【SLAM DUNK】あの曲はやっぱり・・・映画「THE FIRST SLAM DUNK」
たまたまスマートニュースを見ていて見つけたなかで、「映画『THE FIRST SLAM DUNK』宮城リョータの母にインスパイアされた10-FEETのMV『深海魚』が公開(文電撃オンライン)」というものがありました。
多くの映画「THE FIRST SLAM DUNK」に感動したみなさんは、おそらく10-FEETさんのアルバムを購入またはダウンロードされたのではないでしょうか。劇中歌は<Disc2>に収録されているのですが、「第ゼロ感」は<Disc1>なんですよね。もちろん1曲だけダウンロードという手もあったのですが、そこは「大人買い」ならぬ「大人ダウンロード」(←なんて言葉あるのかな?笑)。そしたら・・・1曲目の「SLAM」からしてイカすじゃないですか!(花道風に言ってみた)
そして<Disc1>のラストを飾るのが「深海魚」という美しいバラードです。たしかその時にもどこかの記事でTAKUMAさんが「映画に登場するキャラクターの気持ちを歌ったものです」というコメントがあったように思い、歌詞の内容からカオルさんか彩子さん、実は「ピアス」のあやちゃん?かなーなんて思っていたのですが、やっぱりカオルさんだったんですね!以下はTAKUMAさんのコメントです。
そうなんです!ここはぜひ楽曲を聴いてほしいところです。歌詞に注目して聴いてみると、カオルさんの心情が伝わってきて、なんとも切なく、そしてカオルさんを応援したい気持ちになってきます。記事内には「深海魚」の歌詞の一部分が紹介されていました。
10-FEET - 深海魚 - YouTube
最愛のご主人と長男を海の事故でなくしたカオルさんの思い。兄ソータとの約束で宮城家の副キャプテンになったはずのリョータが、その兄の代わりにキャプテンになることに。しかし不器用なリョータ(きっと次男坊ということもあり、感受性が強いのかもしれませんね)は大好きな母を支えたいし、守りたいはずなのに、なぜかうまくいかない。(ここは妹のアンナちゃんがソータくん同様の明るさで、二人の関係をサポートしていましたね。)おそらく、ソータくんとアンナちゃんはお父さん似で、リョータはカオルさん似なのかもしれませんね。
この曲を改めて歌詞をかみしめて聴いてみると、ラストのリョータとカオルさんの海岸でのシーンがより味わい深くなります。遡るとソータとリョータの誕生日。リョータの部屋に行って「お誕生日おめでとう」とどこかぎこちなく伝えるカオルさん。戸惑うリョータ。その後、ソータの映像を見ているカオルさんになんともいえない悲しい表情を見せるリョータ(でも本当はその後にリョータとのシーンも見ているんですが・・・)。
山王戦ラストのリョータの心象風景シーンではようやく兄の背に追い付いたリョータが、カオルさんを後ろからそっと抱きしめる。ここはもう何度見ても泣けてしまう!(リアタイ世代が親世代なので、そのあたりもあるのかも)そして最後は海岸で(本当はハグしたかったんでしょうが)照れながらリョータの両腕を揺するカオルさん。このあたりの流れが、この曲と歌詞を聴くと脳内で蘇ります。
どうやら、この曲も劇中歌の候補として作られた、という話もどこかの記事で読んだと思うのですが、それはそれでエンディングに流れてきたら、奇麗だな、という気もします。が、井上監督は本編中の躍動感、疾走感のまま映画を終わらせたかったんでしょうね。リョータの渡米先での試合開始から、画面いっぱいにリョータが飛び出てくるんじゃないかという勢いのまま「第ゼロ感」が流れる、あのエンディングの構成も最高でしたからね。
話は少し変わりますが、この「深海魚」をお聴きになった方はお分かりの通り、なんとも沖縄っぽい(←すみません、沖縄の方が聴いたらそうじゃない!と言われたりして・・・汗)アレンジがされていて、沖縄の雄大な海とかアダンでしたっけ、パイナップルのような実のなる木が風でワサワサしているような雰囲気が脳内で勝手にイメージされてしまい、なんとも沖縄に行きたくなってしまいます。絶対に無理だと思うのですが、ぜひとも宮城家主演でこの曲のMVを作ってほしいな、なんて思いました。
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