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【2019年】タイに移住して買って良かったもの

年末である。
毎年、この時期になるとインターネット上で「今年買って良かったもの」の記事をよく見かける。ひとつひとつ丁寧にレビューされた「今年買って良かったものたち」を拝見し、それらの記事の中から自分も良いなと思ったものを買ったりする。著者本人も興味があるのかないのかわからないような商品をただただ並べているアフィリエイトサイトと違い、年末のそういったタイトルの記事には著者たちが愛着を持ち、本当におすすめしたいと思えた自慢の一品が紹介されてることが多いように感じる。

ただ、残念なことにそれらの記事で紹介されているAmazonや楽天のサイトは現在僕が住んでいるタイの北部では利用するのが難しく、良いなと思ったものがあったとしても手に入れることはなかなか難しかったりする。

というわけで今年のネットショッピングは諦めて、いつも購入してた側の僕がタイに移住してから買って良かったものをご紹介できればと思う。


タイで買って良かったもの01 「ハンモック」

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まずはこれをあげたい。せっかく異国の山奥に移り住み大自然の中で過ごせる毎日を得たので、移住してすぐにハンモックを購入した。値段はたしか700円くらいだったと思う。自宅が首都圏外郭放水路みたいに柱が立ちまくってる構造だったのもハンモックを吊るしやすい条件で良かった。ドリルで柱に穴をあけ、釘を打ち込んで吊るす。タイのいいところは賃貸の物件であっても割と好きに改造していいところだ。自宅にハンモックがあるだけでテンションがあがる上、ドリルで穴をあけても大家さんに怒られない「得した感」がプラスされているので非常に満足している。むしろこの「得した感」のために購入したような気がしている。


タイで買って良かったもの02 「屋根」

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移住する前に自宅の壁の塗装や蛍光灯などを新しいものに変える工事をタイの友人にお願いしていたのだが、予定にまったくなかった屋根が勝手に設置されていた。お値段7万円。

工事をお願いしていた友人いわく「良かれと思ってやった」とのこと。この屋根のおかげで下にある貯水タンクに汚れた雨水などが入らなくなるらしい。「絶対アッタホウガイイヨー」と言ってたので絶対あったほうがいいんだと思う。移住前に渡していた諸々の改装費は足りたのかを確認したら7万円足りなかったそうなので追加で支払った。


タイで買って良かったもの03 「ロボのフィギア」

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タイの子供向けに売られているフィギアの醸し出す味が好きで見かけたら買うようにしている。お値段それぞれ200円くらい。

左が「スーパーパワフル」で右が「スペースディフェンダー」というらしい。スーパーパワフルはなんと車に変形もできるらしく、スペースディフェンダーも負けじとツノが4本も生えている。いつかスポーンのフィギアを集めるアメリカ人のように自室の壁をこれらで埋め尽くしてみたい。


タイで買って良かったもの04 「BOSSの陶器」

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これは正確にはタイで購入したものではなく、隣国ラオスにタイの学生ビザを発行してもらいに行ったときに購入したものなのだが、今でも良い買い物をしたなと日々ニヤニヤしながら眺めている。

ラオスの首都ビエンチャンに日本人夫妻が経営する「Cafe Ango」という店があり、陶芸家もやられている奥さんの趣向で店内には器などの作品が販売・展示されているのだが、そこで販売されていた缶コーヒーに陶器をくっつけたアート作品。奥さんの後輩である陶芸家 四井雄大さんの作品だそうでお値段20ドル。他にもいろいろな陶器が並んでいたが、これは見た瞬間笑ってしまったので購入することにした。アートは購入するときの感情も一緒に買うものだと思うので、面白くて印象に残る買い物ができたと思ってる。


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缶の裏に「$20」と値札が貼られているのもいい。これは剥がさない。


タイで買って良かったもの05 「海苔」

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タイでは自宅で料理をして食事をするよりも屋台などで食事をしたほうが安いという話もあり、実際に便利で安くて美味しいので僕もかなりの頻度で外食するのだが、やはり長期滞在になってくると日本人は日本食を求めてしまう。様々な国を旅していたときは日本食レストランを見かけても「せっかく異国に来てるのにご当地メシを食わないでどうする!ダセえ!」という気分になっていたが、今はもう、一周回って日本食が食べたくて仕方がないダッサダサの状態になってる。

だが、こちらで日本食を食べようとするとそれなりの値段になってしまうという問題がある。タイでは一食100円程度で食べられるチャーハンが、日本のタイレストランで食べると1,000円とかするのと一緒だ。食材やら調味料やらを輸入する際にかかるコストを考えると値段が高くなることはしょうがないが、それでも食べたい。そこで如何に安価で日本風にできるかを考え抜いた結果が、この「海苔」である。

ぶっちゃけ海苔さえ入れておけばなんでも日本風になる気がする。日本にいたときは気づかなかったが海苔のパワーは凄い。なんでも磯臭くしてくれる海苔のパワフルさは2つ前に紹介した「スーパーパワフル」も納得してくれるレベルだ。最近ではタイの調味料とこの海苔を使って夜な夜な「日本のお茶漬け」を再現する研究に励んでいる。


タイで買って良かったもの06 「氷」

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タイに移住してから一番買ったのがこの「氷」だと思う。
お値段 17円。非常にリーズナブルなのでほぼ毎日買ってる。
東南アジアではビールに氷を入れて飲む文化があるのだが、目的がないときも買ってるときがある。近所の商店の人には「氷ばっか買ってる日本人」と認識されてると思う。すでに僕の頭の中は氷で飲み物を冷やしたいという感情よりも、ただただ氷をゲットしたいという感情しかないのかもしれない。翌日になると溶けてなくなっているのがとても悲しい。死んじゃったの?


タイで買って良かったもの07 「氷を入れるやつ」

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これに氷を入れると溶けにくくなる。
大好きな氷と少しでも長く一緒にいたいなら是非持っておきたいアイテムだ。すでに2個持ちだが全然足りない。心が氷を渇望している人間としては、この「氷をいれるやつ」は何個あっても良いものだ。氷の寿命を少しでも伸ばしたい人、氷と大切な時間を過ごしたい人、氷が溶けたあとの水を山賊みたいにガブ飲みしたい人にとってマストな一品。帰国する頃には20個くらい持ってそうで怖い。


タイで買って良かったもの08 「土」

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25キロも入ってお値段なんと75円。
氷と同じく あまりの安さから何度も土を買っている。意味なんてない。ただ安いから土を買う。人は欲求から逃れられないというが、僕はこの土を定期的に購入することで物欲を満たし、それ以外の欲求を最小限に抑えることでお坊さんのような静かなる精神を手に入れた。タイ語で土は「ディン」というのだが、移住してから一番使ってるタイ語はこの「ディン」かもしれない。たまに土をほじくり返してると小さな貝殻が見つかるのだが、ジャコの中に小さなカニやエビを見つけたときの感覚に似ていて死ぬほど得した気持ちになるのもいい。タイは人を土中毒にさせる。


最後に

以上、僕がタイに移住してから手に入れたオススメのブツを8点紹介させていただいた。この記事を読んで気になったディンがあれば是非購入してみてほしい。

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