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1年間の振り返り

すごーく久しぶりな気がします。note書いてなかったなあ最近。なんて思っていたら2021年も終わりを迎え始めていて、慌てて振り返りをしようと思った次第です。年末年始って何かと『はじめる』『やめる』言い訳を作りやすいので便利ですね。

どんな構成で書くかも考えずにパソコンに向かっています。今年は何があったっけな。

去年の年末、学生団体で活動をしながら少しずつお店の運営に興味を持ちました。細かく言えば、お店を運営している前店長の姿を見て何かサポートできることはないかなって考えていたのを思い出しました。

小学校から大学生までいろんな組織に属していたけど、たいてい自分のポジションはリーダーを近くで支える役でした。自分で先頭に立つ勇気はないけど、視座は高く持っていたかったし、客観的なアドバイスをするのが好きだし得意でした。

そういう過去も相まって2021年1月からロックヒルズガーデンの副店長になりました。今思えばこの時の自分頑張ったなって思います。当時は学生団体にどっぷりハマっていて、来年は幹部やるのかなんて話を周りの人からもされていたし、自分もそうなるんだろうなって思っていました。

けど、順当に自分のポジションが見えていく感じとか、学生団体の中でしか価値観が広がらないような気がして、どこか窮屈さを感じていました。整った組織にいると自分のことをよく見てくれる人がいる反面、やるべきことが決まっているから自分のやりたいことはその中で生み出すしかなかったんだと思います。

結果的に学生団体はとても楽しかったけど大きい組織は自分にはあまり向かないことを知るきっかけにもなりました。

そんなこんなで副店長に就任した僕はこれからやってやるぞっていう気合いに満ち溢れていたと思います。けど現実はそんなに甘くなくて、いざ数字を管理したり、現場を管理しようとしてもうまくいかないことだらけでした。

学生団体でパソコンの常識は身につけていたけどデータを活用して売上に反映させるという理想は理想のままでした。副店長になれば活躍できるという甘い期待は早々に打ち砕かれました。

今年の1,2月は緊急事態宣言の2回目が発令され、閑散期も重なっていたため売上は激減しました。年間4200万円売り上げるぞと言った側からお客さまが来なくなって焦りまくりました。

今思うとこの期間は守りの体制を固める時間として意思決定をできていたからこそ、お店の物の場所を整えたり備品を買い替えたりなど、お客さまを迎え入れる準備がきちんとできていました。

お店を運営する側になって、自分の力だけだと出来ることは少ないというすごーく当たり前なことに気がつきました。人間は助けてもらう力がとても大事みたいです。

2月になっていろんな歯車が動き出します。いや早いな。現副店長の2人と仲良くなりはじめました。

友洋は、僕が1人で屋上の椅子のペンキ塗りをしているところ、なんかひょこっと現れて手伝ってくれて、就活の話をしました。2人でいても気まずさはないけど基本会話は生まれなくて、その時も大した話はしていないと思います。けど、副店長になってとにかく自分で手を動かさなきゃって思っていた時に、手伝ってくれる存在がいたことはすごーくありがたかったし、なんかほっこりしたのはちゃんと覚えています。

『あいつ良い奴なんだな』って。

その少し後にのんちゃんと仲良くなるきっかけが生まれます。久しぶりにシフトインする彼女に、前日に『明日よろしくね〜』とだけLINEを送りました。あんま覚えていないけど、緊張しているだろうから声かけとこうって思ったんだと思います。それがすごく嬉しかった?らしく当日は楽しそうに働いていました(多分)。

そんな感じで2人の共働者が現れたことで自分の中で仲間意識が芽生えました。やっぱりこの場所好きだなって改めて思った瞬間でした。

3月に入ると客足が一気に戻り始めて大変だったのを覚えています。スタッフ足りないし、オペレーションも未完成な状態で。連勤続きて体調を崩したこともあったなあ。(ひ弱すぎだろ)

客足が増えると当然シフトも増えるので、スタッフと話す機会も増えます。とにかくみんなと仲良くなりたいなって思ってたので、話すのは得意じゃないけどいろんな人と喋るようにしていました。

この時に、『俺はこのお店に愛情を注ぎたいんだ』ってことが相手に伝わるように行動、言動に気を配っていました。伝わったのかどうかはよくわからないけどたぶん結果オーライ。

4~6月はのちの副店長の2人と行動することが多くて、なんとなく3人のチームが出来始めていました。一緒に作業したり、同じ課題に対して解決策を探したりしていると自然と仲良くなるものなんですかね。バイトのメンバーも採用を増やしていたのでどんどん仲間が増えていました。

5月のオールハンズミーティングで、慎は次期店長だねって話を唐突にされました。自分としては前店長のサポーターとして今のポジションにいると思っていたので、最初に聞いた時はびっくりしました。

自分がリーダーをやるなんてあり得ない。責任が怖いし、人の目が全部自分に向いてくるような気がして、辞退しようと考えていました。

断ろうと思ってるって友洋とのんちゃんに言ったら、2人は結構やる気まんまんなところがあって、焦ったのを覚えています。

会社の人に相談したら、『やったことないよりやったことある方がカッコええやろ。打席に立たないと空振りすらできないんやで』って言われて確かになあって思ってしまったので、正直嫌だったけど店長やりますって言いました。

この頃の自分は本当に自信がなくて、何をやっても上手くいかないし、周りから批判されるような気しかしなくて、辛かった時期でした。

半月ごとの会社への報告ミーティングが嫌すぎて、ミーティング中に大泣きした時もあったし、終わった瞬間涙めっちゃ出てくるなんてことがざらにありました。

自分なら出来るはずと思っていたことができなくて、店長なんだからしっかりしないといけないという役職の呪縛にはまっていました。

施策をしなくても売上は伸びるし、スタッフのオペレーションも強くなるし、自分は何もしていないのにお店が勝手に進んでいて、自分って必要ないなって思ってました。

そんなこんなで繁忙期が終わりに差しかかった9月くらいに、急にポジティブになり始めます。

色々できないことだらけなんだけど、できないのも自分だなって認めてあげられるようになります。こうなってからは色々上手くいくようになりました。

店長としての自分じゃなくて、竹本慎として何がやりたいんだっけ、どんなことが幸せだと思うんだっけ。こう考えると意外と毎日が楽しくなる感じがしました。

やってきたことがどれほど凄いかどうかってあんまり関係なくて、やってきたことにどう意味付けをするかの方がよっぽど大事。

店長として出来たことは少ないけど、竹本慎としては仲間が増えたし、その仲間たちと一緒に働く時間は楽しかったし、それってハッピーじゃんって考えるようになりました。

特別なことをしたわけではないけど、やってきたことはきちんとあって、それを振り返って言語化することがとても大事なのだと気づいたのです。

頑張る→やったことを振り返る→言語化する→抽象化する→次の経験に活かす

この流れを作れば少しずつできることが増えて、ちゃんと前に進んでるなあって実感が持てるようになります。

10月くらいになって就活を始めたことで、この振り返りの時間が増えたこともあり、何をやってきて何が出来なかったのかを見つめ直すことができました。

就活序盤は何から始めたらいいか分からず、マイナビで適当に会社を見ていました。この会社給料いいな〜とか口コミ高いなあとか、そんな感じで会社探しをしていました。

しかし、メンターさんと話すようになってから意識が変わった気がします。

就活は、今までの生き方の定義付けとサービスを享受する側から提供する側になるための準備期間だよ。そう言われてからは自己分析とか会社選びの軸とか漠然としてたものが繋がる感じがしました。

いっせーのーせで就活を始めることに若干の疑問を感じていました。お店のオーナーも、急に生き方とかを考え始めるのってなんか違くて、年齢とか関係なしに自分の歩む方向を考えるのって大切なはずとよく言っています。

確かに変だなぁとも思う一方、レールの上走るのって本当に楽なんだよなぁとも思う。どっちにせよ、自分今楽しい!幸せ!って思えたらなんでもいい気がしてきます。

前まですごーくネガティブだったのになんで今はこんなに楽観的な考えが出来るようになったのか不思議です。

不思議と言いつつ思い当たる節はあるのですが。書くかすごく迷ったけど自分にとって大事な話なので書いておこうかな。

7月くらいに、それまでお付き合いしていた方と別れたことです。その人のおかげで気づけたことや知れた世界がたくさんあるいっぽう、色んなことを自分の中で我慢して耐えていた部分がありました。

ほんとに些細なことの積み重ねが少しずつ違和感を生んでいました。尊敬、憧れ、恩義、周りの目、裏と表の違い。1番尊敬していたはずの人が、気づいたら距離を置きたいと思うようになっていました。  

その直感みたいなところは当たっていたみたいで、別れてからは心がすごく軽くなりました。相手がどうこうという話ではなく、自分の中での捉え方の話です。

自分にとっての幸せな状態であるためには、考え方と周囲の環境はとても重要になります。人は結局、自分以外の誰かの存在が必要であり、喜怒哀楽はすべて他人があって成立しますから。

費やした時間の長さは関係なく、今この瞬間を楽しめないのなら勇気を出して環境を変える必要があると実感しました。

決断をしてからは、反対に自分はどうあれば幸せだと思えるのかを考えるようになり、自然と関わる人たちも変わっていきました。

今は近くにいる人たちが素直でポジティブな人が多いからこそ自分の心も落ち着いてるんだろうなぁなんて思います。愚痴とか陰口とかって振り返ってみると聞いているだけでも心に負担がかかっているものです。

11月、12月は就活、大学、プライベートを繰り返しているとあっという間に過ぎ去りました。この間あまりお店について考える時間を作らなかったことを少し後悔しています。色々やっても思い通りにいかないことが多過ぎて諦めていた部分も大きいです。こういう時に挑戦し続けられる人が強いんだろうなと感じました。

来年はいよいよ店舗運営を終えることになります。まだ引き継いでくれそうな人も見つかっていないのでこれから大変だあ。自分のやってきたことや学んだことをきちんと言語化しないときっかけは生まれないなあ。最近noteも書いていなかったし。ちゃんとやろう。

こうして振り返ると、この1年で自己理解が深まった気がします。いいことも悪いこともあったけど、今は楽しいので満足です。来年は決断が多くなるから、後悔しないようにたくさん準備をします!!

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