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令和六年度 フォト五七五 作品展示

この度、金沢文芸館さんにて、
フォト五七五の作品展示を行っています。
7月1日から7月27日まで。
今日は、そちらに出品したものと合わせて、
今年の作品を紹介しますね。

今回の試みの一つとしては、
AIイラストの人物をフォト五七五の作品に組み込むこと。
はじめは、周りの風景もAIで作画したものもあったが、
作品のジャンルが変わりすぎるため、
撮影した写真と合わせた形に戻している。

作品に人物を入れると、自然と
詠まれる言葉が変わってくる。
そこの変化を楽しみたいのもあって、
人物を入れた作品に今回は揃えている。

それでは、一月睦月から、十二月師走まで、
各作品をみていきましょう。


一月睦月は、兼六園の雪吊り。女の子も晴れ着です。
地震のあった今年の正月の写真ではないのだけど、
写っているこの唐崎松の雪吊りは、
いろんな意味で金沢をはじめ、ふるさとを支えていると
感じた。


続いて二月如月。
まだまだ雪もある時節ですが、この寒紅梅はじめ、春の兆しを
感じ始める頃です。
この梅も、兼六園梅林です。白い雪に映える紅は、またひときわ
目を引きます。



そして三月弥生。
この時期の白梅は、また一段と春らしさが出てきて、
柔らかい雰囲気を感じます。
梅の香りがほのかに薫ってくる様子が、女性が通りかかったときに
ほんのりいい香りを残していく様子と相まって詠んだ一句です。
服装が少しずつ春らしくなります。



四月は卯月。
俳句では「花」というと桜のことをいいます。
この桜と菜の花は、文芸館さんそばの浅野川河畔です。
花の美しさ、人物、言葉の調和を感じる、
自分なりのお気に入りの一枚です。



五月皐月。
立夏を迎えて暦は夏になります。
新緑をはじめ、緑は夏を現す言葉になります。
写真は犀川緑地の遊歩道です。
葉っぱの隙間からこぼれる木漏れ日がとても優しく、
通っているだけでイキイキとしてくる
気持ちのよい季節です。



六月水無月。六月は雨など水が多い印象がありますが、
「水無月」といって、水が無い月なんですね。
この紫陽花は大乗寺丘陵公園で撮ったもの。
水や雨から、涙を連想したので、それを詠んでいます。



七月文月。
金沢では、例年七月の終わりに花火大会があります。これは
その時撮ったものですが、花火は撮るのが難しく、この作品の花火は、
静止画で撮ったものではなく、動画で撮った花火を後で見返して、
タイミングのいいコマを切り取って使っています。



八月葉月。
金沢のとなりまちの白山市で、例年「あさがおまつり」という
あさがおの品評会が行われます。
写真はその時の模様です。色とりどりのあさがおが並び、
涼し気な雰囲気に包まれています。



九月長月。
秋に入って、まずはコスモスの出番です。
犀川沿いの町で、コスモスを育てている所があり、
時期になったら沢山のコスモスロードになります。
コスモスというとやはり風に揺れているイメージがあり、
実際いつも揺れています。



十月は神無月です。
秋本番の季節は空が澄んで天高く感じます。
写真は犀川にかかる橋の上からの景色です。
この時期の空は色もとても綺麗で、青色が澄み切っています。



十一月霜月。
紅葉が色とりどりに染まり、ひときわ美しい季節。
散る時にまで美しいなんて、自然の成り立ちはホントに驚きます。
女の子の服装も、季節を追って変わっています。
AIでも、時期を反映してくれるんですね。



さて、やってきました十二月師走です。
何年か前から、片町きらら前に、大きなクリスマスツリーができるように
なりました。このツリー、クリスマスが過ぎると、
雪吊りに変身してもうひと働きするんですね。


こうして、
一年を通して作品を振り返ってみました。
ここまでお付き合いいただき、
ありがとうございます。

フォト五七五の作品が、今後どんな展開をみせるか、
自分でも予知できないものがありますが、
また楽しみながら作っていきますね。
ありがとうございます。



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