ブランド論---無形の差別化を作る20の基本原則を読んで
表題の本を読んで、心に残ったポイントを自分用にメモ。
内容は興味深かったが構成がバラバラしている印象で、心にぐさっとくるような強烈なものはなかった。
大きくは、以下の3つが自分なりに心にのこった。
1.マスターブランドとサブブランドを分け、ブランドを強くする
2.いけてるブランドがあれば、新しい事業を始めることができる
3.デジタルを活用したブランド認知拡大は効果が高い
1.マスターブランドとサブブランドを分け、ブランドを強くする
事業部単位の縦割り組織で、ブランドを広告宣伝費や繁殖費といったマーケティング費用と考えている組織は、社内で事業がカニバリを起こす
事業全体をマスターブランドとして「言葉」にまとめ、その下にサブブランドとして、各事業部のブランドをぶら下げることで、全体が整理されカニバリがなくなり、事業間のシナジーが生まれ企業イメージが強化される
2.いけてるマスターブランドがあれば、新しい事業を始める際に活用できる
整理され強化されたマスターブランド=企業イメージは、新規事業を始める際に連想というかたちで、活用できる
例
(影響大)マスターブランドxディスクリプター
google がマスターブランド、google map や google carender といったブランドで利便性等が保障される(影響中)マスターブランドxサブブランド
apple がマスターブランド、革新的な製品ipod があることで iphone や ipad などサブブランドも革新的なイメージを受ける
(影響小)マスターブランドに保障されたブランド
ハマーがマスターブランドなら、ハマーを冠した自転車もタフなイメージを持つ
3.デジタルを活用したブランド認知拡大は効果が高い
Redbullは、さまざまなエクストリームスポーツの動画をデジタルで配信。これらが沢山視聴されエナジードリンクはRedBullという強力なイメージを受け付けることに成功している
こうれらは、確かに膨大な広告費用をかけているが、費用対効果は非常に高く、売上に多大な影響を及ぼしている
本のリンク
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478027595
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