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【英会話】できないよりは、できたほうが・・・ワーホリ経験者が考える英会話学習法

ということで今回はタイトルにもあるように、「英会話」について考えてみたいと思います。このことを改めて考えさせられたのは、先日台湾から来た友人を東京案内した際のこと。まあほとんど「ツーリスト英会話(という言葉があるのかは分かりませんが、要は旅行に困らない程度のレベルということです)」の域を脱しない程度ではありますが、それでもなんとか英語で意思疎通ができてよかったな、と思ったからになります。

前回の寿司屋でのエピソードの際にも出てきましたが、寿司屋のカウンターでは私以外両サイドが台湾と香港からの旅行客というなんとも日本にいながらアウェイを味わうという不思議な体験をしてきたばかり。その際に痛感したのがこのこと。と、同時に全員がアジアン・イングリッシュではありますが、英語でコミュニケーションを取ることができたというのもまたそれを是とするか否かはさておき、英語が事実上の世界共通語ということですよね。

なんだか前置きが長くなりましたが、そんなわけで多くの日本人が悩む「英語」について、学生時代、英語が全然ダメだった私がなんとかこうして「ツーリスト英会話」レベルとしてなんとか旅行等で会話できるくらいになったまでのお話などをまとめていきたいと思います。


ワーホリ経験者としては「やっぱり現地に行くべし!」笑

はい、もうこれに尽きると思います。24時間どっぷり英語漬け。これが一番英語上達に向いているのではないかと実体験から感じています。ただし、「なるほど、外国に行けばいいのか」というだけだとちょっと物足りないかと思います。要は「環境が人を育てる」ので、日本語ではなく英語を使わざるを得ない環境にあえて自分を置き、意識的に英語に慣れようとすることが大事なのだと思います。

さらには現地でも「英語勉強」はマストでしょう!

そして、できることなら現地の語学学校などに1,2ヶ月は通うと良いと思います。私の頃は最大3ヶ月まで語学学校に通学できましたが、現在のワーホリ制度はどうなっているのでしょうか?ちょっと不勉強なのですが、ぜひとも語学学校で英語に慣れて欲しいところですね。

さらに「環境」の話を続けるなら、私自身は社会人になってからワーホリ民になったので、久々の学生気分というだけで新鮮でした(笑)。そして学生時代にあれだけやらされてきたにもかかわらず、全く身につかなかった「英語」という科目に関し、自分から能動的に「(英語を)勉強したい」と思ったからでしょうか、気持ちの持ちようが全く違うんですよね、放課後に現地の図書館で参考書を開くなど、日本の現役学生時代にはほとんどしなかったような勉強までしていました。

やっぱり「やる気スイッチ」が入ると、人は変わることができる

恐るべし「やる気スイッチ」の威力。自分の意志で「英語を勉強したい」と思ったからこそ前向きに取り組むことができた、豪州ワーホリ体験でした。さらにはこれもかつてのエピソードで触れましたが、私はラッキーなことに現地の語学学校でも社会人組の方々と知り合いになれたことも、非常に「環境」としてはより一層恵まれていたように思います。なぜなら学生さんの短期留学や休学してワーホリ来ました・・・レベルではなく、ここで語学力をつけて、日本に帰って転職するぞ、仕事に活かすぞ、という方々だったので、モチベーションが違ったんです。ということで、ここでも「環境が人を変える」というマジックを身をもって体験できました。

急がば回れ!高校受験向けテキストは非常に良くできている!

これは東進ハイスクールの安河内哲也先生の著書からの受け売りですが、結局基礎がしっかりできていなければ、その先のレベルに行くことができないんですよね、当たり前ですが。ですので、安河内先生のテキストも一般レベルの参考書は非常にわかりやすい、しかも極々一般レベルの問題や文法事項から記載されているんですよね。そう考えると、まずは中学レベルの英語を土台としてきっちり積み直してから、その先に進むべきなんですよね。ですので、高校受験レベルのテキストというのは中学校で習う範囲が網羅されているわけですから、基礎作りには最適だと思います。実際、私も現地に持ち込んでひたすら解いていました。そのときの「目から鱗」体験と言ったら・・・なんで自分は学生時代にこんなことが分からなかったんだ・・・と何度思ったことか!笑。

単語はDUOをやりましたが、語源で覚えるシリーズもいいかも

次に大事になるのが「単語」です。私はタイトルにもあるように「DUO」をそれこそフル活用してほぼ毎日朝晩聞いていました。まあ、この時代は時間がたっぷりあったので、こんな贅沢な活用ができたのかもしれません。ちなみに20年ぶりくらいに昨年夏にTOEICに挑戦した際にも、新版の「DUO」を再び聞きながら単語を覚えていきました。面白いもので、豪州ワーホリ時代の思い出が蘇り、なんとも懐かしく、そして幸福な気持ちで聞いていました(そして今回は朝晩のランニング時に聞いていました)。

また、どうにも英単語が苦手な方の場合は、「語源で覚える英単語」というようなシリーズの英単語本も多数出ています。こちらを見て覚えていくのも面白いと思います。例えば「form(形)」という語根に、接頭辞「uni(一つの)」が付いたら「uniform(一つの形→一つしかない形状→ユニフォーム)」。また、別の接頭辞「in(中に)」が付いたら「inform(形の中に入れる→知らせる)」、さらに接尾辞「tion(名詞化する)」を付けると「information(情報)」・・・というように、単語を分解して考えていく単語学習法です。これは漢字の「偏(へん)や旁(つくり)」に意味があるのと同じように考えながら学ぶことができるので、英単語の丸暗記に抵抗のある方などは面白いかもしれません。同じようにラテン語派生やゲルマン語派生など、その単語がどこから来ているのか、などに着目してみるのも歴史好きの方にはいいかもしれませんね。

あとはトライ&エラーあるのみ!ガンガン話しかけよう!

自学については上記になりますかね、私の場合。そしていよいよ上達のための次のステップは「会話」です。語学学校であればクラスメイトや先生と、旅先でしたら同じような旅行者と、もしバスツアーなどに参加していたら、同じツアーの方々とどんどん話をしていくことをオススメします。私は豪州時代はドミトリーでバックパッカーだったので、とにかくいろいろな相部屋客と簡単な挨拶からちょっとしたスモールトークまで、頑張ってトライしていました。この際に私はおおよそ、相手の反応まで考えて会話を仕掛けていました。「多分(相手は)こう返すだろうな」と予想して、会話をすることでキャッチボールになるように心がけていました。そうしないと、単なる壁打ちになってしまいますからね・・・涙。

気づいた頃には「ちょっと話せるようになっているかも」と思うはず

そしてこんな生活を2,3ヶ月過ごしてきたある日、なんとなく「あれ?俺、今英語で考えられてるかも」というように、頭が英語脳になっていることに気づくと思います。もちろん人によって差がありますので、時期についてはあくまでも目安ですが。ただぜひここで立ち止まらず、その後もこのルーティーンを続けて欲しいと思います。TOEIC受験を目標にするのもいいでしょうし、それこそ旅行英会話としてもっと上達を目指すのもアリだと思います。映画や洋楽を視聴しまくって、気づくと字幕や対訳がいらなくなっていたぞ、なんてのもカッコいいと思います。とにかく語学学習に終わりはないので、ご自分のペースで「学習者」として継続していければ、日本であっても英語力は残るのでは無いかと思います。


おわりに

日本を除くアジア出身者の英語力に関してですが、発音は日本人と似たり寄ったりです、正直(もちろん堪能な方も多数いらっしゃいますが)。それより何より臆さず堂々と訛りも含めて、コミュニケーションツールとして使っているところが「強み」なんだと思います。ですので、私も先日は超「ジャパニーズイングリッシュ」で台湾の友人とやりとりしていました。そして聞き取れなくても、今ではスマホに翻訳機能がありますので、ササッと調べて「これ!」と見せるという裏技も(笑)。

とはいえ、すべてを翻訳機(ポケトーク的な)で済ませるのはちょっともったいないと思います。やっぱり会話なので、ポケトークだとタイムラグが生まれてしまうんですよね。だったら、片言でも良いから英語で会話するほうが、双方の感情としても良好になるように思います。ワーホリから20数年が経ちますが、この時に英語を改めて学び直しておいてよかったな、とこういう時に感じましたね、普段はあまり使う機会がないのですが・・・涙。ということで、ごくごくフツーの私レベルでも、ここまでできたので、きっと多くの方も実践できるのではないかと思い、披露させて頂きました。またいずれ、違った切り口で「学習環境の作り方」なんかも話してみたいと思います。

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