DTM チャンネルストリップPlugin評
DTMerの皆さん、こんにちは。まれに激安で配られているチャンネルストリップ。つまりチャンスト。いじると楽しいチャンスト。集めて早しチャンスト。今回はそんなチャンストの話です。集めだしたのは廉価なPlugin Allianceのせいだ。(個人の偏った収集の偏った見解です)
チャンネルストリップが、フィルター、コンプ、ゲート、EQ(サイドチェイン)、サチュレーション、ゲインの音声調整の基本ステップがひとまとまりになっていて便利じゃん、ってことに気が付いたのは、ストックプラグインであれこれ試行錯誤した末。個別になっていないだけに、”ざっくり”とキャラクターを付ける最短のツールとして使ってます。
ABテストして聞き比べとかも試しましたが意味はなかった気がします。合わせようと思う時点で違うし。完全に好み。いじって気分が上がるかどうか。どう感じたか。そのキャラクターを一言でいうとどうなるか試した、という事です。
かき集めたのは以下の精鋭 : (一言評)
SSL NATIVE STRIP2(G/E): 上品。軽い。
AMEK9099: クリスピー
LINDELL 50: 多機能、硬い
LINDELL 80: 存在感サチュ
bx_consol-N: ふくよか
Forcusrite SC: 上質高音Dess効きいい。
bx SSL 4000 E: まとまる。
WAVES SSL4000 E: 素直
WAVES SSL4000 G: ナチュラル
WAVES EV2: 高密度感
bx SSL 9000J: タイト
T-racks British channel: 締まる低音。
T-racks white channel: シュパッ
Fuse Audio VSC-1: きっちり、軽い
面構えも需要ですよね。画像とちょっと詳細加えて、それぞれ見てみましょう。こちらから!
SSL NATIVE STRIP2。9000Kがモデルとのこと。後述の9000Jの次の最新シリーズのようです。定価が高いです。90%OFFセールでゲットする以外、選択肢はありません。独特のタイトさ。高音きらめくパワー。ルーティング分かりやすい。動作軽め。
AMEK9099。Rupert Neve-Designed Amek9098i をモデルにしたとのこと。実機はコンサルタントとしてRupert Neve氏が関わった。機能盛り込み細かい調整も可能。音はクリスピーで高音をとにかく気持ちよく変化させます。ドラムのバストラックに突っ込めば、タイトでシャキッシャキ、パツパツのノリを生み出す感じでした。自分は。コンプ独自のHPFあり。
LINDELL 50。API系でWAVESと聞き比べてたんですが、別物でした。LINDEL 50はワイルドなアプローチながら味薄目に感じました。EQとコンプのモジュールチェンジできて◎。(一方WAVESのAIPシリーズはタイトな重量感がでる感じでした。)コンプのHPF的なNEV.てのがあり。
bx_consol-N。Neve VXSという希少なNEVE系ということです。ふくよかにEQがかかる気がします。ボーカルがいい感じにはまったあ~。高音が嫌味が出ずに全体に厚みがかかる。複数のトラックチャンネルで使って独自の統一感をだすと良いよ、とマニュアルに書いてあったの試したら、その通りでしたよ!あ、ドラムも結構なファットになります。
ForcusriteSC。聞いたことあるようなキャラクター。高音も上品な味がつくきがします。効きの良いDe-Essが使える。コンプにアタックが付いてる。
Lindell 80 見た目はちと不便だけど音の存在感が凄いです。迫力でます。NEVE系の名作と言われているようです。操作はマニアな癖強い
ファットなアナログ感のコンプと生きのいいバンドEQ。
bx SSL 4000 E: 数多あるSSL 4000 Eモデルですが、braiworx のこれ、とにかく気持ちよくまとまる不思議。WAVESのよりコンプの機能は多め。EQタイプも茶(やわらか)黒(ロック向き?)があるんだけど、ポイントが全然違う。
バンドルで買ったWAVES SSL4000(E/G)。有名。TypeGはEQのQ幅がGAINと連動して聴感上自然に聞こえるQ値になるとか。癖が無い。CPU使用率も軽い。
WAVES SSL EV2 密度感がある気がする。アナログボタンもけっこう変わってくるしサチュ的な調節もできる。SPIT、SCなどのルーティングも使いこなしたいなあ。EQタイプ選べてブラウンはよりナチュラルな広いQ。CPU使用率は重め。コンプ独自のHPFなし。
PAがバカみたいに安くするもんだから買いました。90年代のヒップホップサウンドを支えたとかいうモデルである9000Jは前述の9000Kの一つ前のシリーズのようです。ハイレゾ意識した感じでしょうか。ローもよく出る、比較的ハイが幅広できつめかもしれません。EQとコンプ効きがよい印象。DYN SCと組み合わせると面白いかも。それにしてもルーティングが良く分からん。
SSL SL 4000を模したと言われている。 T-racks 独特の締まりがある。white channelに比べれば重心高めだけど、低音が輪郭でる。いつの間にか入っていたが、コンプがタイトにしまる。なかなかいい。
MSとLRが選べる。t-racksは愛用者だけど、独特のコシュウ!って味する。
XL 9000 Kをモデリングしたといわれている。これもいつの間にか入っていたが、独特の締まりがある。やはりコンプがタイト。いずれもシュパッとする。British channelに比べてより重心低め。MSとLRが選べる。
ブラックフライデーセールでゲット。Fuse Audio。開発者はbrainWaxやblackroosterなどで活躍し独立して会社起した人のようです。動作軽い。プリアンプのキャラクターが楽しい。
PURAFILD。滑らかさもある。操作しやすいSTEP式。コンプない。オートゲイン付き。安い。音カッコイイ乾く印象です。
以上です。よくも集まったもんだ。
アナログEQはきっと大胆なEQができてるはずです。そもそも波形が揺らいでたり、右と左で微妙に違ったり、つまみをひねった時の変化が個性的だったり、デジタルにないアプローチで面白いですね。
セールではないと使わなかったチャンスト。個性的だからこそファンも多く好みも分かれる嗜好的なツールは、使いこなす面白味にあふれています。いくつゲットできるかな??コレクションしたくなるよね!お気を付けて!
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