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股関節疾患術後の骨頭の適合性を上げる〜3つの段階的アプローチ〜

月曜日担当ライターのN. pilatesスタッフ清水です。

本日は、股関節疾患術後(頚部骨折やTHAなど)の骨頭の適合性を上げるアプローチ方法についてお話ししていきま〜す!

内容としては筋緊張のコントロールをいかに機能面から作れるか?です!

細かく説明しようとすると、内服コントロールや骨折部位、手術の侵襲部位などにより変化しますが、本日は機能面にフォーカスを当てて説明していきま〜す!


術後に筋緊張が亢進するメカニズム

そもそも一般的に言われている筋緊張とは…
・持続的に生じる筋の一定な緊張状態
・不活動時の不随意なわずかな収縮
・他動伸張時の抵抗感

こんな感じだったりします。

では術後の筋緊張亢進するメカニズムは…

三輪研究会より引用

上図をザックリお伝えすると…

術中の侵襲による侵害刺激が生じる

防御性収縮が生じ、交感神経優位へ

代謝産物産出、血管内圧が亢進

血流停滞・代謝産物の蓄積へ

このメカニズムを考えると、術後の筋力低下が生じる理由は

1次性:筋緊張異常、疼痛による筋力低下

2次性:筋収縮機会の減少、代謝亢進に伴う筋力低下

と2つの理由で筋力低下が生じていると考えられます。

そのため、筋緊張をコントロールしていくためには、
血流が停滞すること代謝産物が蓄積すること
問題となるケースが多いです。

これらを機能面から解決するためには、循環を促すために
反復的 且つ 適度な持続運動が重要となってきます。

筋緊張 or 筋短縮どちらの問題なのか?

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