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阪神タイガース選手名鑑2024(野手編)


今年も阪神タイガースの選手名鑑を独自目線で作成します。選手の名前を覚えたり情報を仕入れたり布教に使ったり、様々な楽しみ方をしていただけたらと思います。


0 木浪聖也(きなみ せいや)

恐怖の8番打者。シュアなバッティングと安定した守備で、昨年はショートのレギュラーとして優勝に貢献。個人としてもベストナインとゴールデングラブ賞を獲得するなど、飛躍の一年に。投手の前を打つ打順である8番は打力の低い打者が入るという固定観念を、チャンスに強くなおかつ出塁して上位打線に回すという活躍をもってして覆した。捕球から送球という一連流れの美しさは、教科書に載せられるレベル。

1 森下翔太(もりした しょうた)

逆境を切り拓くフルスイング。1年目の昨季は、打率以上の活躍を見せ、ここぞで欲しい一打を何本も放った。体の強さとスイングの速さが魅力で、相手投手が崩そうとしてきても強引に振り切ってヒットにしてしまうことも。今季は確実性を高め、シーズンを通しての活躍を目指す。試合前の声出しを担当した際には、やり直しをさせられることが恒例化しており、そのため毎度2つのネタを用意しなければならなくなっている。

2 梅野隆太郎(うめの りゅうたろう)

どんな球も逸らさぬキャッチャー。難しいワンバウンドの球でも前に止めるどころか捕球してしまうその技術は、もはや芸術的。3年連続してゴールデングラブ賞を獲得するなど実績豊富だが、近年は成績が下降傾向に。昨季は死球による離脱で優勝争いを経験できず、悔しさを味わった。今季は正捕手奪還を目指す。

3 大山悠輔(おおやま ゆうすけ)

心震わす我らが主砲。どれだけ苦しい期間があっても、最後の最後、本当に欲しいところではいつも答えを出してきた。ドラフト時には悲鳴を浴び、最下位も経験し、不振による降格も何度もあった中で、最後には1年間四番打者という重荷を背負いきっての優勝に、誰よりも涙を流していた。そんな姿に心打たれたファンは少なくない。これからもそのバットで、ファンを感動の渦に包み込む。愛猫家であり、飼い猫のラテちゃんとミミちゃんの2匹を溺愛している。

4 熊谷敬宥(くまがい たかひろ)

俊足好守のユーティリティ。端正な顔立ちで華麗に守るが、走塁は気迫満点。主に試合終盤に登場し、1点を争う場面の代走や守備固めを任されている。特に内外野様々なポジションを守れる守備力は評価が高く、球界を代表する守備の名手である広島・菊池にもお墨付きを貰っている。今季も接戦が増えれば増えるほど、彼の出番は多くなっていくだろう。

5 近本光司(ちかもと こうじ)

球道究めるリードオフマン。自らと徹底的に向き合い、相手を調べ尽くし、そして考え抜いた結果を打席で表現する。本来は初球から積極的に振っていく打撃スタイルだが、昨季は打つ球を絞り込むことに挑戦し、出塁率を大幅に伸ばした。守備走塁も非常に長けており、守っては球界最高クラスのセンター守備を、走ってはプロ5年で4度の盗塁王を獲得した快足を見せる。今季も1番センターは不動だ。

7 シェルドン・ノイジー

栄光に導く強肩助っ人。来日1年目の昨季は、シーズン通しての打撃成績こそ目立つものがなかったが、日本シリーズの大一番で38年ぶりの日本一を決定づけるスリーランを放ち、一躍ヒーローになった。速球投手やエース格に対しては強く、その力を安定して発揮することが求められる。元メジャー内野手の肩は本物で、矢のような速さと正確性を兼ね備えたスローイングで相手走者の進塁を許さない。

8 佐藤輝明(さとう てるあき)

進化を続ける規格外の大砲。鳴り物入りで入団すると、1年目からずっとシーズン20本塁打以上を続けながら、毎年ステップアップを見せている。昨年は初めてサードに固定されてシーズンを迎えると、キャリアハイの打点数でチームを幾度となく勝利へ導いた。一方で、好不調の波の激しさや守備力など課題も見られ、今季は動作解析や徹底した守備練習を行い更なる成長を誓う。球団史上初となる連覇へ、テルの力でさあ行こう。

12 坂本誠志郎(さかもと せいしろう)

勝利へ導く扇の要。優れた頭脳と卓越した視野の広さで様々な投手を巧みにリードする。その視野の広さは気配りにも現れており、チームメイトへのプレゼント等のエピソードには事欠かない。試合でも、バッテリーを組む投手によって異なる色のミットを使い、投手がより投げやすい環境を整えるなど、細かいことまで徹底する。打者としては下位打線を担うが、小技や進塁打、四死球による出塁などで着実に貢献する。

25 渡邉諒(わたなべ りょう)

直球破壊王子。とにかく速球に強く、他の打者が差し込まれるような球でも引っ張り込む力がある。その強みを生かし、昨季の日本シリーズでは初戦に対山本由伸で起用され、先制点となるタイムリーを放った。しかし、近年は直球への強さが有名になったことで変化球勝負をされることが増え、成績を落としている。もう一度打撃を磨き、ここぞで敵を破壊する一打を放ちたい。

32 井上広大(いのうえ こうた)

若きパワーヒッター。天性の打球角度を持ち、様々なコースの球を長打にすることができる。本塁打の出にくい球場揃いの二軍・ウエスタンリーグで年間2桁本塁打を放った実績もあり、そのパワーは本物。一方で、タイミングを合わせる作業を苦手としており、三振も多い。課題の速球対応を克服し、強敵ひしめく外野手争いから抜け出したい。

33 糸原健斗(いとはら けんと)

経験豊富な仕事人。バットに当てる技術が高く、簡単には三振しない。そのため、前に飛ばせば得点が入るような場面での信頼度は抜群。その他、四球で出塁したり進塁打でチャンスを広げたりと、その仕事っぷりは多岐にわたる。代打として出場することが多いが、サードの守備も上手い。童顔だが、キャラはけっこうオラオラ系。よくミエセスを従えている。

38 小幡竜平(おばた りゅうへい)

強肩巧打のショートストップ。身体能力が非常に高く、それを活かしたダイナミックなショートの守備には魅力が詰まっている。一方で、やや安定性に欠けるため、レギュラー奪取に向けてはその点を克服したい。打撃力は年々成長しており、一軍投手の球にもアジャストできるようになってきた。ちなみに、数年前、某大学の学食メニュー名に短期間だが彼の名前がそのまま採用されたことがあった。

39 榮枝裕貴(さかえだ ゆうき)

強肩光る男前捕手。プロ初出場が一打同点の9回2アウトでの代打出場で、見事に同点打を放ったという珍しいものだった。そこから一気に一軍定着と行きたかったが、レギュラーの壁は厚く、一軍と二軍を行き来する状況が続いている。攻守にさらなるレベルアップを果たし、捕手争いに参戦したい。趣味は麻雀。

40 井坪陽生(いつぼ ひなせ)

希望の陽を照らす若手ホープ。体を捻って構え、鋭く回転して打つという独特なフォームで、昨季は高卒1年目ながら前半戦は二軍で打率3割、一時は首位打者を走るなど、打力の才を見せつけた。コンタクト力が高く、様々な球に対して鋭い打球を放つことができるため、二塁打を量産する。今季は1年間失速することなく駆け抜けたい。

43 髙濱祐仁(たかはま ゆうと)

勝負を懸けるバットマン。ドラフト下位指名から故障を乗り越えてきた苦労人で、トレードによりタイガースにやってきた。しかし、昨季は打撃不振に陥り、二軍でも思うような結果を残せず、一軍出場なしに終わってしまった。ライバルは多く厳しい立場だが、かつての打棒を取り戻し、ファンにその名を知らしめたい。昔、兄の卓也もタイガースに所属していた。

44 戸井零士(とい れいじ)

虎のゼロの秘宝。高校時代は甲子園にも出場した強打の内野手だが、1年目の昨季はプロの球への対応に苦しんだ。今季は大幅な肉体改造をし、よりシンプルな構えで長打力を追い求め、アピールを誓う。同じ右打ちの内野手の後輩が2人も加入したため、より熾烈なアピール合戦が予想されるが、先輩として負けられない。

45 遠藤成(えんどう じょう)

しぶとく食らいつく努力の男。入団から3年間、なかなか二軍でも結果が出せなかったが、昨季は二軍で首位打者争いを繰り広げるまでに成長。打席での泥臭い粘りと鋭いヒット、全力で球を追うセカンド守備で二軍におけるレギュラーを掴んだ。今季はさらに強い打球を飛ばし、一軍クラスの球にも負けないパワーをアピールしたい。今季こそは一軍初出場だ。

51 中野拓夢(なかの たくむ)

野球センス輝くヒットメーカー。昨季から本格的にセカンドに転向し、いきなりゴールデングラブ賞を獲得した優勝の立役者。WBC日本代表にも選出されており、チームの優勝・日本一と合わせて年間3度も美酒を味わった。速い球は被せるように弾き返し、低めの変化球には食らいついてバットを合わせるため、打てないコースが非常に少ない穴のない打者。毎年盗塁王争いの常連でもあり、走攻守全てに優れた2番セカンドとして今季もチームを引っ張る。

52 山田脩也(やまだ しゅうや)

全国を制したイケメンショート。高校時代から優れた守備能力を発揮し、仙台育英高のキャプテンとして、高校野球の長い歴史上で初となる東北勢の全国制覇に大きく貢献した。阪神にはドラフト3位で指名され、その期待が窺い知れる。守備のみならず打撃も光るものがあり、初対戦の投手を相手にしても自分のスイングを貫くことができる。入寮時には、くまのプーさんのぬいぐるみを持参。

53 島田海吏(しまだ かいり)

勝利へ駆けるスピードスター。中学時代には桐生祥秀にも勝ったというその俊足が最大の武器で、終盤の代走で起用されることが多い。打撃面は、昨季プロ初本塁打を放ったものの持ち前の鋭いスイングは鳴りを潜め、打率1割台に終わるとポストシーズンは悔しい二軍落ち。走攻守に積極的な本来の持ち味を取り戻し、首脳陣からの信頼度を高めたい。個人的に、登場曲の選曲センスチーム1位。

55 ヨハン・ミエセス

ムードメーカー「ミエちゃん」。パンチ力を期待して獲得されたが、いつの間にかパンチ力よりもキャラクターをクローズアップされるように。優勝のビールかけの際には、岡田監督から「ミエちゃん、主役ちゃうよ。成績にちなんだ暴れ方をしてくださいね」の名言を引き出し、さらにそれに対して「そんなの関係ねぇ!」で応戦した。登場時のファンからの歓声も凄まじく、受ける声援の多さはさながらチーム一筋20年の大ベテランかのよう。あとは成績だけだ。

56 百﨑蒼生(ももさき あおい)

強打の新人内野手。高校時代には、転校した関係で公式戦に1年間出られなかったが、それでも甲子園の夢舞台に辿り着いた。これからは、その夢舞台が本拠地に変わる。早世した元高校球児である父の夢も乗せ、聖地を駆けていく。ちなみに、プロ野球選手への定番の質問「好きな女性芸能人」で、多くの若手選手が若手女優やアイドルの名を挙げる中、彼は小池栄子一筋である。

57 長坂拳弥(ながさか けんや)

闘志に満ちた強肩捕手。主に控え捕手として一軍にいることが多く、試合出場の機会はそれほど多くはないが、登場時には常に気合いに満ちた顔をしている。打席での顔つきや構え、ルーティンは強打者そのものだが、実際には安定感はあまりない。しかし、パンチ力は備えており、かつて2年連続初打席初本塁打を記録したことも。肩の強さはチームトップクラス。

58 前川右京(まえがわ うきょう)

天性の打撃を見せる次代の中心打者。速いスイングで速球を弾き返し、強靭な下半身を活かした粘りで低めの変化球も捉える。その打力は高卒3年目を迎える現時点で既に一軍レベルであり、監督からの評価も高い。守備力と体力は課題で、特にこれまで離脱期間が多かったため、スタミナには気を配りながら起用していくことになるだろう。期待の若手という枠を超え、もはやれっきとした戦力だ。

59 藤田健斗(ふじた けんと)

守りに長けた若手捕手。体は小さいが、懸命に投手を引っ張り、ワンバウンドの球もしっかり受け止める。スローイングも安定しており、二塁送球には定評がある。その守りを武器に、5年目となる今季は一軍での初出場を果たしたい。打撃面でも成長を見せており、今季はオープン戦でヒットも放った。

60 小野寺暖(おのでら だん)

しぶとく食らいつくユーティリティ。ドラフト時には育成選手として指名されたが、そこから支配下契約を勝ち取り、昨季はついに一軍定着を果たした。右方向に弾き返す打撃と内外野を守る器用さ、そして何よりガムシャラさが持ち味である。今季は右打ちだけでなくパンチ力にも磨きをかけ、レギュラー奪取を目指したい。登場曲は名前にかけた「DANDAN心魅かれてく」。

61 豊田寛(とよだ ひろし)

パンチ力が魅力の外野手。即戦力の期待を受けたが、一軍でヒットを放つことはできないまま、年々増えるライバルに埋もれてしまっている。持ち味は広角に鋭い打球を飛ばすことができるバッティングと俊敏性。これらの両立を果たしているライバルは多くないため、とにかくバットで結果を残して存在感を示したいところ。

62 植田海(うえだ かい)

チームに欠かせない代走の切り札。接戦の終盤戦にその名をコールされるだけで相手にとってプレッシャーとなる。また、内外野をこなせる器用さも武器のひとつで、特にセカンドでは捕ってから投げるまでがとにかく速い。今季も守備走塁のスペシャリストとして、チームに欠かせぬピースとなる。ちなみに、昨年まで球場では彼の名を冠したポテトが選手メニューとして発売されていたが、こちらは一軍を守れず、今年は削除されてしまった。

67 髙寺望夢(たかてら のぞむ)

打撃センス光る次世代のヒットメーカー。好調時にはどんな球も弾き返してしまうほどのバットコントロールを持ち、その力は一軍でも勝負できるレベル。しかし、それが持続しないところに課題があり、今季はまず二軍で打率3割を目指したい。ちなみに、これまで一軍で放ったヒットは全てツーベースである。

68 中川勇斗(なかがわ はやと)

強打の若手捕手。体こそ小さいものの、どっしりとした構えから鋭いスイングで強い打球を飛ばす。2年目の昨季は一軍に初昇格。試合出場こそなかったものの、一軍の空気を体感し、更なるレベルアップを誓った。直近では足の故障が続いており、まずはシーズンを戦い抜く体を作りたい。体ができれば、自ずと頭角を現す選手だ。

94 原口文仁(はらぐち ふみひと)

数多の試練を弾き返す仕事人。様々な故障を乗り越えて一軍に定着し、その後患った大腸ガンにも打ち克った。その努力は打席でも表れ、試合終盤に立ちはだかる幾多の好投手を一振りで打ち砕いてきた。今季もここぞで頼れる切り札として、一振りに懸ける。オフのバラエティ番組「とんねるずのスポーツ王」には帝京高校出身としてレギュラー出演しており、真面目な彼が年々バラエティ慣れしていくさまが見られる。

95 片山雄哉(かたやま ゆうや)

巧打を見せるキャッチャー。一軍出場経験はほとんどなく、二軍でも若手に出番を譲ることが多いが、ベンチでは常に大きな声でチームを盛り上げ、出場した時にはきっちりと仕事を果たす。そのため若手からの信頼は厚い。今季も任された役割をしっかりこなし、チームの力となりたい。ちなみに、SnowManの宮舘涼太さんに似ていると密かに囁かれているらしい。

97 野口恭佑(のぐち きょうすけ)

フルスイングで挑む若手野手。育成選手として入団したが、1年目から二軍で4番を務めるなど結果を残し、オフに支配下契約を勝ち取った。スイングこそ大きいもののコンタクト力もしっかり備えており、昨季は二軍で打率3割をマーク。今季は一年間戦い抜き、その中で一軍初出場、そしてその先を狙っていきたい。大のTWICE推しで、隙間を縫ってライブ参戦するほど。

126 福島圭音(ふくしま けいん)

俊足光る次代のスピードスター。大学時代にはリーグの盗塁記録を塗り替えたというその足は、プロの世界でも大きな武器。その俊足を最大限に活かすため、プロでさらに盗塁の技術を磨き、チームに欠かせぬ選手になりたい。肩も強く、守備能力の高さにも期待がかかる。ちなみに、その特徴的な名前は母親がケイン・コスギの大ファンであることに由来する。


終わりに

閲覧いただきありがとうございました。タイガースの野手は年々着実にレベルが上がってきており、期待の選手も増えているので、個人的にも書いていて楽しかったです。スキ、サポート、フォロー、シェア等していただけると喜びます。

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