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【野球】激アツだった2023シーズンを振り返る~Number1086号「甦る死闘」より

「感動をありがとう」ー使い古されたフレーズではありますが、今シーズンは何度もそうした記憶に残る「名場面」が多かったように思います。春先のWBCに始まり、その興奮のままペナントレースに突入し、WBC戦士が一堂に会したオールスター戦や、盛り上がったクライマックスシリーズ、そして何より最後まで縺れ込んだ日本シリーズと、私のような「にわか」でさえも、今年はプロ野球を観戦したり、ニュース記事を本当に良く目にしたなあと思います。

そしてその中心にはもちろん大谷翔平選手!ちょうど本日、ドジャースへの移籍が発表になり、これまた破格の年俸で話題に。とはいえ、大谷選手のことですから、おそらく金額云々ではなく、野球に専念できる環境などを最優先されたのではないかと思いますが、来シーズンからの活躍もまた楽しみです。さらには山本由伸選手も渡米が決定。今のところ、球団は発表されていませんが、こちらもまた活躍が期待されており、目が離せません。

さて、今回は「Number1086号」を読み、ちょうどWBCや日本シリーズに関する記事が掲載されており、自分の中で再び「胸熱」になったので、まさに私の中に「甦った死闘」に関する「にわか」ファンなりの勝手な感想や、さらにはプロ野球に関する今年の出来事についてまとめてみました。


大谷翔平~想像を超えたプレーの本質

もちろん最初の記事は大谷選手でした。どうやら大谷選手本人とのインタビューは次回号以降とのことでしたが、WBC当時の写真と記者による文章だけでも当時が甦りました。中でも岡本選手のコメントが紹介されていました。

「ナマで見るのは初めてでしたけど、えげつなかったですね。(中略)人間離れしていました。でもね、ムネ(村上宗隆選手)と話したんですよ。いやいや同じ人間なんだから、僕らにも可能性はあるよねって」

Number1086号より

岡本選手というと、帰国後の記者会見で「野球ってこんなに面白かったんだ」と飄々と述べていたのが印象的でしたが、日本の打撃の名手たちがこんな話をしてたんだ、と想像するだけでなんだかニヤけてきます。たしかWBCのドキュメンタリーでも、大谷選手の打撃を見て、唖然としているシーンがありましたが、まさに本当にそんな感じだったんでしょう。しかし、大谷選手自身は淡々と、自分にできることを着実にこなす。そんな様子がドキュメンタリーでも捉えられていました。きっとそれが彼の「素」なんでしょうね。

WBC決勝~7人で繋いだ魂のリレー

次の特集はWBC決勝。特に日本が誇る投手陣による超豪華リレーに関する内容になっていました。私のような「にわか」でさえ、後半のダルビッシュ投手からのクローザーが大谷選手っていう、他では考えられない継投にはゾクゾクしましたからね。ちなみに先発は今永選手。そして戸郷選手→髙橋選手→伊藤選手→大勢選手とそれぞれ1から2イニングずつの継投策で、8回と9回は先ほどの大リーガーたちというラインナップ。ここはぜひこの記事を読んで欲しいです、あの伝説の試合が投手陣の目線で甦ります!映像ではなく文章なのに、なぜか脳内で当時の様子が追体験できるようなワクワクする内容になっています!(いつか、こんな文章を書けるようになりたいです)

阪神タイガース~軍師が打った3つの布石

そしてお次はタイガース。こちらもまた伝説に残るであろう名勝負となった日本シリーズに関する記事となっています。中でも個人的には湯浅選手の大復活に注目したいと思います。WBCで早めの「ピーク」期を作ってしまった反動か、ペナントレースにおいては怪我等もあり、若干悔しいシーズンだったと思うのですが、日本シリーズで奇跡の復活。「湯浅の一球」と称される阪神のピンチを救う一球を投じたシーンは記憶に新しいと思います。しかも二軍から復帰直後という!湯浅選手のコメントも記事内では触れられており、このあたりもぜひぜひ本文を読んで欲しいと思います!


と、以上が「Number1086号」から、私が特に胸熱だったシーンを中心にご紹介しました。実は今号ではプロ野球のみならず、バスケやラグビー、バレーボールやサッカーなど、今年話題になったスポーツを特集しています。個人的にはバスケもまた熱かったですね、こちらについてもまた後日、感想をまとめていきたいと思います。以下は勝手に独断と偏見で今年のプロ野球シーズン話をまとめていきたいと思います。


WBC戦士のその後~ピーク期を作るのは難しい!

「二極化」というのが相応しいような感じでしたね。大リーグの吉田選手、タイガースの中野選手などは全シーズンを通じて結果を残した一方で、先ほどの湯浅投手や大谷選手のように怪我や身体の不調を訴える選手も。これは栗山監督が「大切な選手の皆さんをお借りしている」というコメントが物語っているように、各チームにとって大事な大事な選手を、怪我なく返したいということだったのでしょう。商業野球としては、その後に続くペナントレースにおいて各選手が活躍してほしいわけですからね。

とはいえ、春先に一度ピーク期を作ってしまうと、その後再び、長いペナントレースで山場を作っていくのは非常に難しいんでしょうね。これはなんとなく分かるような気がしますよね、ずーっとピーク期は維持できませんし、それになにより、本場の空気を体感し、さらには「世界一になる」という目標を達成してしまったら、その後、なんとなく「気が抜けた」感というのでしょうか、「燃え尽き症候群」状態になってしまいますよね。これは私たち一般人においても、学びの多いケーススタディだな、と思いました。プロ野球選手たちでも、やっぱりこうして自身のマインドのコントロールというのが非常に難しいのでしょうね。

チームの結束力~オリックス・バファローズ投手陣

私が勝手に記憶しているだけかもしれませんが、全チームの中でもオリックス・バファローズの投手陣のまとまり(というか、わちゃわちゃ具合?)が非常に「今どきの選手たち」には、丁度良い感じなんだろうな、と思い巻いた。これは私がオリックス・バファローズのYoutube番組を見ているからかもしれませんが、とにかく「仲が良い!」。

まあ山本由伸選手という、誰もが尊敬する大エースがとてもフランクな性格をされているからというのもあるのかもしれませんが、とにかく全体的に楽しそうな雰囲気。能見コーチが上手に空気を作っている、というようなコメントもありますが、誰もが野球を楽しみながら、そして一つにまとまっているように思いました。もちろん投手層が厚い(いや、育成しながら厚くしていった、というのが正しいのかな)のもありますが、しばらくオリックス・バファローズ時代が続くのかな、と来シーズンも楽しみです。(とはいえ、山本由伸選手の渡米と山崎福也選手の移籍による「穴」は心配ですが・・・)

山崎福也選手、日本ハムファイターズへのFA移籍!

そしてその山崎福也選手ですが、FA宣言で日本ハムファイターズへの移籍が決まりました。先述のようにオリックス・バファローズの雰囲気が良かったので、残留もアリかな?と思ったのですが、北海道への移籍となりました。

ちょっとしたサプライズだったのですが、移籍会見で理由が分かり、一気に応援モードになりました。山崎選手もまた、(きっと)大谷選手同様、金額云々ではなく「熱意」による移籍。さらには阪神タイガースの横田慎太郎選手と同じように脳腫瘍を患い、奇跡の復活。会見には当時の執刀医も駆けつけるサプライズ。今もまだチャリティーとしての活動をされているなど、山崎選手の「心意気」に、より一層応援の気持ちが高まりました。と、同時に嬉しそうだったのが新庄監督。判官贔屓の私としては、日本ハムファイターズの活躍が楽しみでしょうがないので、来シーズンに向けて、「新エース」加入でますます楽しみになってきました。


というように、まだまだ書き足りないのですが、「Number1086号」を中心に、プロ野球に関する話題に触れて参りました。技術的なことなどは全く門外漢なので、チーム力やメンタル面、さらには各選手のサブストーリーのようなところに注目しながらまとめてみました。これだけワクワクさせてくれる、スポーツってやっぱりいいですね、なんだかフツーのまとめになってしまいましたが、これからも一人のスポーツファンとして楽しんでいきたいな、と思いました。


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