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天狗党と最近あったこと

突然、天狗の面をつけた全裸の男衆に囲まれた。

分身を生む素早い動きで僕のまわりを旋回するため正確な人数はわからないが、影の数をかぞえたところ おそらく7〜8人くらいの人数だったかと思う。

たまたま持っていたスタンガンで天狗衆のひとりを感電させ捕まえ、面を無理やり剥がしてみると、その人物は恩人である家入一真であることがわかった。

なぜこんなことをしたのかを問うと、家入さんは今はあらゆる事業から手を引き、気の合う露出仲間と一緒に全裸天狗党という組織をつくって人を襲う活動に勤しんでいるらしい。

ここまで載せて、ふと我にかえる。そんなことはなかった。

僕が初めて就職した会社ペパボの創業者の家入さんは天狗の面なんてつけないし、徒党を組んで全裸で僕の周りを旋回したりもしない。ただ、そんなことが起こって欲しいという僕の願望が妄想に変わりこのnoteの下書きに残されていた。疲れていたんだと思う。

ちなみにこの文章の下にメモとしてこのようなことが残されていた。

※ 家入さんの他に天狗党のメンバーにはヨッピーと柿次郎も混ざっている
天狗の面の鼻をこすりあわせることで発光する
勃つことで鼻が2本あるように見せる技を持っている
会費が月6万円でお財布にきびしい
※ 脱退希望者は天狗裁判にかけられ脱退と引き換えに去勢される

ここで名前を出された人たちには申し訳ない気持ちがあるが、僕のnoteの下書きやEvernoteのメモには、こういったどこに出せばいいのかわからない文章が整理もされずに転がり散らかしている。

有効活用しようにもそんな事実は存在しないので日記としても書けない。そして天狗の面を彼らに送りつけたとしても、この通りに行動はしてくれないだろう。なぜなら社会にとって全裸と天狗は求められていないのは明白だからだ。

ただいつの日か僕も天狗の面をかぶり、彼らと共に誰かのまわりを素早く旋回する老後を過ごせたら楽しそうだとは思う。執行猶予はつくのだろうか?

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