負け犬しもでさんの奇跡・4

しもでさん、マージャンの入門書に出会う

高校に入ってから、初めてマージャンの入門書を買うわけですが。
当時は、私にとってマージャンが人生の優先順位が真ん中よりも下だった事もあり、すぐには覚えられなかったですね。
私自身の頭の出来が悪かったのかもしれませんが(笑)。

ただ、少しだけ言い訳させてもらいますと。
当時のマージャンの入門書って、分かりづらいものばっかりだった気がします。
ちなみに私が買った入門書では、チーの晒し方が数字の順番通りだったり。
(例)カン二萬チーの場合
二一三ではなく、一二三(真ん中の二を横にする)
あと、清一色の4フーロ目にもパオが発生する、など。
今思えば、他にもツッコミどころが結構ありました。

あと、当時やってた主なルールが、
「喰いタンなし、後付け(元々は先付けとも言います)はグループによって違う」
という曖昧な感じだったのも、いくらか影響しているかも。

結局、自分が買った入門書だけでなく、他のマージャン仲間が持っていた入門書を見比べてみたり、仲間に聞いたりして、何とか覚えたものでした。

ただ、そういう経験があるからこそ、入門書の選択が重要だなぁ、と思うのです。
「日本一わかりやすいマージャンの入門書を作る」
のが、私の将来の夢の1つでもあります。
なかなか実行には移っていないのですが、そろそろ考えないといけないかな、とも思います。

戦術書との出会い

マージャンを少し覚えたら、次に手にするのは戦術書
とはいうものの、現在に比べると、市販されている戦術書がまだまだ少なかったですね。
ましてや、能登半島のド田舎では、見つけること自体が大変でした。

知っている限りの本屋を何件か回って、ようやく見つけた戦術書。
早速買って、最初の数十ページを読みました。

1ページ目に、
「自摸のリズムを習得してからというもの、ここの所連戦連勝…」
みたいな事が書いてあったのですが、当時の私の知識では理解不能でした。
「ひとまずこの戦術書は、もう少し分かるようになってから読もう」
と、本棚に大切にしまう事にしました。

そして後日、別の戦術書を買いました。
こちらの戦術書は、当時の私レベルにも理解できる部分が結構ありましたね~。
こちらは公表しましょうか。
池田書店から出版された「東大式・麻雀に勝つ考え方」
そう、井出洋介プロのベストセラーの1つでもある戦術書ですね。

画像1

私が買ったのは、上の写真が表紙(1984年版)。

その後、2013年に内容を少しアレンジしたものが出版されました。
「新版・東大式麻雀に勝つ考え方」です。

画像2

ちなみに余談ですが、2012年に「東大式・麻雀捨て牌読み」という戦術書が出版されました。
協力のクレジットに注目。どこかで見覚えある名前が。

画像3

高校時代に井出さんの本に出会って、まさか私が20年後にお手伝いをする事になるとは。
もちろん当時は当然知る由もなく。
不思議ではありますが、井出さんとは何かとご縁があるんですよね。その色々なご縁については、機会があればそのうち書くかも。

とはいえ、戦術書を読んだり、時々マージャンやっても、高校時代はなかなか勝てませんでした。

まぁ、前回も書きましたが、マージャンが面白いとは思うようにはなったものの、のめりこむほどまでは、まだ行っていませんでしたからね。
と、負け犬の言い訳をしてみた。

今と比べると、当時は効率良くマージャンを上達する方法が、ほとんど無かったように思います。
「非効率ではあってもコツコツと積み重ね、数多く実戦をこなす」
のが、数少ない上達の手段というか、コツ(?)というか。
ただ、非効率な積み重ねもそれはそれで大事だと思いますが、それについてはまた別の機会に。

しかし今は、インターネットのマージャンゲームで実戦経験を積めたり、インターネットであらゆる情報を得る事が出来ます。マージャンが上手な若者が短期間でどんどん増えているのも、当然だと思うのです。
若い人の考えを聞いて、
「なるほど、これは勉強になる」
「へぇ、こういう考えがあるんだ~。凄いな~」
と思わせられる事も少なくありません。
現代のマージャンの水準が上がったんだなぁ、と感心する反面、
今の人達は上達する手段がたくさんあって羨ましいなぁ、とも思うのです。

ちなみに、当時すぐに本棚行きとなった戦術書を、2年後くらいに改めて読んでみました。
「あぁ、きっとこういう事を言いたかったんだなぁ」
と、内容自体はある程度理解出来ました。
実践しようと思ったかどうかは、想像にお任せします

ではまた~。

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