南京大学EMBA生を迎えて(清水勝彦研究室ブログ)

3/14,15と南京大学のEMBA生、平均年齢約39歳の約40人がやってきた。1月に急に依頼があってドタバタしたが、企業訪問とケースディスカッションでとても喜んでいただけたようだ。慶應の写真もいっぱい撮っていた(それで2人バスに乗り遅れそうになった)。当初は英語でということだったが実際は通訳(英語↔中国語)の2人が大活躍していた。

へー、と思ったことを3つばかり。

1.こちらからは名刺を渡したが、中国ではすべてスマホ完結なのでみんな名刺は持っていない。現金やクレジットカードも久しぶりに使ったそう。

2.「旅行気分」の学生も一部見られたが、みな熱心に授業に取り組んで盛り上がった。「タバコが吸いたい」と言っていたのは3人ほど。

3.プログラムの最後に「なんでもいいからQ&A」の時間を設けたら、「福島の水をどう思うか」「中国や韓国と日本の関係をどう思うか」「昔日本はアメリカに半導体でいじめられたが、今は中国がそうだ。何かコメントは?」といった政治寄りの質問がたくさん出た。中国のEMBA生が本当に何を気にしているかを垣間見た思いだし、そうした質問への(個人的な)答えを持っておく必要があるということだろう。

準備には疲れたが、本番はとても楽しかった。「国レベルではいろいろあるが、個人レベルではもっと交流を深めお互いを知ることでいろいろな可能性が生まれる」と質問には答えた。にんげんだもの。

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