「1分間でやる気が出る146のヒント」ドン・エシッグ著より②
引き続き、ドン・エシッグさんの「1分間でやる気が出る146のヒント」を再読していきたいと思います。どれもシンプルで当たり前のメッセージなんですが、こうやって文字化できるという才能が羨ましい。必死に読んでいた当時のことなどを思い出し、懐かしくもあり、新たに感じたこともあるなど、学びを多く得ることが出来ました。では早速見ていきましょう!
人の話をしっかりと聞く
名著「人を動かす」でも、聞くことの大切さが説かれていたように思います。人間誰しも、自分の話を聞いてもらいたいんですよね、だからこうしてnoteという場を使って発信しているわけで・・・(笑)。ここで書かれているように、ただ単に自分の順番を待っているだけでは勿体ない。しっかりと相手の話を聞き、参考になること、勉強になることがないかを考えながら傾聴することで、自身のスキルアップにつながるんだ、という著者の考えは当時とても感銘を受けました。が、結局、話をしたい欲が強すぎて、なかなかここまでの境地には未だ到達できていません・・・涙。
プレッシャーを歓迎する
これは同感。ある程度のプレッシャーやストレスというものが存在することで、良いパフォーマンスが生まれるということもあると思うんですよね。緩慢な状態でダラダラやっているよりは、ちょっとキツいけど、なんとか頑張ろう、という方が良い結果が生まれたりしますよね。ただ、この状態がずーっと続くというのは、当然マイナス。終わりなく果てしなく続くアンダープレッシャーでは心が疲れてしまい、思考が停止し、よいパフォーマンスができるはずもありません。ですから、適度なプレッシャーを目指したいものですね。
まわりの人を大切にする
室長時代、自分で言うのも変ですが、とにかく「いいチームを作るぞ」と相当燃えていました。それこそこうした本を貪り読み、日々の生活の中でも何かヒントはないかと常にチーム作りについて考えていたように思います。その中の一つが、毎月の給与明細封筒に大きめの付箋でその月の感謝のメッセージをメンバーに書き続けていました。ほぼほど自己満足の世界でしたので、相手がどう思ってくれていたのかは不明ですが、とある本かTV番組などからでしょうか、とにかく異動になるまでやり続けていました。まあ、それだけ必死だったんだと思います、チームを維持することに。メッセージを書くには、相手のことをよく観察していなければ書けないんですよね、大味な内容よりも、よりパーソナルな内容を書きたいと思っていたので、その辺に関しては、相手のことをよく見る(=気づく)ようになりましたね。
信頼を大切にする
信頼って本当に難しいですよね、自分は信頼できると思っていても、実は相手はそうではなかったということもありますし。思えば、何度かはひどく心痛むような事象もあったように思います(あんまり考えないようにしていますが・・・)。とはいえ、信頼関係が構築され、いろいろなことが良い回転を始め、毎日が楽しいというようなチーム関係が作れた時には・・・最高の気分ですよね。もっとあれをしよう、これをして喜んでもらおう、楽しんでもらおう・・・と、どんどん善循環が深まっていく。ただし、これは常に維持する努力をしないと簡単に崩れてしまうんですよね。本当に奥深いなと思います。
自分にポジティブな言葉をかける
面白いですよね、西洋にも「言霊信仰」があるんでしょうか?ま、それはさておき、古今東西、どこの世界であっても「類は友を呼ぶ」ということなんでしょうね。ポジティブマインドの人にはそういう人が集まるし、一方ネガティブマインドの人にはそうした人たちが集まると言うことでしょうね。
ただし、この本を最初に読んだときには気づかなかったことがあるとすれば、ポジティブ信仰もまた「疲弊」を生む、ということかもしれません。自分が元気であるときは、こうやって自分の内側からポジティブな気持ちを高めることで、周囲を巻き込んで明るくできるのですが、一方で人間常にポジティブというわけにもいかないわけで・・・。一旦、マイナスムードになったところを無理矢理ポジティブにしなければ!と焦ることで、どんどん不調に陥るってこともあるですよね←実話。ですから、「ほどほど」が丁度いいのかな、と今では思っています。
今回はここまで。お読み頂き、ありがとうございました。やっぱり歳を重ねることで感じ方にも変化が生まれますし、新たに感じることもありますね。こういう時に「本」の偉大さを痛感しますね。著者との「対話」し、自身とも「対話」できる。映画評論家の水野晴郎さんではないですが、「やっぱり本っていいですね」という心境です(笑)。
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