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痩せ体質の栄養学ー血液は嘘をつかない

本当の自分のカラダの状態を知りたい。

そんな理由で受けてみた血液検査による解析。半年の期間2回の検査を経て、自分の体内でどんな変化が起こったのかを記録してみました。

痩せ型・消化能力が弱い・食べても太れない・イライラしがち・不安感を覚える等、ひとつでも私と同じような悩みを抱える人の役に立てれば幸いです。

①<Before・After>血液検査結果の比較

まずは、比較の結果から。数値がどのように推移したか。


②<Before> 2022年4月の状況

・仕事面でストレスを感じることが多く、常にイライラを感じる
 ・食事は1日2回程度(朝抜くことも多かった)
(書籍を参考に、夜20時から翌朝11時まで食事を摂らない15時間断食を週3-4回実施。オートファジー効果で腸内環境が良くなると思っていた)


③<After> 2022年9月の状況


<体感の変化>
①メンタルがやや安定するようになったと感じる(やる気が出る・不安感を感じる頻度が減った)
②下痢の回数が極端に減った。ほぼないと言っていい
③1日の中で、便が出る時間がほぼ一定になった

<数値の変化>
①白血球中の好中球の割合が減り(73.4→54.9), リンパ球の割合が増えた(22.1→36.5). 【参照上記スライド:③白血球と分画】

ストレスなどで交感神経が緊張すると顆粒球(主に好中球)が増え、逆にリラックス過剰な状態では副交感神経優位となりリンパ球が増えてきます。

消化能力値は,実は改善してない (ペプシノーゲンPG1: 44.4→36.5) 
消化を大きく阻害する原因となるピロリ菌はいないようで安心
【参照スライド:⑥消化関連】(ペプシノーゲン)(PG)って、なに?)

・中性脂肪(46→53) 少しだけ増えたのかな。
【参照スライド:⑩脂質代謝】

④タンパク質総量は、大きな変化なし
(→筋肉つけるためにプロテイン量増やしているけど、そもそも消化力が低いから、あまり影響ないのかな)

⑤γ(ガンマ)-GTPの値に若干改善が見られる(→(65→47)酒量を少し落としたからかな)

⑥亜鉛量(98→145) (→プライベートな理由で亜鉛サプリを摂っていたが、担当医師には亜鉛過剰なので控えるように助言を受けた)

④<気づき・今後やってみたいこと>

・一番嬉しかったのは、「交感神経優位」(イライラ、ストレスを感じやすい)の症状に大きな改善が、数字面で見られたこと。これは、実は、今の仕事を辞める意思決定を7月に行ったことが大きいのでないかと思っている。消化は、「副交感神経優位」の状態でないと、うまく働かないのでここに改善が見られたのは、消化能力が低い自分としては、大きい。「何を食べるか、食べないか」ばかりに気を取られがちだが、①自律神経のバランス・②消化能力が整っていなければ、どんな食事制限をしようが、どれだけ良い栄養素を取り入れようが、効果は半減だ。

・消化能力を上げるために医師からアドバイスを受けたのは、まず手近なところから、①「食前に酸っぱいもの(レモン・梅干し)」を口に入れて胃酸を分泌させること、②食事中には「大根おろし」など、消化を助ける食べ物を摂ること。

中性脂肪値(TG)が低く、エネルギー産生が上手くできていない可能性があるので、ビタミンBの摂取を増やす事を勧められる。(ビタミンBは、アルコール代謝にも有効)

・つい足りていない栄養素の摂取をサプリに頼りがちな人も多いと思うが、本当にそれがあなたに足りない栄養素なのか、カラダが必要としているものなのかを問うことは、有意義だと思う。


現在履修している分子栄養学講座で、上記自分の血液検査の結果をケーススタディとして取り上げてもらえるので、どのようなコメントを講師(医師)からもらえるのか、とても楽しみ。

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