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【WBC】あの感動が蘇る!~「憧れを超えた侍たち」鑑賞記

自分としては「高尚」なテーマが続きました(笑)、ようやく得意分野?というか自分の感動をそのままお伝えするシリーズが返ってきました!先日公開されたWBCのドキュメンタリー「憧れを超えた侍たち 世界一への記録」を観てきましたので、感想と興奮をそのままお伝えします。

おそらく多くの方がすでに書かれていることと思いますが、WBCに感動した方は「絶対に」ご覧になることをお勧めします!しかもできれば大画面のスクリーンの方がより臨場感が出ると思うので、お早めに映画館へ行かれるといいと思います(だんだん小さいスクリーンに変更されてしまうので・・・)・。

ネタバレも何も、皆さん結果はご存知だと思いますので、存分に語ってしまいますが、それでも事前情報なしで観たい!という方は以下は映画の内容に触れておりますので、お気を付けください!


今回のドキュメンタリーは。これまでTVで放映されたものや、YouTubeにアップされているものではない、現場サイド(つまり内側)に密着した内容になっていますから、それこそ選手選考の会議とか、ベンチ内部やバックルーム、ならびに選手たちの移動バス内など、とにかくここでしか見られない映像が満載です。

感想としては、やはり栗山監督をはじめとするスタッフ陣の「熱意」、そしてそれに呼応するように今回の日本代表に選ばれた選手たちの「士気の高さ」・・・本当にすべてが「善循環」できた素晴らしいチームだったことが伝わります。

栗山監督の方針により、今回はキャプテンは決めない、全員がそういうつもりで動いてほしい、というメッセージを全員に伝えつつもダルビッシュ選手に若手を率いてほしいという旨を直々に伝えるシーンもありました。いやー、本当にダルビッシュ選手、大人になりましたね・・・と目を細めてしまいます。そして積極的に距離を詰めていくダルビッシュ選手に呼応して若手投手陣が一体になりチームが出来ていく。

こうした土壌が出来たところに大谷選手、ヌートバー選手が参戦。大谷選手はもちろんのこと、言葉の壁や様々な苦労があったと思うのですが、それを見せずに溌溂とプレーをして、さらには持ち前の明るさで一気にチームに溶け込んでいくヌートバー選手。コーチが片言の英語を使いながら、通訳の方を交えてコミュニケーションをとっていく様子などはとても微笑ましかったですね。

途中、鈴木誠也選手、栗林選手の離脱、そして源田選手のアクシデント・・・と悲劇が襲うわけですが、それを乗り越え(特に源田選手に関してはドキュメンタリーでも詳細に描かれているので必見です!ますますファンになりました!)より強固なチームになっていく様子が描かれています。

やはり圧巻は準決勝と決勝でしょう(・・・って当たり前か)。特に準決勝は私自身も一番ハラハラしましたし、ずーっと不振が続いていた村上選手があの場面で打ってくれた・・・というドラマチックさ故に、何度見ても涙してしまうのですが、作品内でも長い時間を取って作られていました。中でも佐々木朗希選手!メジャー陣も驚愕の投球だったのですが、3点を取られ降板。そこで涙する佐々木選手をカメラが捉えていました。

さらには吉田選手の一打で同点に追いついた後にもバックルームで涙するエピソードが語られていましたが、実際に本作内でも少しだけ触れられていました。本当に心からホッとしたんでしょうね、だからこそ大逆転での勝利後の「160キロの帽子投げ」からの「山本選手と一緒に村上選手へのジュースかけ」という、いつもは冷静キャラの佐々木選手が、いつもはあまり見せない大はしゃぎをすることになったんでしょうね。

決勝は・・・もちろん言うまでもなく見せ場満載。大谷選手の名スピーチ、豪華な投手陣リレー、岡本選手・村上選手の豪快な一打、そして最後は・・・誰もが記憶に残している大谷選手とトラウト選手の対決。こうやって書いているだけで、ゾクゾクしてきますし、感動が蘇ってきます。あの最後のシーンは何度見ても素晴らしい、というかずーっと見ていたいくらいです。


・・・と、ザーっと記憶を頼りに思い出すと、以上のような流れになります。もちろん人それぞれ思い入れのあるシーンがあると思いますので、ちょっと違うな、とか、ここも触れてほしかったな、というエピソードもあるでしょうが、自分のような「にわか」ファン(←つまりはWBCから野球ファンになったということで)にはこれで十分満足でした。

お仕事をされている方々なら、栗山監督をはじめとするスタッフ陣のチーム作り、マネジメントに興味のある方もいるのではないかと思います(自分もそうです!)。そうした側面から見ても、チーム作りのベストプラクティスなのかな、という気がしました。そして選手陣の盛り上がり具合、これらはまさに「天地人」揃ったということなのかもしれませんね。

・・・と書いているうちに、もう2回目を観たくなってしまいました(笑)。スラムダンク効果により、同じ映画を何度も見ることに全く抵抗がなくなってしまっていることと、「締め切り効果」といいますか、確か3週間限定公開ということですから、早いうちに行かねば!←すでに、行くこと前提になっている(笑)。


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