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10月のハナビラタケ

 おい・・いきなりタイトル写真と、タイトル見だし違ってるじゃないかって・・
そうですねぇ〜、タイトル写真は、金型を乗せる木のパレット上の、ニオウシメジと、仲間のクロネコです、まぁ〜聞いてください・・。

 やっとインターネットがやっと鎌首持ち上げた始めた頃・・何度も書きますが、SNSなどは、まだ言葉もなかったが、メールとい言うものが、やっと、かなり一般化しはじめており、それに共なって、仲間捜しとか、色々なサークル活動とかに、メール使われる頻度が上がり、普及しはじめていて、「おなじ趣味を持った仲間をみつけよう〜」みたいな感じで、メーリングリストのサービスが、始まった中、
おいらも、早速「きのこと写真 」といゆう、メーリングリストを開設しMLより
先に開設していた、自分のHP「きのこ好き」にもリンクを張るようになった。

いや〜楽しい時代でした、今のようにSNSが全く無いなかで、見知らぬ同胞と出会い、語り合い、情報交換できたんですからね。
現在のように、時間的なリアルタイム性はありあせんでしたが、少なくとも、季節の同調性においては、充分過ぎましたね・・今思い返せば、丁度いい流れだたのかもと、・・でも、一度高速に慣れてしまうと、後戻りはできませんね。
事実、この後、20年続いたML(freeml)のサービスの自体終了となりました。

 しかし、このML時代に知り合った、沢山のきのこ仲間・・今も、この時代のML切っ掛けに知り合いなった同胞の輪は、続いております。

 おい・・ハナビラタケの話・・だろ・・まだかよって・・
すみません、いつも前置き長いって言われるんですが、本題話すと、
直ぐに終わってしまうので・・どうもすみません。


 現在は、Facebookなど、SNS普及によって、繋がっている方々とは,グローバルな、場でのやり取りは勿論、話題に関係なくとも、直接プライベートな連絡も可能になってるいて・・それに、知りたい情報なども、あっと言う間に手にはいり、
そこに、品物が存在すれば、簡単に購入なりすることまで出来ますが・・

 やっと、
ハナビラタケの話です・・
以前は,栽培不可能な共生菌のきのこで、さらには、非常に高い制ガン成分が含まれいること解り、”幻のきのこ”などと言われ、ちょっとTV話題になっていた。
おいらは、ありがたい事に、この幻のきのこには、恵まれており・・時季を狙って山にゆくと、必ずと言っていいほど出会う事ができていた。
 写真を撮れば、またそれで、見栄えのするきのこで、食べても、大変い美味しいきのこだったので、見つける度に、HPや、MLにその姿や、料理などを、どんどんUPしていた。

 自分の行く山で、ハナビラタケのトップシーズンは、梅雨も終わりかけた7月から・・8月くらい・・そんな、話や情報も、毎年毎年繰り返ていた、ある年・・
この時は、自分自身でも、その制ガン性と、その成分とかにも、そこそこに知識はついてきたはいたが、まだ、ひたすすら美味しいきのこという位置づけでしかなかった。 自分自身で、きのこに対し、薬用の意識が生まれ定着するまでには、まだまだこの先時間がかりました。
季節は、8月に入り信州とは言え、夏の山中は暑い・・真夏のきのこシーズンに突入し、日々なつきのこの話題につき・・ハナビラタケの話しも薄れ、ささらに、季節は初秋を迎えて・・秋・・

 余り細かくは憶えてはいないのすが・・携帯電話がなります・・まだスマホじゃない頃です・・あれ?誰だろう・・・彼女じゃねぇ〜し・・・
「・・・・です、しもじさんですか?」当時、MLで知り合ったきのこ仲間で・・
その方も、自分できのこ採りするし、きのこ知識も、勿論高い方で
「季節も、こんな時季になってるし無理なのは分かっているのですが・・」
「ハナビラタケ、なんとかなりませんかね、しもじさんの通う山でも、もう季節的にも終わりですよね・・」と・・
おいら(しもじ)「えぇ〜流石に、この時季には見た事ないなぁ〜・・」
しかし、なんか電話も向こうの口調が気になる・・と、思っていると・・
「じつは、大事な友人が癌で・・それも末期で、それでも、少しでも、なんとかてあげたくて・・もし・・で、結構なので、あったらお願いしたいんですが」と・・おいら(しもじ)「・・わかりました、期待は出来ないですけど、もし出てたら、直ぐに送りますよ・・」と、短い電話だった記憶・・

 さて、弱った・・それまで、10月の声聞いた時に、ハナビラタケに出会った事がない・・・連絡取れる、きのこ仲間数人にも、電話したりしたが・・
皆、気にはかけてくれ、乾燥ものでもあれば、又友にも聞いてみるよとか・・
しかし、流石に時季が悪すぎたか・・・・・。

その電話があった、数日後位だったか、また何時ものように山を徘徊してた・・そうだ・・ハナビラタケ頼まれていたけど・・山中の風景見ても、ちょっと苦しいよなぁ~・・と、でも・・電話の声が脳裏を横切る・・

何が、そうさせたのか、覚えてないが、車を山道の脇に寄せると、・・ちょっと先のカーブ手間の脇の低い斜面が崩れていて、登りやすくなっていた・・エンジン切って降りる。

 その、崩れている場所に、よいしょ・・と、足を掛け、2メーターくらい登り上がって目の前みると・・

サイズは、それほど大きくないが、こぶし大くらいの、ハナビラタケが・・
さすがに「ウソだろ・・と・」声が出た。

とにかく、山を下りて、家に戻る前に、運送会社に寄って行ったのだけ覚えている・・

 現在は、栽培が可能になり、近所のスーパーで、それも、格安で買えるようになったりで、美味しいし、制ガン性は高いしと、いいことだらけのハナビラタケ。

TURUYAのハナビラタケ

近所のスーパーTURUYAに並ぶハナビラタケを見る度に・・・てな終わりになる話にはならない、そうだよね、やはりタイトルの写真・・・説明がついてねぇ〜だろって・・

そうですよね・・

その翌年だったかか・・・・
また、携帯がなる・・
あれ・・彼女じゃないし・・・(しつこいねぇ〜彼女いない奴に限って言う言葉)

あの時の・・・

「しもじさん、ハナビラタケありがとう御座いました・・結局友人は助からなかったんですが、何か、少しでもしてあげらたでけでも、良かったです」と、涙の話がつづくと思いきや・・
「でも流石に・・気持ち落ち込んじゃって・・きのこに対する気力も薄れ、山行きは、少しお休みしてようと、思っていたさなか・・ゴルフ場の脇でボンヤリだか、休んでいたら・・目の前に、なんだか巨大シメジが出てて・・それが、無視出来ない程、大きくて・・どうします・・要りますか?」って・・

「えっ?でかいきのこ・・・ニオウシメジ?かなぁ・・是非下さい、食べた事も見た事もないので・・と」おいら
「でも・・ホントに、大きいてか、でかいですよ ・・」と・・

「着払いでなんでもいいので、とにかく送って下さいって・・」て、お願いすると。

数日後・・大きな荷物が・・当時仕事していた工場に届いた。

ほんとうに大きかった・・ビックリで、仕事仲間で分けて合って持ち帰りとなった・・(^^)

ニオウシメジにかぶりつく

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