グローバル市場参入戦略を読んで

グローバル市場参入には、JV、MA、提携、グリーンフィールド投資がある

海外提携は、先進国から新興国への参入だけではなく、新興国から先進国への参入もある。主な目的は売上増加が多い。手法は、ノンエクイティとエクイティの2パターンがある。

ノンエクイティは、契約による提携や代理店など、マーケティンを依頼するケースが多く、コントロールが効かないがスピーディ。

一方、エクイティは、JV、MA、グリーンフィールド投資などがあり、非常に複雑で時間がかかるがMA、グリーンフィールド投資は、完全なコントロールを得られるパターンが多い。

JVは、難しい。小規模なMAは、うまくいく場合が多い

JVは、複数の大手企業が実施するケースが多いが非常に成功率が低い。ただし、中国の場合は、政府とのJVを強要されるケースもある。

MAも非常に難しくリスクも高いが、比較的小さな企業の技術獲得が目的のMAはうまくいくケースがある。とくに、大企業の不採算事業を買い取るケースは、費用対効果が高く成功するケースが多い。

急ぐなら提携、時間があるならグリーンフィールド、うまくいったらMAの順が良い

現地の知見が大きい企業や現地のNO1企業との提携は、非常にうまくいくケースが多い。ただし、ノウハウの管理は徹底する必要がある。特に中国では、契約で縛ることはできない。

現地に、拠点がある場合は、グリーンフィールド投資が望ましい。現地で小規模に始め、成果が出たら規模を拡大する形が良い。

提携やグリーンフィールドでノウハウを吸収し、事業の成功要因をつかむことができたら、事業をスケールするために、大規模な出資やMAを実施するという形で成功している企業も多い。

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