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【パリ五輪】当たり前ですが・・・選手ファーストで!

いよいよ始まったパリオリンピック。ついこの間、東京オリンピックだったような・・・という感覚は正しいようで、コロナの影響で1年延期したんですよね。ですから、3年のインターバルでの開催。途中、冬季五輪があったりしましたから、そういうのもあるのかもしれませんね。とにかく毎日熱戦が繰り広げられています。スポーツ好きのニワカとしては熱くならないわけがない(笑)。ただし、時差がキツいですね、なかなかリアルタイムで観られず、結局ハイライトかスマホやSNSで結果を知る・・・なんて生活になっています。ということで、開幕して間もないパリ五輪四方山話をしてみたいと思います。


【男子バスケ】W杯から1年で見違える戦いに!

はい、判官贔屓です(笑)。いいじゃないですか、応援しているんだから。・・・と完全に開き直っていますが、第3クォーターまでは相当食らいついていく試合展開だったように思います。八村選手はさすがNBAプレイヤー!という圧巻のプレーを連発。もちろん渡邊雄太選手、ホーキンソン選手といった主力陣の活躍していましたね。そして河村選手がここまで親善試合ではなかなか波に乗れていない感じでしたが、随所にさすがなプレーを披露。富樫選手と併せて「リアルリョータ」たちがドイツチームを翻弄する姿は痛快でしたね。

そして嬉しかったのが吉井選手!泥臭い、ゴール下でガタイのいいドイツ勢に負けない気迫のプレーを連発。そしてここぞというときに3ポイントもしっかり決める職人タイプ。今回、12名に残れるか?なんていう噂もあったようなので、きっちり仕事で証明されたようで嬉しかったです。ま、ここまで日本勢贔屓しまくりレポートでしたが、結果は20点差の黒星。でも中身が全然違う!(と思いたい)。男子バスケチームの「SHOCk THE WORLD」、この後にも超期待しています。いいんです、もちろん勝って欲しいですけど、とにかく「おいおい、日本、なかなかやるじゃないか!」と世界に言わせたいじゃないですか。

【柔道】阿部兄妹、運命を分けた刹那

もうこれは日本中が泣いたといっても過言ではないでしょう、阿部詩選手まさかの敗退。その後の号泣が世界中で放映され、その悔しさを誰もが共感したのではないでしょうか。これについては賛否両論あるとか報道されていますが、これを批判できるのは過去に金メダルを獲得したことのある選手だけだと思いますよ、本当は。その後もずーっと金メダルを期待されて続ける生活を4年間(今回は3年間ですが)。本人だって周りの期待に応えたいと思い、いろいろな誘惑を断って練習に励んだはずです。それでも勝負の世界。一瞬の出来事で運命が大きく変わってしまうことなんて誰にも分からないはず。まだまだ若い阿部選手。なんとか乗り越えてほしいものです。

ちなみに対戦相手の世界ランキング一位のウズベキスタンの選手。彼女の立ち振る舞いは素晴らしかったと思います。阿部選手に勝ったときも冷静そのもの。ガッツポーズや喜びハシャグ様子は一切なし。これぞ「柔道家」という佇まいで清々しさを感じました。

そしてそんな妹さんの姿を見て、さらに一層闘志を燃やした(であろう)のが兄の一二三選手。豪快な技で五輪二連覇!そしてその後の所作も美しかった!これぞ日本の「柔道」って感じでしたね。私は全くの素人なので、間違っていたらスミマセンなんですが、他国の選手の試合を観ていると、まるでレスリングか何かかと思うような試合展開にビックリしました。これが世界の「JUDO」なんでしょうね。発祥の国としては「なんだかなー」という気持ちもあるんですが、選手人口が増えることは良いことでもあるので、なんだか複雑でした。しっかり「技あり」とか「一本」で綺麗に決まって欲しい、なんて理想過ぎますかね?


枚挙に暇がない活躍ぶりとサプライズ

五輪には魔物が潜んでいる、とはよく言われますが、今回もやっぱりあちこちに潜んでいたようです。前述の阿部詩選手もそうですし、それ以外にも「疑惑の判定」やら「優勝候補」といわれた選手のサプライズ敗退なども報道されています。これは五輪のタイミングに調整の山場を設定する難しさもあるんだと思います。やはりピーク期をしっかりコントロールする力も大切ですからね。

さらには大事なのが「メンタル」面。これだけSNSが発達しているだけあり、簡単に発信できるということは、逆に受診してしまうわけで、それが良い内容であれば力になるでしょうが、逆の場合は逆の効果が二倍三倍になって本人に降りかかってくるんだと思うんです。まだまだ10代、20代の若い選手たちですから、そうした重圧は相当なプレッシャーになるはず。もちろんそうした精神面を乗り越えてこそ、オリンピック選手だ、などと端で言うのは簡単ですが、実際自分の身になって考えてみると・・・大変ですよね。

一方で馬術で92年ぶりのメダル獲得とか、女子スケートボードで金銀Wメダル、フェンシングでもメダル獲得・・・と嬉しいニュースも続々。このところ、なかなか良いニュースが少ない中、やっぱりオリンピックは気分が高揚しますよね。それにジャパンラブ(byTOYOTA会長)な私としては、やっぱり「君が代」が流れると、じーんと来てしまいますね、歳だからかな、涙もろくなっています(笑)。阿部選手も角田選手も国歌を斉唱されていましたね、なんだかこちらまで嬉しくなってしまいました。

【開会式】フランスだからオシャレなセレモニーを期待していたのに・・・

さて、相当物議を醸しているのが、開会式の「独創的?」な演出。あれ?オリンピックには政治を持ち込まないんじゃなかったでしたっけ?というのが率直な疑問。セーヌ川を船で各国の選手が入場するあたりだとか、闘病中のセリーヌ・ディオンさん(たしかフランス語が公用語であるカナダのケベック州出身のはず)の圧巻のステージは素晴らしかったのですが、そのほかは・・・涙。あれでよく演出家はゴーサインだしたな、というレベル。なんで誰一人として「これをやったら問題になるな」と思わなかったんでしょうかね?「グループシンク(集団思考)」ってやつですかね?シンプルに子どもが怖がるような演出はダメでしょう。

【開会式②】相対的に東京五輪がクローズアップされ・・・

ということで、恐ろしかったパリ五輪の開会式と比較し、なぜか注目されているのが東京五輪。とはいえ、こちらの開会式は今思い出しても、お粗末だった気がしますね、正直。セレモニーの担当者が変更されたり、音楽担当がスキャンダルで降板させられたり・・・と曰く付きのプロジェクトに。そして実際のパフォーマンスも「なんだかなー」というレベル。一方でリオ五輪時の東京五輪PR動画(伝説のアベマリオですね)は素晴らしかったですね。あの動画がXで拡散していて、私も改めて観たんですが、あれを観たら東京五輪、期待しちゃいますって。正直、ワクワクしかなかったですからね、全編。そしてちなみに東京五輪は閉会式もまたお粗末だったのですが、途中で流されたパリ五輪PR動画は「さすがフランス!」という洗練された美しい動画に仕上がっていたのを覚えています。ま、そんな期待の中で、出てきたのがアレだったので、なんだかなーなわけですが。ま、3年間で一気に世界が一層混沌としたということでしょうか。


【まとめ】とにかく選手ファーストでお願いします!

結論です。やっぱり選手を大事に、選手を慮った大会運営をお願いしたいですね。なんだか食事が東京五輪に比べてお粗末だとか、移動機関がスムーズではないとかいろいろあるみたいですが、世界がどこでも日本クオリティと思ったらダメですよね(笑)。滝沢クリステルさんではないですが「おもてなし」と時間の「正確性」は日本の誇るべき「文化」ですからね、他国で期待しちゃダメですよ。それに審判陣もなんだか自国ファーストっぽいですが、これもまた「あるある」ですよね、悲しいけれども。そんないろいろありながらも、圧倒するくらいのパワーで頑張って欲しいですね。やっぱりスポーツの力って凄いですね、なんであれだけ感動するんだろう?っていうくらい心が昂ぶります。今後もしばらく楽しめそうなので、応援の日々になりそうです。

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