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進捗報告の度に本数がかわるプロジェクト

炎上レベル:きなくさ

今日の炎上注意報のプロジェクトはこれです。
メンバーが目の前に見えている作業にシャカリキになっているプロジェクト。そして、PMやPLも作業してて、一覧化していないプロジェクト。

いまワレワレはどこにいるのか・・・

某ゲームアプリ開発案件の例。
いつものことながら期間の短いゲームアプリの開発。

要件定義、設計、開発、、、と工程期間を明確に区切った進行は難しく、
今回も、要件定義がある程度すすんだ段階から、設計、開発、、とバラバラに進んでいきます。

ゲーム主人公のパラメータ管理機能の開発を行うAチームでは、要件定義が煮詰まったところから、設計に着手しましたが、進捗報告のたびに、開発するAPIの総本数、テーブル総数が変わっていました。

もう進んでるんだか、進んでないんだか、人が何人足りてないんだかまるでわからなくなります。

炎上の第一歩です。

作業開始前に一覧化するのがPMの仕事

プロジェクトメンバーは、自分の目の前に見えている作業にとりあえず着手しがちです。

しかし、そこで敢えて立ち止まらせ、MECE(モレなくダブりなく)にタスク整理をするのがPMの仕事です。

そうしないと、工程の途中に、もっと優先して着手すべき作業があった、全体作業量のどこまで終わっているのか分からない、といった問題が発生します。

ゲームアプリ開発プロジェクトでも、
一度立ち止まって、必要となるAPI、論理的なテーブル数の棚卸をするよう指示しました。

その結果、全体の作業量と進捗量が定量的に可視化されて報告されるようになりました。さらに、作業量に対するメンバー工数の不足、優先して実装されるべき重要なAPIの漏れが発覚し、これに対する適切な措置をとることができました

今日の炎上防止ポイント

作業着手前に、まずは作業や成果物を一覧化する


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