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VmagicmirrorとLuppetの比較

Vmagicmirror
・無料
・バグに遭遇しない、強制終了しない
・起動時からトラッキングスタートまでが早い
・ウェブカメラでのトラッキングが可能
ifacialmocapのトラッキングが可能
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★トラッキング面
手は基本的に動かないが、キーボードのタイピングやマウスに対応して手が動く。目線も固定/ユーザー/マウスカーソルと選ぶことが出来る
(これらはIfacial使用時には使えない/わない)

ウェブカメラ時
・遅延があるが、滑らかに動かせる
・トラッキングが外れた時に自然な挙動で待機できる。
・真顔にならないようにパラメーターが設定が可能
・姿勢や腕の位置など細かな設定が可能なため、モデルの立ち姿が自然
・それ以外にも細かなオプションが用意されていてユーザーに優しい
・ウェブカメラから手のトラッキングも可能
(細かなトラッキングはできないが手の上げ下げ程度なら出来る)
・リップシンクは音声もしくはウェブカメラから可能
・キー操作等で表情を変えることができる
(表情のモーションが無いので1フレームで表情が替わる)
Ifacial使用時
・ソフト側からモデルの位置をリセットが可能
・パーフェクトシンク対応で表情豊かになれる。
・滑らかでキビキビしたトラッキング
・キーボードモードを切って「常に手下げモード」にすると可動域が広がる
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一番低価格で(というかifacialとiphone/ipadを除けば無料)モデルを十分に動かせるソフト。製作者さんもバグやトラブルがあるとDM対応してくれる。iphone12以降のスマホを持っていて手を動かさなくていいならVmagicmirror一択。

Luppet
・有料(6000JPY)
LeapMotionで手の細かなトラッキングが可能
・ウェブカメラでの顔のトラッキングが可能
ifacialmocapのトラッキングが可能
・時々バグがあり、ソフトの再起動が必要なことがある(環境によるかもしれないため参考程度に)
・起動時からトラッキング開始まで若干時間が掛かる
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★トラッキング面
LeapMotionについて
GoProの首掛け用アクセサリーを用いてLeapMotionを使うことが殆ど。
指一本一本がトラッキングされ、グー、チョキ、パーなどのような手の動きも綺麗に反映される。手の位置もしっかりトラッキングされるため、手を振るなどの動作も自然にトラッキングが可能。手の近くに別なもの(マイクなど)があるとLeapMotionが正しく動かずに不自然なトラッキングになることもある。また、それに伴い何かを持った手などは正しくトラッキングされないため、マウスを持つ手やキーボードを触る手などは不自然な手になる。
また、手の可動域を把握するまでに時間が若干かかる(個人差や環境の差はあると思う)

ウェブカメラ時
・遅延がなくキビキビ動かせる
・トラッキングが出来ているかどうかがアイコンで判断できる
・リップシンクは音声もしくはウェブカメラから可能
・キー操作によって表情を変えることができる
(表情のモーションが無いので1フレームで表情が替わる)
Ifacial使用時
・まだDEMOの状態であるが、十分に使える
・Ifacial側でモデルの位置をリセットできる
・パーフェクトシンク対応で表情豊かになれる
・若干の遅延があるがその分、緩やかなトラッキングがされる
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Luppet自体が有料かつLeapMotionもそこそこ値が張り、敷居は高い。
しかし値段相応のことが実現可能で、VR機器(Oculusなど)が無い環境下での手と顔のトラッキングにおいてはLuppet以上の物は中々無い。

まとめ
ウェブカメラしかない環境下なら無料な分、Vmagicmirrorがオススメ。LuppetはLeapmotionが無くてもウェブカメラのトラッキングのみの機能も使えるため、今後Leapmotionを買う予定があればLuppetもオススメ。

二つのソフトともiphone12/ipad第二世代以降を持っているなら迷わずIfacialmoapを用いたトラッキングをするのをお勧めする。ただifacialmocapは無料ではない(現在980円で販売されている)

Ifacialmocapのトラッキングはよほどカメラから離れない限りトラッキングが外れないため、配信中のトラッキング事故やトラッキングトラブルによるストレスが少ない。
パーフェクトシンクの導入は少し敷居が高いため、必須ではないが導入すればLive2D以上に表情が動く。

ゲーム配信メインならVmagicmirrorがおすすめ。LeapMotionを使ったトラッキングは手の位置に気を配らないといけないためゲームや配信に集中できない。
雑談配信がメインかつ資金に余裕があるならLuppetが良い。
雑談配信ならトラッキング位置などにも集中できるため、Luppetの機能が活かしやすい。

モデルに不自然な動きをさせたくないならVmagicmirrorがオススメ。
挙動が一貫して安定している。ウェブカメラ使用時も自然な動きをソフト側で制御してくれるためトラッキングはずれも気にならない。
Luppetは確かに顔と手と細かくトラッキングが出来るが、その分トラッキング外れなどで不自然な動きになることがある。

VR機器変えないけど手を動かして3DVtuberらしく動きたいならLuppetがオススメ。値は張ると書いたが、20,000円ちょいで手と顔のトラッキングが出来るのは破格。またセットアップも難しくない。

余談
個人的な意見だと、起動が早くモデル読み込みも早い(前に読み込んだモデルをそのまま起動時に読み込んでくれる)Vmagicmirrorが使いやすい。
机の上にマイクやゲームのコントローラーなどが置いてあることがおおいためLeapMotionのトラッキングが上手くいかないことがある。人によっては綺麗にトラッキングしているので、机回りの環境によってこの辺は変わると思う。マイクは机に直置きではなくマイクスタンドなどを使うとLeapMotionのトラッキングが上手くいくと思う。
また私はVoicemeterbananaを使っているが、どうもLuppetとbananaの組み合わせが悪いのかLuppetで音声からのリップシンクを選択するとbananaが落ちる。こういったソフト関連の組み合わせもありLuppetを使うことが少ない。Vmagicmirrorは今のところ他のソフトと干渉してうまく動かないといったことは無い。
Miteneは何故か私のPCだとまともに動かなかったので比較対象外に。ごめんね。

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以上、二つの3Dモデルトラッキングソフトの比較でした。
頻繁に3DVtuber目指す人に質問を貰うので記事にまとめました。
動画にもしたいと考えているので、動画が出来たらリンクを追加します。
読んで下さってありがとうございました。
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