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一枚の写真は無眼の宇宙

NHKラジオ「眠れない貴女へ」パーソナリティは、
直木賞作家の村山由佳さん。
小説家という、言葉を使う仕事をしている彼女が、
「写真」について、こんなコメントを残してくれた。
「言葉は意味を限定してしまう道具。
一枚の写真は無眼の宇宙というか、
見る人によって受け取り方が自由じゃないですか」
ほぼ定点観測に近い撮影をしている私にとって、
とても嬉しいコメントだった。
同じ場所なのに、時間・季節などにより、
景色が違うように見えることは、私が一番実感している。
では、その投稿を見る人にとってどうか、と考えていたら、
同じ一枚の写真なのに、感想が違うことに驚いた。
その写真に触れた時の気分だったり、体調の良し悪しで、
撮影した私とは、違うイメージを感じてくれるのも楽しい。
確かに「一枚の写真は無眼の宇宙」なんだよなぁ。


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