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maag EQ4でつかむ周波数別キャラクタ

EQは何となくわかるけど、帯域の数値を言語化をしキャラクタ整理しておく方が後々楽しいと思います。

maag EQ4 のマニュアルに参考にしたい、要点のみの文がありました。
maag EQ4は5つの固定EQと可変AIR帯域をもつEQ。文章は製品の説明で、買う必要はないですが、おそらく近い将来、買いたくなるでしょう。お金がない!って人はフリープラグイン「luftikus」を求めるといいだろう。

SUB (10Hz)

This band controls the ultra-low sub frequencies.
If you need to get rid of some rumbling this is the band to turn down, and if your mix can use some really low kick or bass try increasing this extraordinary low band.
このバンドはウルトラ・ローなサブ周波数だ。もし、ゴロゴロした音を消したければコイツをマイナスにひねろ。キックやベースをマジにしたけりゃ、この超絶ロー帯をプラスにひねるんだ。

40Hz

The 40 Hz band opens up low end in mixes, makes bass drums bigger and electric bass smoother when boosted.
40Hzってのはブーストすりゃ、ベース・ドラムをデカくしてくれる、あとエレキベースなんかも滑らかになるぜ。

160 Hz

Reduce here to make voices less resonant, or add 160 Hz to get that low narrator sound. Cutting 160 Hz on instruments can help bass and bass drum punch through in rock or pop mixes.
ボーカルの共振を取り除いたり、逆にナレーターの声みたいにしたけりゃ160 Hzをいじるんだ。ロックやポップスのMIXでは、160Hzカットでベースドラムのパンチスルーに使えるだろう。

650 Hz

Boosting this band on vocal tracks will make them become better understandable, cutting 650 Hz will make them more indirect. On mixes boosting this band will add some power to a mix without making it too aggressiv in the highs.
ブーストすりゃ、ボーカルの明瞭度が上がるし、カットすりゃ奥まらせることができる。MIXではハイを強調しすぎることなく、パワーを与えることができるバンドだ。

2.5 kHz

A very important band to control the bite of vocals,the aggression in rock guitar sounds, or the midrange in general for complex mixes.
ボーカルでこんな重量な帯域はないぜ。ロックギターのアグレッションでもある。そして、複雑なミックスの一般的なミッドレンジでもあるんだ。

AIR BAND® (sweepable frequencies)

Blend some shiny highs to your original signal and hear how almost every signal will open up and benefit from this band.
The higher frequency you select smoother hi-end sound you get.
光沢のある高音を元の信号にブレンドする。ほぼすべての信号がこの帯域からの恩恵を受けるだろう。周波数が高いほど、より滑らかなハイエンドサウンドが得られる。(MAAGEQ4はこのノブが有名)

あと、このMAAGEQ4は、一つのノブの守備帯域(Q)はかなり広めで他の帯域と結構被る。あとアナログモデルだからか、各ツマミは音的に他の帯域にも影響する。
余談だが全体のバランス調整が目的なEQは、ツマミが少ないで済む。
例えば、低域と高域を同じぐらい上げる=中域を下げる、と同じこと。つまり1バンドで済むという事。
このEQ4 は1kHz付近が無いが、1kHzを中心に考えれば、この要点のみの固定5バンド構成が低域のコントロールに長け、高域は範囲を調整できるパンチの利いた1バンドでキメル、という迷うことないアプローチで即効的な思い切りのいいEQだと分かる。

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