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Ringwanderung 1st ONE MAN LiVE “hello hello”

アイドルRingwanderungのファーストワンマンライブhello hello。無事に開催され、無事に終了した。今はただそれだけのことが、どれほど尊くありがたいことか、身に染みて感じている。当初の予定では、昨年2020年11月29日に開催されるはずだったものが、コロナの影響で延期され、年を跨ぎ2021年1月10日、これまた緊急事態宣言が発出される中、時間を繰り上げ、物販などのスケジュールを大幅に変更し、入退場時の密を避けるなど、最大限の対策を講じて、やっとこの度、開催されたものである。

元々ワンマンをやるだけの実力は申し分なくあるグループなのに、それを実現する為のハードルのなんと多いことか。ファーストワンマンは各グループ人生で一度きり。それでなくても特別なものだが、これだけの困難を乗り越え開催された分、より一層、特別なものとなって見えた。

前日は楽しみで楽しみで仕方なく、遠足前の小学生のようになかなか寝付けなかったが、体調も万全、検温も突破し、最高のコンディションで臨めたのも幸運だった。

いつもと違う、新しいovertureから始まり、『memorys』からダイレクトに『ハローハロー』へと繋がった。今やお馴染みとなったこの2曲だが、以前よりコネクト部分が綺麗になっており、流れるようにスッと次の曲の世界観に入っていけるようになっていた。こういうちょっとした所さえ進化し続けているのだと驚き、細部にまで貪欲に手を抜かないグループなのだと感じた。

1回目のMCはやや緊張気味だったがメンバーそれぞれの意気込みは十分に伝わってきた。ワンマンライブをできた喜び、ステージに立てる幸せ、そういったものを噛み締めるような笑顔が印象的だった。

その後『ヒューマノイド』『秒針を噛む』と立て続けに「ずっと真夜中でいいのに」さんのカバーを披露した。どちらの曲もRingwanderungにとてもよく似合っていて、これからもこのカバーはたまにで良いから末長く聴いていきたいと思わされた。

2回目のMCでは結成当初の話になり、当時レッスンで怒られまくったエピソードから、意外にも花琳さんのメンタルの強さが語られることとなった。Ringwanderungは"意外性"の塊である。普段ふわふわとした雰囲気でおっとりと喋る花琳さんが、実はメンバーイチ強靭なメンタルを持っていたり、普段は優等生で、しっかり者に見える陽凪さんが、その実少しポンコツだったり。知れば知るほど面白い。

そして曲は『es』『ユレ↑ル↓ナ→』と続き、新曲『KIRAIDA』が初披露された。ジャズっぽいR&B、それでいてシティーポップな、カッコ良くお洒落な楽曲で、今までの既存曲ともテイストが少し違い、個人的にたいへん好みな曲だった。振り付け含め、これまた難しそうな…と思っていたら、メンバー達も「かなりハード。これから育てていく曲。あと10回ライブで披露したらきっともっと上手くなる。笑」と口々に話していたので、今後を楽しみに期待している。

順番の妙でサラッと書き飛ばしてしまった『es』『ユレ↑ル↓ナ→』だが、やはりバチバチにカッコ良かった。やり慣れた曲にはやり慣れた曲なりの余裕と楽しさとカッコ良さが出てくるもので、それは『ハローハロー』や『La La』にも通ずるところがある。Ringwanderungはパフォーマンスのクオリティが高く、しかも停滞することなく常に最高を更新し続けている。これは、この時期(まだ結成1年の若手グループ)を応援している特権かもしれない。メキメキ成長していく姿を目の前で見れている楽しさったらない。

次にみょんさんと陽凪さんの2人で「aiko」さんの『カブトムシ』のデュエット。歌声を聴かせる構成で背中合わせに座るステージング。これもたいへん素晴らしかった。Ringwanderungは皆とにかく歌がとても上手い。普段のライブから"生歌100%"の彼女たちだが、踊らず歌に集中すると、より一層際立つその上手さ。初めは緊張からか声が震える部分もあったが、中盤からのハモリや最後の高音はとても美しかった。バラードを選んでくれて本当にありがとうと言いたい。

お次は倫子さん、花琳さん、音々さんの3人で「FES☆TIVE」さんの『OIDEMASE‼︎~極楽~』。これは正直言って楽しすぎた。3人共もれなく笑顔が弾けていて、心から楽しんでこの曲をやっている!というのがヒシヒシと伝わってきた。こちらまで元気になる。歌い、踊り、盛り上がる、theアイドル。こんな明るいパワーのある曲もできてしまうのか。リンワン…恐るべし。

さて、唐突だが、私のレポ(もどき)はここで幕を閉じる。仕事の都合でどうしてもこの先が見られなかったのだ。本当はその後の『Flash Back』『fall into sky』『君のいない街』『ハローハロー』『La La』も観たかったし、風の噂(他の方のツイート)で流れてきた倫子さんの涙や、陽凪さんの素晴らしい挨拶もこの目に焼き付けたかったが。いつか映像で見られる機会があることを祈りつつ、幕引きとさせていただこう。


さて、ここからだが…やはり不完全燃焼。まだまだ全然書き足りない。ということで、これ以下は、私情100%、私の"超お気持ち文章"となる見込みだが、それでも読んでみようと思う酔狂な方が、もしもいらっしゃったなら、もう少しだけお付き合いください。笑

私とRingwanderungの出会いは随分と前に遡る。割と初期の頃から観ていたと思う。小さな箱で踊りにくそうだったことを覚えている。フロアにいるのが15人ほどだったこともあった。それが1年後にはSHIBUYA WWWが満席、ここに集まった全員がRingwanderungを目当てに観に来ている。こんな感動することがあるだろうか。

初めて『君のいない街』を聴いた時、いつかこのパフォーマンスを満席の会場で見てみたい。だけどその景色を見たら、きっと自分は泣いてしまうだろうと思っていた。昨日はあいにく見られなかったが、もし観ていたら涙が止まらず仕事どころじゃなくなっていたかもしれない。(だから観れなくて逆に良かったのだと必死に言い聞かせている。笑)

「ずっとずっと果てしない地平線をもっともっと飛んでいけ。いつの日にかきっともっと遠くに君だけの道、見つかるはずだから。飛んでけ。」大好きな歌詞だ。Ringwanderungにはもっともっと遠くに飛んでいってほしい。そして、ずっとずっと果てしない地平線の先に連れて行ってほしいのだ。その先にどんな道が待っているのか、楽しみで仕方がない。

各メンバーも皆たいへん魅力的で、語りたい事は尽きないが。これ以上長くなるのも野暮なもの。続きはまた別の機会に。『君のいない街』の歌詞を引用し、お後がよろしくなったところで、今回は〆とさせていただこう。


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