麻雀_やり方_簡単_おすすめ_2.txt

前回の記事はコチラ→https://note.com/shimizu_yuki/n/ne90e61c90b88


みんななんで麻雀やらないの?日本一プレイヤー人口が多い(と思われる)ボードゲームなのに!

麻雀をやらない理由ランキング(清水調べ)

1位 役が多くて複雑そうでめんどい
2位 専門用語が多くてめんどい
3位 おっさんくさい

はい。みなさんの思っている通り、麻雀には専門用語も役もけっこう多いです。大体の人はこれが理由で学ぶことを避けます。それを踏まえて、わたしの解説記事では、不要と思われる(なくてもどうにでもなる)用語は言い換えます。覚えなくてもなんとかなる用語はすべて【】で括り、そこは飛ばしても大丈夫なように書くので、用語とかそういうの苦手な人は安心して飛ばしてください。また、役も必要最小限のもののみを記すので安心してくださいね。

※記事中に使っている牌の画像は、素材サイト「雀のお宿」様から拝借いたしました。https://suzume.hakata21.com/


前置きはここまで。それでは早速麻雀のキホンのキを覚えていきましょう!


②押しの基本→「アガり」を目指そう


前回の記事では以下のように書きました。

◎押し→「アガり」を目指すこと
◎引き→「アガられ」を避けること

可能ならばいっぺんに叩き込みたいところですが、必要な内容だけに絞っても膨大な量になってしまいますので、まずは「押し」、つまり「アガり」を目指す方法を覚えていきましょう。


2-0.牌の種類を覚えよう!

覚えるものは極力少なくしたいとろこですが、それでも牌の種類はどうしても覚えなければいけません。言うほど多くないので覚えましょう。

漢数字の牌【萬子/マンズ】 字の通り左から順に1~9です。


丸の牌【筒子/ピンズ】 〇の数通り左から順に1~9です。


細長いやつの牌【索子/ソーズ】 一番左の鳥っぽいやつは1なので気を付けてね。


方角の牌【風牌/カゼハイ】 東南西北。トン・ナン・シャー・ペーと読んでまわりのみんなと差をつけよう。


その他の牌【三元牌/サンゲンパイ】 左からハク・ハツ・チュンです。なお、白(ハク)はわかりやすいように画像では囲いが描かれていますが、実際の牌では何も書かれていない場合がほとんどです。


トン・ナン・シャー・ペー・ハク・ハツ・チュンをまとめて字牌(ジハイ)と呼びます。



以上34種類の牌をそれぞれ4枚ずつ、計136枚使ってゲームを行います。

以上の牌の名前は覚えてくださいね。


2-1.アガるために必要な2つのこと

気を取り直してアガる方法から。

麻雀は、持っている13牌+引いてきた1牌orほかの人が出した1牌の計14牌を使い、アガりを目指して点数を得るゲームです。
(麻雀のゲームの流れは、ネット麻雀だと把握しなくてもなんとなくでできると思いますので割愛。気になる方はこちらから→https://mj-dragon.com/rule/basic/mahjong.html )

他人が切った牌が最後のピースの時にできる「ロン」、最後のピースを自分で引いてくる「ツモ」のどちらかでアガります。アガれる一歩手前の状態を作り、自分が引いた牌か、他人が切った牌を使って宣言することで「アガり」となります。

では、どうすればこの14牌(13+1牌)で「アガる(=得点を得る)」ことができるのでしょうか。アガるには、14牌に「形と役」の2つをつける必要があります

形って何?役って何?調べてみました!


2-2.基本の形を覚えよう

アガるのに必要な条件のカタワレである「形」から。麻雀でアガるには、14枚の牌を用いて、以下のどちらかの形を作る必要があります。

◎基本の形【4面子1雀頭/ヨンメンツイチジャントウ】
3枚のまとまり【面子/めんつ】を4つと、2枚のまとまり【雀頭/じゃんとう】を1つ作った形のことです。例として、以下の画像の感じ。


3枚のまとまりには、順番のまとまり【順子/シュンツ】と同一のまとまり【刻子/コーツ】があります。順番に解説します。

順番のまとまり【順子/シュンツ】:同一系統の牌の、「234」とか「789」みたいな順番のやつです。「912」とかまたぐやつはダメ!
例のうちのこの部分です。

同一のまとまり【刻子/コーツ】:同一の牌を3枚集めた形のこと。どんな牌でも3枚集めればオッケーです。
例のうちのこの部分です。

2枚のまとまり【雀頭/ジャントウ】:同一の2枚を集めます。例のうちのこれ。


以上から、3枚のまとまり×4つ、2枚のまとまり×1つを作ればアガリです。「3枚のまとまりは順番の数字でも同じ牌でもどちらでもいいけど、2枚のまとまりは同じ牌じゃないといけない。3枚のまとまり×4+2枚のまとまり×1を作る」ってことですね。これが麻雀における基本の「形」です。

◎特殊の形【七対子/チートイツ】

いっぽうで、2枚のまとまりを7つ作った形もあります。稀によく出ます。覚えておいて損はありません。こっちでもいいけど集めづらい。



以上、「基本」か「特殊」のどちらかの形を目指しましょう。基本・特殊と表記した通り、ほとんどは基本の形を目指すこととなります。「3×4+2×1=14」を目指して、自分の番が来るたびに不要な牌を切っていきましょう。


2-3.基本の役を覚えよう-リーチと鳴き

ここまでで「形」を学びました。続いては、アガるのに必要なもう一つの条件である「役」の説明です。

役とは、特定の条件を「形」に与えてあげることです。形を作っただけではアガることができません。前項で学んだ形に役をつけましょう!

役にはけっこうな数があります。「役、多っ!!」となって麻雀を覚えることを諦めた人を何人も見てきました。わたしはそのたびに己の無力を嘆きました。そこで、今回は覚える役の数を絞った上で、以下のように進めます

「基本的にはリーチを目指せ!役がつくなら鳴いてよし!」

リーチ、鳴き、役についてそれぞれ順番に説明します。


◎リーチと鳴き

リーチとは、「あと1歩でアガれます宣言」をするとつく役のことです。
自力で集めた13牌が、「あと1牌で3×4+2×1=14になる!」というタイミングで、自分の番でそれをみんなに報せることでつけることができます。
つまり、自力で「形」を目指すだけで「役」をつけることができるということです!基本的にはこの「リーチ」という役を前述の「形」につけて「アガる」こととなります

いっぽう、自力で集めず、他の人が捨てた牌をもらうこともできます。この行為を「鳴き」と呼びます。
鳴きを行うと、自力で集めるよりもテンポよく「3×4+2×1=14」を目指すことができます。一見やったもん勝ちに思えますが、もちろんデメリットもあって、鳴きを行うとリーチがかけられなくなってしまうのです。

リーチがかけられないとなると、「リーチで役をつけられない」現象が起きてしまうため、「鳴き」を行うと、形を作るだけではアガれなくなってしまいます。そこで、鳴きを使用する場合は「リーチとは別の役」をつけてあげる必要があります


2-4.鳴きの種類と目指すべき役

鳴きには主に2種類あります。

◎ポン誰かから1枚もらって、「同一のまとまり(刻子)」を作る
◎チー前の番の人から1枚もらって、「順番のまとまり(順子)」を作る

この2種類を駆使すれば、「3×4+1×2」の形は一層作りやすくなります。しかし、前述の通り「鳴き」を使用するとリーチをかけることができなくなります。よって、「鳴き」を行う場合は他の役をつけてあげる必要があります

なので、今回は「鳴き」をする時につけるべき役を9種類紹介します。ジャンルごとに分けて、あっさり説明しますので、「鳴き」を使用する場合は以下のどれかを目指しましょう。


~~~3枚集めるだけで役になる系~~~

この系統は、「3×4+2×1」の中のいずれか1つに入ってるだけで役になります。

⑴ヤクハイ:白、發、中のいずれかを3枚集めるだけでつく役。

⑵場風牌、自風牌(バカゼハイ、ジカゼハイ):画像に〇がついている部分に書いてある方角の牌を3枚集めるだけでつく役。〇部分の方角は状況によって変わっていきます。


~~~1、9、字牌を全部に使うか全部に使わないと役になる系~~~

⑶タンヤオ:すべての牌に、「1、9、字牌(東南西北白發中)」を使わないとつく役。

⑷チャンタ:2枚のまとまり、3枚のまとまりそれぞれに一枚以上「1、9、字牌(東南西北白發中)」のいずれかを使って形を作るとつく役。


~~~1つの色しか使わない系~~~

⑸ホンイツ:字牌+1つの系統の1~9のみを使って作るとつく役。

⑹チンイツ:1つの系統の1~9のみを使って作るとつく役。


~~~その他系~~~

⑺トイトイ:3枚のまとまりを、すべて同一のまとまり【刻子/こうつ】で形を作るとつく役。

⑻イッツー:同一系統の「1~9すべて」を集めるとつく役。

⑼サンショク:3系統すべての「同じ数字のならび」、もしくは「同じ数字のまとまり」を集めるとつく役。下記のどっちか。


以上9種類。このどれかの形なら、「鳴き」を使用してもアガることができますリーチをかけない=「鳴き」を使う場合、上記のいずれかの「役」をつけてあげましょう。

※ちなみに、前のところで説明した「2×7」の特殊な形は、それそのものが役になっているのでリーチはしなくてもアガれます。かけてもいいです。



ここまでの内容をまとめると、麻雀でアガるには以下のどれかを目指すことになります。

壱 自力で「3×4+2×1=14」の一歩手前までもっていき、リーチをかけてアガる
弐 鳴きを使って「3×4+2×1=14」の一歩手前までもっていき、いずれかの役をつけてアガる
参 自力で「2×7=14」の一歩手前までもっていきアガる(リーチはしなくてもよい)


鳴くかどうかは、「目指せる役があるかどうか」を基準に考えましょう。「基本的にはリーチを目指せ!役がつくなら鳴いてよし!」を念頭にアガりを目指しましょう!


2-6.まとめ

◎牌の名前は覚えよう!

◎麻雀は、持っている13牌+引いてきた1牌orほかの人が出した1牌の計14牌を使い、アガりを目指して点数を得るゲーム!

◎14牌で「3×4+2×1」を作ろう!3枚構成は「同一のまとまり」でも「順番のまとまり」でもどちらでもいいぞ。

◎自力で完成一歩手前まできたら「リーチ」をかけてアガろう!もし役をつけられるなら「鳴き」で相手の捨て牌から牌をもらってもいいぞ。鳴きは以下の2種類だ。

ポン:誰かから1枚もらって、「同一のまとまり(刻子)」を作る
チー:前の番の人から1枚もらって、「順番のかたまり(順子)」を作る

◎役は大きく分けて9つ!載せた役は最低限覚えよう。

◎特殊な形「2×7」はそれそのものが役になっているぞ!これも狙ってみよう!

◎ここまで覚えたら実際に打ってみよう!


以上!長くなったので今回はここまで!
要するに、麻雀の基本ルールは、「3×4+2×1を作って、そこになにかしらの役をつけてアガる」ってことです。(一行でまとまったんだけどここまでの文章は何だったんだ??)

ここまで読んで理解できたあなたは、もうネット麻雀なら遊ぶことができます。実際に遊んでみてください。CPU戦でも対人でもどちらでも構いません。実際に遊んで、アガったりアガられたりして、勝ったり負けたり負けたり負けたりしてみてください。なんとなく麻雀のルールがわかってくると思います!


ここまでで教えたことが「麻雀のルール」。以降の記事で教えるのは「麻雀のテクニック」です。「どうやって高得点を取るか」、「どうやって相手にアガられるのを阻止するか」等々。ルールはわかったけどどうすれば勝てるのかわからない…となったら読んでみてね。


次回更新は未定です。
各自、前の記事に書いてあることを頭に入れていろいろ調べてください。

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