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【LIFE BLOG】「人生の幸福感を最大化させる『50代からの7大行動』」について考える

少し古い記事になりますが「PRESIDENT(3/29号)」で特集されていた「人生の幸福感を最大化させる『50代からの7大行動』」を紹介したいと思います。まだまだ先のことだと思っていましたが、どんどんと近づく年齢になってきました。やっぱり雑誌は上手に作っていますよね、すぐに目を止めてしまいました(笑)。私のようにアラウンド50に近づく同年代の方のみならず、諸先輩方、さらにはまだまだ年数はあるけど、シミュレーションのために読んでみようという方など、どんな方でも大歓迎です。一緒に「人生の幸福感の最大化」について考えてみましょう。


幸福感は48.3歳を底に上昇していく

最新の研究によると、幸福感は48.3歳が最も低くなる。その後はU字曲線のように上昇していくことが分かった。

PRESIDENT 2024/3/29号

概ね平均を取ると48.3歳を境に、U字曲線が上がっていくそうです。子育てとか仕事面でも一番ハードな期間がこの時期だということでしょうか。たしかにこの時期になれば、会社での出世競争も最終局面で、そろそろ「その先」が見えてくるのかもしれませんね。また、子どもの教育であったり、それこそ子育てという面でも結構大変なのが48歳あたりだということです。

話は変わりますが、男性の場合「厄年」というのが40代に前厄・本厄・後厄を併せると3年間ありますよね。そしてこの研究データによるとアラウンド48歳もまた、幸せのどん底期である、と。さらに私が勝手に自分の経験談から提唱しているのが、「厄の後に厄が来る」説。私も一般に言われる「厄年」3年間を、慎重に生きてきたつもりなのですが、ようやく「厄」の明けた翌年にドデカいピンチ&トラブルなんかに一気に陥りました。ですので、トータルすると40代の10年間は気を引き締めて生活した方が良いようですね・・・汗。

意義ややりがいのある仕事が幸福をもたらす

ではなぜシニアの幸福感が上昇するのか。OECDは主観的幸福を客観的に測定するために、大きく3つに区分して考えている。
1. 生活の満足度
自分の暮らし向きが満足できるものなのか、仕事の報酬は十分か、暮らしている環境、あるいは安定した雇用など生活全般が自分にとって評価できるものなのか、ということ。
2. 感情(ハピネス)
美味しいものを食べた、風光明媚なところを旅したなど、感情に訴える幸せのこと。ただし、この幸福感は長続きしない。
3. エウダイモニア
古代ギリシアの哲学者アリストテレスが提唱した「幸福感」のこと。
OECDは「人生の意義や目的を追求する幸せ」と定義。

PRESIDENT 2024/3/29号

「分をわきまえる」ということでしょうか。それこそ何事も「腹八分目」を心がけるような生活が理想的だということのように感じましたが、いかがでしょうか?他人と比べるための「見栄消費」の必要も無いですし、味覚は若い時代とは異なりますし、そもそもかつてほどの量は食べられませんしね。さらに旅行に関しても、悲しいことに若いときほどアグレッシブには回れなくなるでしょうしね。「ハレとケ」を使い分ける。基本的には質素倹約でありながら、ここぞという時には惜しまず使う。こんな生き方ができたら理想ですよね。

ちなみに旅好きの私としては、②のハピネス、中でも「風光明媚なところを旅する」というのは、足が悪くなったり、身体が動かなくなる前に、できれば行きたい場所にはできる限り、行ってみたい、という意欲は今のところ持っています。

7大行動(1)年齢による自信喪失を絶対にしない!

●●世代はこうだ、と決めつけてしまう差別のことを「エイジズム」という。これは決めつける人自身にとってもマイナス面が大きい。エイジズムによる思い込みは、言う人にとって身体化してしまう(体の中にしみこまされてしまう)ことが少なくない。大事なことは、エイジズムによるネガティブな思い込みに振り回されないこと。自信を喪失することなく、自分の価値を信じる。

PRESIDENT 2024/3/29号

有名な小咄に「古代ギリシアの時代の移籍にも『最近の若い者は・・・』と若者を嘆く言葉が書かれていた」というようなエピソードをどこかでみたように思うのですが、これこそ人間という生き物が古代からあんまり成長していないこと表している典型例なのではないかな、と思います(これは否定的な意味ではないですよ!)。ここにこそ「人間味」があると思うんですよね。いつの時代も世代が違えば「わかり合えない」ことが当たり前で、「わかり合おう」と努力しなければダメだということですよね。加齢を卑下する必要も無いし、若年者もまた然り。互いに尊重し合えばいいってことだと理解しました。ま、気持ちだけはいつも若々しくありたいとは思いますけどね。

7大行動(2) 相手に合わせるより、自分中心で考える!

自分にとって親密で、意義のあると考える人々とだけ交流し、幸福感を高める。

PRESIDENT 2024/3/29号

ほんとそれ!煩わしい人間関係とはおさらばして、自分が仲良くしたい人たち中心の付き合いをする。そうすればストレスも軽減しますし、何より「楽」。ストレスのだいたいの原因は「人間関係」ですからね。変な気を遣わなくていいわけですから、自分ファーストでいっちゃいましょう。

7大行動(3) 年齢の上下に関係なく、フラットに付き合う!

仕事や家庭などやるべきことに追われていたセカンドエイジが終わり、やりたいことを中心にできる余裕が生まれる。自分の好きなことを追究していくことによって、幸せになる可能性が高まっていくのである。

PRESIDENT 2024/3/29号

私のお会いした先輩方はまさに「能ある鷹は爪を隠す」という諺がぴったりでした。特に素晴らしい経歴の方々ほど、この傾向があるように感じています。そんなお手本にしたい先輩方がいらっしゃるので、自分もぜひそうありたいと思っています。ま、私の場合、特に「能」がないんですけどね・・・涙。

7大行動(4) 競争から降りて、仕事自体を楽しむ!

会社の中で出世や昇進を目指す人は、戦いに勝つことを優先させられる「マッチョイムズ」が求められてきた。しかし仕事の目的は昇進だけではない。専門性を追究していくなど、仕事そのものにも様々な面白さが秘められている。

PRESIDENT 2024/3/29号

コレに関しては転職組のわたしとしては大賛成。前の職場だったら、なんだかんだで肩書きや役職を意識してしまっていたと思いますが、中途採用の身としては、遅れてきた新入社員の気持ちなので、今更出世も昇進もあるわけではないので、目の前の仕事をしっかりこなすことだけ。しかも前職よりは定時出社・定時退社できているので、仕事の前と後を以前よりは充実させることが出来ています。この時間を使って、自分のやりたいことができるのは願ったり叶ったりだと思っています。仕事のマッチョイズムよりは、ほんまもんのマッチョ目指してます(笑)。

7大行動(5) 好きなことを思い出し、好きなことで副業を開始する!

定年後の働き方として、現職継続、転職、起業という3種類が従来はあったが、今の時代、「フリーランス」という4つ目の選択肢がある。そのためには定年前から準備を始めていくことが重要。

PRESIDENT 2024/3/29号

うーん。どうなんでしょう?現在、猫も杓子も「副業」やら「フリーランス」を宣伝しておりますが、ちょっとトライしようとして挫折した身としては、少しだけ「懐疑的」に感じています。今現在、専門職に就かれている方であれば良いのでしょうが、私のように「手に職のない」一般人には、それこそ手っ取り早いとウーバーやらコンビニバイト・・・って感じですよね。そこまで身を粉にはしたくないな・・・と単なる怠け者かもしれませんが、この「フリーランス」に関しては、ちょっとこれからどうしよう・・・と考え中の項目ではありますね。

7大行動(6) フリーランスへの転身を常に意識しておく!

今後、フリーランスとして働くことは、定年後の選択肢として定着していくと考えられている。

PRESIDENT 2024/3/29号

出たー!フリーランスのすすめ。というよりは、60歳の定年が65歳に延長され、このままの勢いだと70歳まで会社に残れるようになる日もそう遠くないかもしれませんね。これに関しては賛否両論あるでしょうが、その際にフリーランスという選択肢も普通になっていくんでしょうね、きっと。ま、身体が動く限りは、何かしら週に2~3回でも良いので、どこかで働くことによってそれこそ「生きがい」ではないですが、社会の役に立っている感覚は持てるのかなと思います。この時期になると「お金のため」というよりは、そうした「生きがい」としてのフリーランスであればアリかな、と思っています。

7大行動(7) ゆるい交流の場にどんどん参加してみる!

新しい自分として成長するためにも、ホームとアウェイを行き来することが理想。アウェイとして、地域活動やNGO、ボランティアなど、立場も年齢も違う様々な人によって組織されている場所がたくさんある。こうしたアウェイなコミュニティに一員となって、自身のコミュニケーション能力を新たに開発していくことは非常に意義のあることだ。

PRESIDENT 2024/3/29号

確かに地域コミュニティ等の「場」を持つことで、家にいるだけの息の詰まる日常よりはずっとメリハリある毎日が送れそうですよね。ただ、「手段と目的」を混同してはダメだと思うので、家にいたくないから、外のコミュニティに参加するとなると、純粋にそのコミュニティを形成している方々に失礼な気もしますし、そんな不純な動機だと続くものも続かないような気もします。自然体でそうしたコミュニティに出会えれば最高なんですが、こればっかりはまだイメージが出来ないですね・・・皆さん、どうされているんでしょうか?気になるところです。

人生の後輩に「これだけは伝えたい」ということ

・ 仕事から解放されたときにやりたいことを事前に見つけておくことは大切です。
・ 若い人とぶつかったら「ひょっとして自分が間違っているのか?」と考えてみよう。努力しないと頑固ジジイになるだけです。
・ 引退前に理想の老後をイメージし、それを実現することに挑戦するような老後戦略で、人生が2倍楽しめます。
・ 会社人間ではダメ。自分の周りの人を良く見ること。人間の繋がりを大切に。

PRESIDENT 2024/3/29号

すべて心に留めておきたい「名言」ばかり。定年間近になってから慌てるのではなく、事前にイメージトレーニングをしておこうというのはその通りですし、「頑固ジジイになるな」というメッセージも胸に響きます。そして何より「会社人間ではダメ」というのは本当にその通り。かつての私は本当にこればっかりで生きてきたので、ようやく人間らしいといいますか、俗に言う「ワークライフバランス」を考えた生活を送れるようになっています(今更ですが)。

ただし、人間のつながりという点では、未だに時々前職の方々に連絡を取って、会ってもらったりしています。どうしても新しい職場では、いつまでも「外様」状態(←決して雰囲気が悪いわけではないですよ!)。多分、この感覚はずっと続くんだろうな、と受け止めています。人間、そんなに何でもかんでも手に入りませんよね、私はそうした決断をして今に至るわけですから、ここは甘んじて受け入れねばならないわけですが、最後の先輩からのメッセージもまた心に響くのも事実な訳で・・・笑。

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