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スキンケアは自己満足でいいんじゃない?

 スキンケアはやればやる程結果が出る物ではない。ということを知っている。
クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液、クリーム。
肌をこすりすぎない、優しく・・・。などなど肌の扱い方、きっと皆知っているよね?
知っているけど、出来ない。これがスキンケアだと私は思う。
 肌が綺麗な人を見るとやっぱりいいなーって思う。
お化粧上手だなぁ。っていう人で肌がカサついてたりするとかわいそうだな・・・って思ったりもする。
 自分自身がサロンを経営しているとついつい自分のケアが出来ていないのに、人には色々ゆうのね・・。と意地悪なことを心の中でつぶやいたりしてしまう。

 という私も実はスキンケアマメに出来ないタイプです。今でもなんとか日焼け止めは塗るけど・・・。塗り直さないし、ファンデーション塗らない・・・
夜は週に一回くらい顔洗って寝るのも忘れちゃう・・・。
こんな私が肌が綺麗になりたいなんて、スキンケアの神様に怒られるんじゃない?
そんな気持ちになるのである。

そんな私がスキンケアで大事だな。と思うことをいくつか挙げるとすると。
・自分の肌を任せられるセラピストを見つける
・高い美容液より定期的なメンテナンスを誰かにお願いする
・自己満上等!の精神で常に自分に甘く楽しむ。
・正しい知識を持って甘やかす。
4箇条。本当は5にしたいけど、4つしか思い浮かばなかった。笑
そんなものです。

最初にスキンケアは自己満足だと思う理由についてすこしだけ触れたいのだけど、先日うちのサロンに定期的にくる患者さんとおしゃべりをしているときに私から出た言葉がこのスキンケアは自己満足だという話だった。
 肌が綺麗だと気分も上がるし、なんとなく自信を持ってマスクを外せる!ということ。化粧品を買いに行くのもウキウキする。
 吹き出物ができていたり、痒かったり、カサカサしていると外に出かける気分にもならない。本当にスキンケアやお化粧品が好きでなければ人の肌なんてたいして気にもならないもの。友達が深刻に肌のカサカサを悩んでいたとしても、?そんなにカサついてなくない?とかドラッグストアの適当な化粧水や乳液で綺麗な肌になるわけがなくない??と思ってしまったりする。
 化粧品は正しい知識と自分に必要なものをただただ使い続けることしかないと思っている。誰かが使っていいからと言って全ての人にとって良いわけでもない。
 無印やドラッグストアのプチプラ化粧品でそれなりでいいっていう人とデパコスしか勝たん!って思っている人は価値観が違うのです。どちらがいいとか悪いという話ではない。自己満足なのだから、それで良いのです。自己満足がどこに重きを置かれているかだけなのだから。

 クレンジングを顔の上で馴染ませている時の香り、テクスチャーが変化していく感覚。冷たい水が肌に当たる感覚、少しずつ肌がキュッと上がる感じ。
今治タオルのフカフカの触感が顔の水を吸っていく感じ。
化粧水で濡れた手で顔を包み込んでいる感覚。乳液をくるくると肌に乗せていく時間。
それは心地良く、幸せでホッと息をつく時間であってほしい。
 毎日、毎日、私は鏡の前に立ち同じことを繰り返すのだけど、ちっとも気持ちが乗らないこともある。
 肌が綺麗になることを信じてケアをすることももちろん大切だけど、忙しくて仕事ばっかりしていると食事も疎かになるし、夜中までスマホみてしまうし、スキンケアは雑になる。そんな時に自己満足度なんて上がるはずはない。ベクトルが自分にすら向いてないんだから。

 餅は餅屋というように、肌のことを学んでいるひとに月一度触ってもらうと肌はちゃんと元気になる。お花屋さんの植物がシンナリしていないのと一緒。
 自分の肌だけど、肌のことを学んでいるプロに肌を任せてみるとやはり自己満足の質が変わる。毎日365日向き合う肌、1人で向き合うのがしんどくなる。そんな時にも一緒に見てくれる人がいるとやっぱりいいよね。
 私は鍼灸セラピストだけど、友達の肌悩みを聞いている時と仕事として話を聞いている時やはりお客様へ患者さんにアドバイスしている時は一生懸命になる。
 無理強いはしないけど、間違っていることは間違っていると伝える。それにはお金を頂いて施術をしているセラピストとしての責任が伴っているから。
 友達で聞いてくる人にはサラッと伝えるし、実践してなかったりしたら伝える熱量は当たり前だけど下がる。だから私は信頼しているセラピストに自分の肌を任せることが好きだ。やっぱり誰かが私の自己満足に付き合ってくれていると感じるのはとても心強い。そしてこの人選はとても大事です。
 私ははじめてフェイシャルトリートメントを受けたのが三十歳を過ぎてからだった。その時の感想が
『3万以上する美容液を使うより月一回のフェイシャルの方が意味があるな』
だった。
それまでの私はテクスチャーや香りも重要だったけど、デパコス海外ブランドの美容液(大抵海外旅行前に2−3万のものを買っていた)信望者だった。勿体無いからちょびちょび使う。そんな日々だった。
 普段のスキンケアはシンプルにして、月に一度フェイシャルを受けたほうが肌はプルプルになるし、なんと言ってもリラックスできる。翌朝のファンデーション塗るのがすこぶる楽しい。肌違う、イキイキしている。ファンデーションパフが滑るように濡れる。プロの技を堪能しましょう。本当にお勧めです。
 自己満足なんだもの、これって贅沢かな・・・?という気持ちは捨てましょう。どこまでも自己満足に付き合う覚悟を持とう。私たちはいつか死ぬのです。その時にうん、今日の肌最高だな。って思って死ねたほうがいい。それこそ自己満足の最高峰ではないか。贅沢しすぎたな。と思ったらその反省をもとに切り詰めてもいいのです。たかが自己満足ですから。厳しい世の中だもの、自分の肌くらい自分が満足できる状態にしてあげましょう。甘やかして痛い目をみるのも自分だから、自己満足度を高めることばかりに注力内容バランスをとりながら肌と心を保っていくのがおススメです。笑
 正しい知識を持つこともこれらを実践する上で大切。本を読んで学ぶことも出来るし、誰かに聞いて勉強することも出来ます。ただ、大切なことはその情報の根拠に意識を向けましょう。テレビや有名な美容家がいうことを鵜呑みにしてはいけません。それ本当?って思うことはどんな時でも自分を助けると私は思っています。
 専門家って言える人の専門性や学んできた履歴を見ましょう。それは職業ではありません。

 自己満足のスキンケアについてこんなに長々と語ってしまった。
先日、素晴らしいエステティシャンの文城先生のフェイシャルを受けて久しぶりに感動し、改めて私にとってのスキンケアを考えてみたので忘れないうちに書いてみた。
自己満足のスキンケア、でも楽しみんがらやっていくときっと自分の事も好きになれると思います。ぜひ自己満スキンケア追求してほしいな。

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