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これから真実告知を始める親御さんに伝えたいこと

養子当事者の志村歩です。
ご覧くださりありがとうございます。
今回はこれから真実告知を始めようと考えている養親さんたちに向けて記事を書こうと思う。

なお、後半は有料であるが、原稿料は養子当事者としての活動に充てるため、応援の意味を込めてご購読いただけると大変嬉しく思います。


まずは記事をお読みいただいていることに心から感謝申し上げたい。
なぜなら養子にとって、ものすごく大切である
真実告知に関心をお持ちだからだ。


「真実告知」と言われると漢字4文字で如何にも難しい印象を受ける。
だが、やることは至極単純である。
以下のことを子どもが理解するまでひたすら
言い続けるだけである。

「育て親と産みの親が別に存在していて
育ての親に必要とされ愛されるために産みの親があたなのことを考えて手放した」

いかがだろうか。
おや?できそうな気がしない?
その感覚は正しいのかもしれない。

なぜなら私は真実告知をされた側の人間であり
する側の気持ちや考えは想像するしかないからである。

では、想像の域を出ないながらも私の経験も加味しつつ、真実告知を始めるにあたり大切なことを述べよう。

真実告知=愛なのだと思う

大前提として人間にとって出自というのは
例えそれがどのように残酷な内容であっても大切人生の一部である。
それを踏まえて読み進めていただけると大変嬉しい。

養子当事者、少なくとも私にとって、真実告知をされないということは、大切な人生の一部を知らない、もしくは、偽りの人生を生きているということになってしまうのだ。

そんな大袈裟な!と思うかもしれないが、実際に真実告知をされずにある程度の年齢まで育てられたある養子当事者は何とも言いがたい違和感を覚えながら生活をしていたらしい。

要するに自分の人生を堂々と胸を張って生きられないということである。
ちなみに件の当事者は

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