長めの独り言【Vtuberのおかげで「アイドル」への抵抗が無くなった】編

先日、「アイドルマスター」のアニメを観た。

デレマスやSideMなどはまだだが、とにかく最高だった。ラスト5話近くはもう泣くわ拍手するわ呻き声をあげるわ、同席(同時視聴)していた先輩(この先輩は既にアイマスを観ている)もやや引いていたかもしれない。ただ、今回話すのはアイマスの話では無い。アイマスの話もしたいが、それはそれでとても長くなるのでまた別の機会を設けたい。

ともかく、ここまでアイマスにハマったシミズだが、この事を仮に、1年前のシミズに話したとしても信じてはもらえないだろう。シミズはつい1年前ほどまで「アイドル的」コンテンツにハマれない人間だったのだ。

そんなシミズに転機が訪れたのは去年9月頃。なんの気なしにYouTubeに流れてきた「月ノ美兎」というVtuberのまとめ動画。

めちゃくちゃ面白かった。その時は「月ノ美兎委員長」(以後「委員長」)に対して、「アイドル的」な良さを見出していた訳では無い。委員長のサブカル的センス、シンプルな動画のおもしろさに魅力を感じていた。

そうして委員長の動画を追いかけていたある日、アシスタント先の先生との世間話で、自分がVtuberにハマっている事を話した。あわよくば先生も沼に沈めてやろうという魂胆だ。結果を言うと、沈めようとしていた人が「既に沼の底にいた」という感じだ。勧めるつもりが、むしろ勧められた。勧められまくった。こうしてシミズが沼の奥深くへ潜航していく事は言うまでもない。

そんなこんなで訪れた委員長の「誕生日配信」。その時、初めて配信をリアルタイムで視聴した。委員長、そしてそれを推す同志達と同じ時間を過ごせたことが本当に嬉しかった。その時あたりからだろうか、委員長に対して抱く感情が「面白いコンテンツ」ではなく「存在してくれるだけで嬉しい存在」になったのは。

そうした日々が続き、委員長に抱いていた「推し」の感情を他のVtuberにも抱く。平たく言えば「推し」がどんどん増えていったある日。「鷹宮リオン」というVtuberが3D化する記念でアップされた歌ってみた動画での出来事(3D化について詳しくは説明しないので「祝い事」と認識していて欲しい)。曲名は「ファンサ」。聴いてもらえればわかるが、サビでの「好きになって〜♪」に対してファンが「もっと!!」と合いの手を入れる。シミズが苦手としている、いかにも「アイドルらしい曲」だ。

しかしどうだろう。全く嫌悪感が無い。むしろ鷹宮リオンという1人のVtuberに対し、推して日は浅いものの、「よくここまで頑張ったなあ、、すごいなあ、、!!」という感動さえある。何より可愛らしい。歌唱力とかそういう話では無い。好きな娘が努力の末にたどり着いたステージで力一杯歌っているのだ。嫌悪感など有るはずがないのだ。そしてサビがかかり、鷹宮リオンが「好きになって〜♪」と言う。

「もっと!!!!!」

声は出なかった。しかし確かに、大きな声で、心の中で叫んでいた。その瞬間、理解したような気がした。そうか、「アイドル」というコンテンツはこう楽しむのか、、!と。それから数十分間、鷹宮リオンの「ファンサ」を流し続けた。合いの手を入れ続けた。

まとめ

長々と文章を打っていくうちに、シミズ自身も何を言いたかったのか忘れてきたので、そろそろ締めようと思う。今回の話を読んだ人がいて、その人に伝えたい事があるならば、それは「Vtuberはいいぞ」でも「アイマスはいいぞ」でもない。いや、正直この2つを推したいし、別個に記事を書きたい。でも今回は違う。

それは【「コンテンツの楽しみ方を知る」事の大切さ】である。

皆さんもきっとあると思う。「なんか生理的に受け付けないな〜」というコンテンツ。それはそのまま受け付けないままでも良いかもしれない。アレルギーと一緒でどうしても無理なモノはあるし、そこは強制することではない。

重要なのはよく知らないままで、もしくは少し触れてみただけの状態でそのモノを判断してしまうのは少しもったいないのではないか?という事だ。先入観が邪魔をしたり、「楽しみ方」が分からないだけでそのコンテンツを知った気になってしまうのは悲しいのだ。

ただ、「コンテンツの楽しみ方」を知るタイミングは人それぞれで、コンテンツに触れた瞬間理解できるモノもあれば、一旦離れてみて、数年後に急に理解するモノもある。(シミズのアイドルがそうだったように。)なので、皆さんは何か新しいコンテンツを知った時、その時ハマらなかったとしても、いつかハマれるように、そのコンテンツにネガティブな先入観を持たず「いつかこのコンテンツが楽しめればいいな」なんて思って過ごせれば、より豊かな人生を過ごせるのでは無いかと思う。

今回は長々と「結局何の話だ?」と言われるような独り言を書いてしまった。読んでくれた方がいるなら、長いことお付き合いありがとうございました。

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