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"紙"食って感じた最近のはなし

やっほー!俺が大好きな物好きの59人の皆んなは元気かな?
Long time no seeということで久しぶり〜。

今回は先日”さいけでりこ”をした"友人”の体験を忘れないうちに記しておきたいなと思ったので、ザッと思い出せる範囲で書いていきます。

※現在の日本で”紙”は違法薬物となっています。この記事は薬物を推奨するものではありません。以上を理解できた方のみ先へ進んでください。

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2023/3/21は春分の日であると同時に”宇宙元旦の日”というのをどこかで目にした。ただその日以降の天気は荒れ模様だったので、比較的に天気が良さそうな前日を選んでインしてみた。

・誰とも会わない場所
・自然に近い場所
・摂取するための丸一日を用意する

今までは上記の条件が揃わないと摂取したくなかったが、一人でインするにあたって、その日の夜に強烈な寂しさ(笑)を感じてしまうことから、デイトリップがてら少し離れた山に日中篭ろうと思って家を出た。

容量は今まで摂取した最高の2.5倍。我ながら「無茶するな」と思いながらも車は置いて旅に出かけた。


公共交通機関を使って約30分、そこからさらに歩いて10分ほどで麓に着いた。予定してたハイキングコースは全部で4時間ほどかかることは事前に調べていた。登り口に神社があったので安全祈願がてらお祈りをする。やっぱり人気(ひとけ)を感じない神社は個人的にタイプだ。

登る前にしっかりと舌下に放り込み、レロレロしながらあまり整備されていない落ち葉だらけのクッションの上を歩いていく。カムアップの時間を時たま確認しつつ、40分ほどノンストップで登っていると地蔵が置いてある少し開けた場所に出た。

流石に呼吸が悲鳴をあげていたので立ち止まって落ち着かせていると、すぐ横に寂れた鳥居があることに気づいた。その名前の山があることは知っていたが、その名前の社があるのは知らなかった。導かれるままに一礼しさらに奥へと登っていく。


30分近く登ったのか、ある程度まもなく頂上であることは分かった。ほぼノンストップだったからか、紙を奥歯で噛んでいたからなのか、ものすごい嘔吐に襲われるも嗚咽だけ、空腹だから何も出ない。完全に”ヤバイ”と感じつつも、太陽が当たる木の根っこをイスにして倒れ込んだ。


完全に入っている。


息切れのせいで気づけなかったのか、嘔吐のせいなのか分からないけど、完全にマインドがこの世から離れている。体育座りで視界がボヤける中、目の前に大きな岩があるのを見つけた。

場所を移し約300mの高さから太陽を浴びる。素足でペタペタ、岩と会話する。目を瞑り太陽の方向を向いてると、これ以上ない安心感というか「ずっとこうしていたい」「ずっとこのままだったらいいのに」、そう感じた。目の前にある木が太陽に照らされて踊っている。風にそよがれながら嬉々とダンスしている、鳥も集まって声で奏でてくれている。蟻さんが足を伝ってくる、けど気にならない、蟻さんも別に攻撃してこない。

しかし急にそれまで楽しそうに踊っていた木がしぼみ出す。これが本当に俺はそう見えた。太陽が照っている条件は変わらないのに、シューーン…と寂しそうにする。それでも太陽が当たっているから元気になろうとするも、すぐに元気がなくなってしまう。

「なぜだ?」そんなことを思っていると、辺りが急に臭くなった。それまで自然の匂いしか感じなかったのに、薬品のような、それでいてジメッと湿った嫌な匂いに包み込まれる。そういえば太陽もさっきより照ってない。恐る恐る目を開けると轟音と共に飛ぶ飛行機、まるで”チャリンコ”で作る等間隔の白いラインが空に引かれている。


「あぁ、完全に撒かれているな」


木は虚ろで下を向き、鳥たちは居なくなり、腐敗臭のような匂いのする岩の上に男がいて頭にはハエがたかる。目を瞑ってそっちの世界に戻っても、轟音と共に一定間隔で明らかに”何か”を撒かれている。我慢できず上着の襟で口元を覆うも、救急車のサイレンや飛行機の音で全く集中できない。

俺は敏感で肌が弱い。その時は確認してないが恐らく顔は真っ赤でパンパンだったと思う。放射線物質でも撒かれてるんじゃないか?本気で被曝しているんじゃないかと思ったほどだ。


「もう無理だ、帰ろう」


肌の調子も相まって臨界点に達してしまった。幸いルートは覚えている、来た道を戻ることにした。

記憶がないと言えば無責任に感じるかもしれないが、来た道を戻ってたはずが、ふとした時に塗装された車一台が通れるほどのコンクリート道に出た。道に看板が立てかけてあり【私有地につき!】的なことが書かれていたと思う。

変に勘ぐってしまい正直キャパオーバーしてたと思う。とりあえず”吸えるモノ”を持っていたので帰るしかないと思い山道を下ろうとした。下っていくと何かの大きな工場があり苦手な騒音が聞こえてくる。そこで行き止まりと勘違いした僕は来た道を引き返す。

「とりあえず歩きゃいつかは家に着くよな」

そう思い、降りてきた道をまた戻る。目的地の駅まで近づいてるのかすら分からないが、携帯を触る余裕もない。恐らく離れていることを肌で感じ、もう人に道を聞くしかないと思いまた工場まで降りようとした。しかし私有地に無断で入っている人間と思われて通報されるんじゃないかと思考がループし、同じ道を4〜5往復はしてたと思う。

完全に不審者(笑)タイムリープしてしまった人はこんな気持ちなのかとか思いつつ、早く帰りたい思いで携帯とにらめっこして何とか方向を知る。その工場は行き止まりではなく普通の道で民家まで繋がっていた。

何とか下界に降りれたものの、公共交通機関を使わず、人が多い場所を避けて3時間ほどかけ家まで歩いた。



今回私が感じたことは、自然が破壊されている。

虫も鳥も空もあるがままで美しく、そのままで十分なのに、自然を感じれない機械的で強欲な人間たちのせいで、罪もなくあるがままの自然が壊されていく。

空から訳のわからないものが大量に降り注いでるにも関わらず、人々は携帯の画面に夢中になる。空を見上げたこともない人間が陰謀論だとバカにする。もう既に臨界点に立っているのは目に見えて、音を聞いて分かる。

ますます分断は加速していく。

俺は別にいい、本人が楽しいなら。ただこれだけは覚えて置いてほしい。

自分の行動や考えは、自らが”望んで選択”している。それを理解した上で蓋をするのは結構。しかしどう考えても”そっち側”を選んでいる人たちが地獄を見るのは時間の問題だ。ある程度知るのは死ぬ前かもしれないし、死んでからかもしれない。3年前から発信してきたつもりだが、もうそろそろ潮時なのかもしれない。

その現実を受け入れて私たちはどう攻略していくか。この話が分かる人たちは今一度”シートベルトの確認”をしてほしい。鳥居を裸足でまたいでからが本番なのに、なんでそうさせてくれないの?って思った。

少し暗くなってしまったかもしれないが、俺は割り切った。というか割り切った自分を思い出した。痛みを伴うかもしれないし、目を背けたくなるかもしれない。でも俺はここにいる。できるだけ自然に優しく、動物に優しく、本物の優しさを持って楽しんでいこーぜ。

以上!最後まで見てくれてありがとう!


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