アシスタント時代に取り組んでいた3つのこと。
僕がアシスタント時代に取り組んでいた3つのことを紹介します。
とはいえスタイリストになるまで、4年ぐらいかかりましたので、最速のやり方ではありません。
僕はけっこう不器用なほうなので、効率も悪く、取り敢えず頑張るタイプだったのでもう少しうまくやっていれば早くデビューできてたのかもしれません、、。
アシスタント時代1番頑張っていたのは、モデルハントです。
モデルハントとは、原宿や渋谷を歩く女性に声をかけて、カットのモデルになってもらったり、撮影のモデルになってもらったりする声かけです。
今思うと、休みの日は必ずモデハンにでていたので休みはないに等しい状態でした。
今で言うと、InstagramやTwitter、ミニモなどでネットモデハンすることも可能でしたが、僕がアシスタントのころは街にでて声をかける。それが主流でした。
もちろんネットでサクっと見つけたほうが効率がいいかもしれない。
ただ僕が思うのは街にでなければ、リアルなお客様の気分を感じ取れないということです。
街にでて、例えば渋谷にいる女の子のファッションやメイク、ヘアを見る。
原宿にいるメイクやヘアをみる。
銀座にいるメイクやヘア、ファッションをみる。
また渋谷でも、センター街なのか、西武デパートの前なのか、ヒカリエのあたりなのか、神南エリアなのかでも歩く人のファッションが違うものです。
都内有名店の著書には、必ずと言っていいほど、街を歩く女性のヘアやファッションを観察していた。と書かれています。
街にでて観察する。観察眼を鍛えることはスタイリストになってからのカウンセリングやサロンワークでも必ず役に立ちます。
またマーケティングの能力も上がります。
自分がどのテイストのお客様をやりたいのか。
そのお客様がどのエリアで活動して、どこで買い物をするのか。 それを研究する結果になります。
ただ、闇雲に声をかけるのではなく、テイストを絞ってやる。 そのためにどのエリアにいくのか考える。自分の見た目も考える。そのテイストのお客様に合うような身なりで声をかければ成功率もあがります。もちろん声をかけるときの接し方などでも。
どうすればハントが成功するのか。
どんな風に声をかければ安心して話を聞いてもらえるか、連絡先を交換できるのか。
自分でモデハンのやり方の雛形を作って実践しました。
実際には僕がモデハンしてLINEのなかにいるモデルさんの数は1000人以上。
もちろん中にはお客様になってくれた方もいます。
あとは、何回もフられればハートも強くなりますしね笑笑。
それとアシスタントは必ず、デビューするためには練習をします。僕がいたサロンでは、撮影の技術も大事で、cランク〜sランクまで、毎月プレスの方に査定されてAランク以上にならなければスタイリストデビューできませんでした。
撮影も、練習もする。そのためにまずは、自分の目標になるイメージ写真を決定して、 イラストを描く。このイラストは大事で、どこがどうなって毛が動いているのか。これが自由にかけることによりヘアも自由に動かせるようになるのです。
そして、カットの展開図をかく。スタイリングの展開図をかく。
それを書くことで頭の中のイメージを具現化してヘアスタイルに落とし込みやすくなります。
ただ、このやり方をやるなら沢山のパターンを勉強したほうがいいと思います。前のサロンで切りっぱなしボブとロングのレイヤーが切れれば取り敢えずOKでした。 細かい髪質にあわせたディテールや似合わせは、沢山のカットパターンやフリースタイルも切れるようにならないと後々苦労します。
日本にいてマーケティングしっかりやってそのヘアに特化するならいいと思いますが、自分がプレイヤーじゃなくなる。また店長になって技術を教える。お店が変わって全てのお客様に対応するときにかなり苦戦します。 これは僕の失敗です。
そして、もう一つはSNS,
もうこれをやっていない美容師はいないのではないでしょうか、、、。
正直、Instagramも飽和しているような気がしますが、、。
先ずは自分な得意なヘアスタイル。自分のターゲットとなる女性像を決める。
可愛い系なのか、ギャル系なのか、コンサバなのか。自分の好き嫌いがあると思いますが、アドバイスとしてはトレンドに合わせたテイストでやったほうが勝ちやすいと思います。
たとえば、昔エビちゃんcancan系が流行っていた時は、前髪ありのコンサバロング。
その次はヴィクトリアシークレットのミランダカーがブレイクしてかきあげハイライト。
レイヤーヘアが流行ったあとは、重めの切りっぱなしボブ。
最近なんかはショートヘアが流行っていますね。
そんな感じで、流行っているスタイルにフォーカスしてヘアスタイルを発信していったほうがお客様に見られやすいので集客しやすいです。
アシスタントのときは撮影は週に2回から3回、営業時間外にやっていました。
自転車を漕ぐ時と同じで、高速を出すには、また自分のパワーがないギア1のときは沢山こがなければスピードがのらないのです。
第一線の人と比べたら、足りないと思いますが、自分時間を駆使して取り組んでいました。
今考えると、やらなければいけないことが沢山あると思うのですが、自分は効率がよくないほうだったので、もっとこうやって取り組んでいればよかったと思うことも多いですが、頑張った取り組みはちゃんと自分のスキルとして残るので取り組んで間違いはないと思います。