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TOPIXの短期的展望

2021/3/18現在、東証株価指数(以後TOPIX)が約30年ぶりに2000を超えました。

今後TOPIXは短期的にどのような動きをしていくのでしょうか。

TOPIXは前日のダウ平均株価の動きと相関性があると言われています。つまり、ダウ平均株価の短期的な動きを見ることでTOPIXの短期的な動きを予想することができます。

まずはダウ平均株価指数の短期的展望をテクニカル分析で予想します。

以下、現在の「ダウ平均株価指数」の日足チャートです。

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5日、25日、60日移動平均がすべて上向きで上昇トレンドであることがわかります。

しかし、しばらくの間、5日移動平均線の上にあった日足が昨日、5日移動平均線と交差していることがわかります。

また、MACDが横向き、RSIは70の基準から押し戻されています。

このことから、ダウ平均は1週間程度の短期的には横ばいかやや下がる方向に動き出していることがわかります。

ここまででダウ平均が今後1週間程度は横ばいから下げ方向だと予想ができました。

続いて、本命のTOPIXの動きを予想します。

「TOPIX」の日足チャートです。

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ダウ平均のチャートとそっくりな形をしていますね。

しかし、直近で2/16付近のチャートがダウ平均と比べ膨らんでいます。ここから、ダウ平均と比較して上昇しようとする心理が高いと読み取ります。

また、直近の高値を更新しつつも、日足は5日の移動平均線より上にあり、RSIは過去の反発水準(75付近)まで達しておらず、もう少し上昇できそうにも見えます。

ここまでで、TOPIXは現在、ダウ平均に比べ上昇トレンドが強いことがわかります。

とはいえ、TOPIXはダウ平均につられて動くので、ダウ平均が横ばいから下落方向になりそうなことを考えると、上昇トレンドの強いTOPIXは今後1週間、横ばいを維持しながら上昇タイミングをうかがいつつ推移すると予想できます。

〇まとめ
TOPIXはダウ平均の動きに左右される傾向にありますが、現在はダウ平均よりも上昇トレンドが強く、今後1週間程度では横ばいを維持しながら上昇タイミングをうかがいつつ推移すると予想されます。

ただし、中期的にはダウ平均、TOPXともに明確に上昇トレンドなので、短期的に下げ方向に転換したとしても60日移動平均線を下回るなどの大きな下落がない限りは上昇していくことが予想されます。

TOPIXは日本のバリュー株の株価変動の目安になりますので、動きを注視していきましょう。

注)あくまで個人の意見となります。投資は自己責任でお願いします。

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