ことのはぴんしゃん１３

『期待の星』

君の背中の

キラリと光る星は

見る人の心を奪う輝きで

僕もその輝きから

一日を乗り切る

エネルギーを貰っていた

ある日

君はポツリと呟く

「この輝きは

うわべのもの・・・」

その言葉の真意に

僕が気づいたとき

君は

人目から逃れるように

暗闇と静けさしか無い場所へ

姿を隠していた

君の背中でキラリと

光っていたあの星は

いつの間にか

僕たちが君に

背負わせてしまった

期待の星・・・

輝きを保つため

人知れず

努力していた

君の苦しみに

気づいてあげられず

ゴメンね・・・

もう君が一人で

悩まないように

僕が側に居て

君を守るよ！

だから

今居る場所から出てきて

僕だけに

笑顔を見せて

お願い・・・！