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三波春夫な日曜日

全国的に日曜日
久しぶりに近所のコンビニで
声を荒げる人に遭遇した。
聞こえてきたフレーズ


客「おい!お客様は神様やろ!」
店員「・・・」

三波春夫の有名なフレーズ
いやレッゴー三匹のギャグで有名
客商売としては客から言われると
とても鬱陶しい必殺のセリフ

しかし、三波春夫にとっての
「お客様は神様」とは自分の歌を
聴いてくれる聴衆のことで
客席にいらっしゃるお客様と
ステージに立つ演者という形から
生まれた言葉である。

三波春夫が言う「お客様」は
商店や飲食店のお客様では無い。

三波春夫自身の言葉で

歌う時に私はあたかも神前で
祈るときのように雑念を払って
心をまっさらにしなければ
完璧な藝をお見せすることは
できないのです。
ですから
お客様を神様とみて唄うのです。
また演者にとってお客様を喜ばせる
ということは絶対条件。
だからお客様は神様なのです。
そして自分はすべての人を
お客様だと思っているわけではない。
舞台を観てくださる人だけを
お客様だと思っている。
そうした方々は私にとって『絶対者』
ステージが「天」なら客席は「地」
その天地の中にいる絶対者がお客様。
と説明している。

お客様に自分が引き出され
生かされる。
お客様の力に自然に神の姿を
見るのです。
お客様は神様のつもりでやらなければ
芸ではないということなのです。

芸に対する真摯さで有名だった自身の
公演では客席に降りて歌う事も
紙テープも断り舞台に立った自分を
お客さまに頭から足の先まで
きちんと見ていただく事を常とした
偉大なる「三波春夫」先生を
日曜日の馬鹿から思い出す。

大事なことを
このタイミングで思い出す。
改めて気をつけよう・・・
クレーマーに感謝

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