療所を訪れた。「あと2か月」との余命宣告を受けてから1か月後B17療法を開始した。
全身が衰弱しきっていた時から3か月後の患者の報告によれば、
<今までの何年間かをふりかえって現在ほど気分のよい時はない。短い距離なら走れるようになった>
彼女はB17中心の代謝療法、他のビタミン類の服用、特定の食養、酵素類の摂取を守り続けている。彼女の癌は見事に制御されている。もう痛みも消え、そのほかの何の異常もなく、正常な日課をつづけている。
 
※制御ということばが気になるかもしれませんが、これらの栄養素を維持していくことで癌がコントロールできていることを示しています。例えば、臓器移植がうまくいっても「完治」というより制御ということばがふさわしいです。臓器移植ならその後でも生涯、免疫抑制剤を飲み続けなければなりません。感染症を招きやすくする諸刃の剣の免疫抑制剤と違って、B17療法はビタミンやミネラルの摂取など、身体に何の害もないことは言うまでもありません。※
 

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