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時を忘れて車窓を眺める旅③〜いよいよ只見線

やっとやっと
只見線に乗る時がやってまいりました
ここまでの記録はこちら↓

朝4時半に起床して
前日会津若松駅前のスーパーで買っておいた菓子パンとコーヒー牛乳で朝食にするけれど早朝過ぎて食欲無く…
半分だけコーヒー牛乳で流し込む。

初めて見たので珍しくて買いました

身支度してホテルをチェックアウト
裏のコンビニでおにぎりとお茶を購入。
道中長いから、お腹空いちゃいそうですので。

只見線についてはこちら↓

今回は会津若松駅から小出まで、すべて乗ろうと計画しました。


さて、私達は5時半過ぎには会津若松駅に到着。
まだホームに人は居ませんでしたが、光光と明かりがついていて、シーンと静まる中にパラパラと霰が降っていました。

只見線はまだ入線していません 
回送列車がいます

5時40分くらいになるとホームにおりてくる人が数人います。
只見線乗車位置と書かれた所で待っていると
一輌の只見線が入線してきました
がっ!
私が待っていた所まで列車が来なくて、焦って一輌分走って戻り乗車。
ホームに一番乗りで来たのにぃ!

4人掛けのボックス席と
2人向かい合わせのシート
横に長いシートと
3種類あります

進行方向はどっち?
どちら側に座ると景観がいい?と、
知らない人同士で情報共有しながらの座席争奪戦がしばし行われた後、
座席キープしてから車輌の撮影会が始まったかのように、みんな思い思いの場所でパシャパシャ📸

通学の学生さんも数人いまして、
どこまでいくのかしら…
朝早くから大変だな…
と、遊びに来ている自分がとても申し訳ない事をしているように思いました。

当たり前の事ですが、
これまで目にしてきた只見線といえば雪の中鉄橋を渡る列車とか、大自然の中を走る列車などの写真や映像。

今、あの写真のあの場所だな…と思いを巡らせながら車窓から景色を見るととても感慨深い気がします。
走ってしばらくしてから日の出の時刻となって、朝日を浴びる山々や町並みはキラキラしていてとても美しかったです。

写真を撮りましたが、ぜんぜん私が目にした光景をそのまま写真に収めきることはできなくて。

途中から写真を撮ることは諦めて、自分の目で見た美しい景色を記憶に残したいと思うようになりました。

ただ、ただ、美しい車窓からの眺めを楽しむ時間となりました。

帰ってきてから、雑誌やネットで只見線の写真を見た時に、
「私この列車に乗って、こんなに素敵な所を走ったの!」と思い出せる事がとても嬉しいです。

車窓からの景色の他に
途中の七日町から乗車の女子高生がいて、乗車後すぐに荷物を枕に小一時間爆睡。
こんなに朝早くから登校するなら無理もないか…でも、乗り過ごしたりしないんだろうか?
次の列車なんて早々ないから失敗は許されないだろうなぁ

などなど、心配する私をよそに1時間後にパッチリ目覚めた彼女はリュックサックからお弁当箱を半分のぞかせて、もくもくと食べ始め…その後菓子パンをひとつペロリとたいらげました。
そしてちょっと大きな駅で下車。
ちゃんと時間配分できている様子に関心しました。

見ていたら、私もお腹が空いてきて…コンビニで買った鮭おにぎり🍙を食べました。
コンビニのおにぎりがなんだか特別においしく感じました。

只見駅からはたくさんのお客様が乗ってきて、立っている人もかなりいました。

もっとたくさん本数あったり
車輌が増えるといいのだろうけど、赤字が増えている路線だとニュースでも聞きました。

たくさんの人が訪れて本数も車輌も増えるといいな…と思う反面
賑わいすぎて、素朴な美しさが失われてしまうのも悲しい。
なんともジレンマですね。

日本中のあちこちで同じような事が起こっているように感じます。
たまに観光で訪れるのと、実際にそこで日々の生活するのとでは訳も違って来ますね。

私は時々でも各地を訪れて乗車して、こんなに素敵な所があることを発信することで、応援し続けたいと思います。

次は途中下車して、只見線沿線のあちこちを見て回りたいと思いました。

そしてこの後、新潟から長野へまわり
東京へと、鉄道一筆書き旅はつづきます。


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