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麻雀ミリオネア第4戦の感想文・前編(しもで先生視点)


・決戦当日(プロローグ)

6月14日。
当日は朝から夕方まで、健康マージャンのお仕事…のはずが、麻雀ミリオネアに出演する為に、いつもより2時間早退。
しかも、店内は10卓満卓という状況である。
少しだけ心を痛めつつ、スリアロチャンネルのスタジオへスキップしながら足を運んだ。

そして会場に到着。
自分視点配信の準備、放送のリハーサルなどを経て、いよいよ対局開始。
対局は楽しみなのだが、一番の不安は「喋りながら打つ」という事。
千羽師匠に限らず、ネット麻雀の配信者の凄さを感じずにはいられない。
実際、喋りはグダグダなので、自分視点の配信をとても見返す気にはなれない。
その代わりといってはなんだが、今回のnoteで対局中の思考を伝えようと思う。

今回の対局の動画はこちら。
千羽師匠視点ではあるが、全員の手牌も見える。
綱川プロと咲乃もこさんの安定の解説にも注目してほしい。


・師匠、キングコングと化す(1回戦)

さぁ、起家スタートだ。
配牌はどうかな?

八種八牌…。
その後も1メンツすら出来ないうちに、浅井プロと元太プロのリーチ合戦を見てるだけで、最初の親番はおしまい。

その後、東2局にリーチをしたものの、浅井プロの逆襲に遭い12000を献上。

そして迎えた東2局2本場。

ドラは無いものの、2メンツ完成。
先制リーチしたいなぁ。

これがたった5巡でこうなった。

ドラ3枚も引くとはね。しかもテンパイ。
巡目も早いし、ラス目だし、リーチしてハネ満ツモ狙いの人も少なくないと思う。

私の選択はヤミテン。
8000の出アガリはどこからでも嬉しい。今のうちなら誰からでも拾えると思うのね。

ただ、ツモった時に4000点損した〜という思考をする人はリーチでもいいんじゃないかなぁ。これはお好み。

そして、浅井プロから8000(+600)のアガリ。
まだ山にたっぷりあったから、リーチしてたらハネ満ツモってたかも…、てな事は思えなかったなぁ。満貫で充分幸せである。

東3局も元太プロからメンピン一発の3900をアガり、ようやく戦線復帰。
次は千羽師匠の親。ここも流せば楽しい戦いになりそうだ♪

なぜこうなった。
犬のぬいぐるみを被ったゴリラが親番で60000点も稼ぎやがった。

師匠をやっつけたかったけど、ここは現実を見てトータル2位を目指す戦いにシフトチェンジせざるを得ないなぁ。

・ギャラ争奪戦(2回戦)

そうそう、師匠をやっつける事よりも大事な事があったのだ。
それは「ギャラ」。

「トータル3位以下はノーギャラで帰れ」
というのが、今回のルール。
そのルールを設定する事によって、3人がかりで師匠を潰すという戦いではなく、師匠の事よりトータル2位以上を目指す戦い、となるのである。

となると、理想はトップ。
2着ならトップは師匠だといいなぁ。
最悪でも3着にはしがみついて、最終戦は少し大きめなトップくらいの条件は残しておきたい。
トーナメント戦で1人沈みはやる事無くなってつまらなくなりますからね〜。

さて東1局。また起家だ。
八種八牌とかは勘弁してね。

うおおおお、なんじゃこれは!
良い意味でね。

ひとまず1s切っておこうかな。
そして次巡。

選択肢は幾つかある。
①3m切って保留。
②ホンイツ狙いでピンズを切る。
③七対子は無視して、タンヤオなどのメンツ手意識の南切り。

私の選択は3m切り。
これまでの人生で色んな事を先送りにしてきた私らしい一打である。

そして第2の分岐点。

①リャンメンターツが2つのイーシャンテンなので、南切り。
②マンズのホンイツと七対子のイーシャンテンにするべく、ピンズを切る。

私の選択は6p切り。
ホンイツを見つつ、5p引いたら七対子ドラ4。
しかし、ここでの私の思いは、
「4m引くな!」
そう、ここで保留の2巡目の3mが効いてくるのである。
先に4mを引いた日には、ねぇ。
我ながら何というネガティブ思考である。

しかし、少しだけ好材料もある。
2巡目に3mを切ってある事で、相手から見た場合にマンズのホンイツがバレるのが少し遅れる効果がある。

その後どうなったかというと、

グエエェ…。吐き気がする。
色々迷走しまくったばかりに、こんな事になってしまうとは…。
しかし、まだこの局は終わっていない。
頑張れ自分。

頭がクラクラしながらも、なんとかポンテンに漕ぎつける。
その直前に浅井プロがチーテン、その直後には元太プロからリーチが飛んでくる。危うし自分。
そして結果は…。

浅井プロから12000!
結果は良かったものの、モヤモヤしたなぁ。

その後は色々あったものの、オーラスを迎えて、コッソリとトップ目を死守。
そしてサッサとアガって…。

サッサとアガって…、だと?
ここからどうしろと。

これがどうにかなるんだから、麻雀は不思議である。
アガれなかったけど、2着目の元太プロと点差を広げる事に成功。

南4局1本場。
今度こそ決着つけたいが、元太プロがマンズのホンイツ模様。
私もなんとかイーシャンテンまでになったところ。ただ、マンズがダブついているのが不満。
ここで下家の千羽師匠から4mが。

「よし、これで次は4m切って、メンツ手にしよう」
…とか言ってる場合ではない。
4mは元太プロが欲しがりそうなところ。
自分のアガリの可能性が相当低いのだから、4mをポンして元太プロを苦しめた方が良かった気がするのよね。

その後、元太プロもテンパイに至らなかったのが、せめてもの救い。
浅井プロと千羽師匠の2人テンパイで流局。

南4局2本場。
今度こそアガれそうな気がする!
ていうか、アガらせろ。

その後、私の手牌はキラキラしてきたイーシャンテンにまでなったのだが、千羽師匠と元太プロが鬱陶しい仕掛けをしてくるではないか。

この局の千羽師匠の仕掛けの意図については、千羽師匠視点の配信を観て頂く方がいいと思うので、こちらをご覧くださいませ。

一方の元太プロは3900の2本場直撃でキッチリ逆転トップとなる。
しかし元太プロは2着でも、最終戦は私と着順勝負になるので、むしろ「3着以下にはなりたくない」という気持ちの方が強いのかも。
後で自分のYouTubeチャンネルで牌譜検討するらしいので、そちらをお楽しみに。
ていうか、元太プロだけ生配信してないやん。こっちは喋りながら打たなきゃいけないというのに。元太プロずるいよ。

それはさておき、4mポンされるまでは3900点直撃の幻影に怯えていたのだが、これで3900になるパターンが相当無くなった。
こうなると怖いのは、師匠のミステリアスな仕掛けや浅井プロからのリーチなど。
怖いとはいえ、私もドラ3のイーシャンテン。早くテンパイしろ〜。

10巡目に引いたのが赤5m。
あっ、これで元太プロ絶対2000点じゃん。
直撃してもトップ逃げ切りじゃん。
赤5mだけど、合わせ打ちしようっと。

しようっと…じゃないのだよ。
さっきも述べた通り、怖いのは浅井プロからのリーチ。浅井プロの安全牌を消費しない方が大事。
となると、ここで切るべきは浅井プロに将来危険度が高くなりそうな6p。
元太プロの待ちは36pか47pが濃厚、一応47sもあるかも、という感じ。
それなら、元太プロにアガってもらってもそれはそれでOKなのだ。
しかし、その時はその思考にはまだ辿り着いていない。

ここでもフワッと中をツモ切ってしまう。
頭の中では「早くテンパれ」という気持ちばかり。私の脳みそは既にテンパっているのだが。
その中を師匠がポン。ここでようやく気づく。
「6pサッサと切っとけや!」

そして…。

ついに親の浅井プロからリーチ。
最悪である。
自分がトップ目のままならまだ良いのだが、浅井プロの満貫ツモだと私が2着に落ちてしまう。
危うし、しもで先生!
運命やいかに⁉︎

元太プログッジョブ!
47sだったとはね〜。
これはこれは助かった〜♪
まさに薄氷のトップ!

2回戦終了時点で、トータルスコアはこうなった。

千羽師匠が1・3。
私は3・1。
元太プロは2・2。
平均順位だけは同じである。
トップを取っていない元太プロはともかく、師匠と私のポイントは57.5p差。
順位点が大きいルールにもかかわらず、こんなに差がつくとは。
ていうか、師匠どんだけ素点稼いどんねん。

というわけで、最終戦となるわけだが。
思いのほか長文になってしまったうえに、最終戦は見どころ満載なので、続きは後日という事で。

次回に続く!

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