女子中学生とおじさんのデート
そうそう。昔ね、多分この頃からおじさん好きというか風俗で働く小さなきっかけになってたんだと思うけど、
中学1年生の頃、朝と夕方の登下校の挨拶で知り合った40代のおじちゃんとご飯友達になったことがあって。
見た目はいかつい、ケツメイシの吉田大蔵さん似の人やったんよね。目の表情が優しくて懐きました。
あそこにある施設に住んでるねん。と伝えたら、こんな元気で可愛い子が施設に居るんかぁ。なんかショックやわぁって言ってくれたのを覚えています。
あ、今は福岡に居るけど元は関西です。実家は奈良の吉野で、施設は京都だよ。
そのおじさんに、ご飯は食べれてるんか?って心配されて、ご飯は美味しくないねん!マヨネーズとか酢の物と魚ばっかりで、お肉なんかめっちゃちっこいし!なんて文句を言っていました。笑
それで、「なら、おっちゃんが菜央ちゃんの食べたいとこ連れてったげる!」というような仲になったのです。
蟹を食べたり、お肉を食べたり、定食屋さんでご飯をしたり。何の話をしてたのかはさっぱり。
おじさんに電話するーって施設の職員さんに伝えたことで、関わるの辞めなさいって怒られて以来、関われなくなったことをふと思い出しました。
別々で暮らしていたお姉ちゃんにも、おっさんなんかキモい人ばっかやし関わるの辞めや!って怒られてました。
美味しいご飯…食べさせてくれたのに。なんてちょっと悲しくなったのを覚えてます。
登下校の時にも、おじさんにそういう理由で関わったら周りの人に怒られるって伝えて、そう思われてしまうのは仕方ないから関わるの辞めておこか。となりました。
今思えば、私の中にある父性愛を求める気持ちでおじさんと関わったのかなぁ?なんて思う訳です。
そう思うと無意識に父性愛を風俗で働く中でも求めていたのかもしれないですね。
知り合いに会ってしまうことを考えると外食を嫌がる風俗嬢は多いかもだけど、
プレイ時間内でご飯を一緒にするお客さんには特に懐いていたので、一緒に過ごす時間に癒されていたんだろうな。
そんなことを思い出していた今朝に、18年ぶりに覚えていた番号に電話をしてみたら、懐かしい声が聞こえてきました。
菜央ちゃんか!久しぶりやな。なんや名字変わったんや。結婚したんやな。前はYやったやろ?と、想像していた以上に私のことをしっかりと覚えてくれていました。嬉しい。
周りは心配してくれて、逢うことを止められたけれど、当時はそれで良かったと思うし、ご縁があれば誰でもまた逢えるようになっていると思います。
でも、周りの言葉よりも自分の経験が自分らしさでもあるし、経験があってこその正しさだから、関わりたい人や逢いたい人は自分だけにしか決められないので好きに決めて良いと思うんです。
未成年だと確かに判断が難しいけれど、頭ごなしに否定されると子どもの自信を奪ってしまったり、人間不信に繋がりかねないので、
連絡先だけは忘れないように覚えておくと、いつかどんな人と逢っても許される時期が来るから、その時にまた逢えると良いねと、伝えられるような大人でありたいと思います。
逢いたい人に逢う人生をみんなが生きれると、もっと優しく楽しく過ごせる気がします。
あなたの逢いたい人は、誰ですか?
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