微生物とコンクリート

先日、會澤高圧コンクリートから新材料の情報が入った。その名も!!

自己治癒コンクリート バシリクス

コンクリートは硬い材料のため、熱収縮や地震の動きについていけず、細かいひび割れがどうしても発生してしまう。

そのひび割れにからコンクリートに入ってきた空気により活性するバクテリアを埋め込み、それが発生させる炭酸カルシウムでひび割れが埋まるというものだ。

バクテリアは何もせず増殖するので、半永久的に効果が持続するという。

コンクリートのひび割れは非常に厄介なもので、それをきっかけに鉄筋の腐食などコンクリートの爆裂が始まる。このひび割れが初期に修繕できるのであれば、夢の100年建築も実現可能である。

そもそも、建物は頻度の差はあれ、メンテナンスが必要である。木は腐る、鉄は錆びる、コンクリートは割れるといった具合に、修繕を怠れば年月相応に朽ちていく。

その常識を覆す半永久的なフリーメンテナンスコンクリート!

現場打ちの制約はないのか?エフロレッセンスは出ないのか?〃す〃に対しても対応するのか?色々気になるところはあるが、今後が楽しみな材料だ。


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